関西大学の入試方式別の割合に関しては、全体では一般入試が67.3%、推薦入試が32.6%という結果が出ている。その内、指定校推薦の割合は25.9%との事。
全体の3分の2は一般入試で受験して入り、残りの3分の1が推薦で入ることがわかる。
他の私立大学と比較すると、特に特徴もなく「普通」という印象。
目次
学部別:入試方式別の入学者の割合

学部 | 一般入試率 | 推薦入試率(全体) | 指定校推薦率 |
---|---|---|---|
法学部 | 65.7% | 34.3% | 29.1% |
文学部 | 67.5% | 32.5% | 29.5% |
経済学部 | 60.6% | 39.4% | 37.1% |
商学部 | 54.4% | 45.6% | 41.2% |
社会学部 | 68.2% | 31.8% | 29.0% |
政策創造学部 | 82.9% | 17.1% | 15.7% |
外国語学部 | 84.8% | 15.2% | 9.1% |
人間健康学部 | 58.8% | 41.2% | 28.5% |
総合情報学部 | 58.2% | 41.8% | 36.0% |
社会安全学部 | 69.8% | 30.2% | 26.9% |
システム理工学部 | 79.6% | 20.4% | 14.2% |
環境都市工学部 | 73.8% | 26.2% | 21.2% |
化学生命工学部 | 67.4% | 32.6% | 25.9% |
全体 | 67.4% | 32.6% | 25.9% |
関西大学の2020年入学者の入試方式別の割合は上記の通り。
一般入試には現役と浪人いずれも含まれる。推薦は全員が現役合格者。
関西大学全体では、67.4%が一般入試で入学。推薦入試全体は32.6%、そのうち「指定校推薦」での入学者は25.9%との事。
法学部
法学部は65.7%が一般入試、34.3%が推薦入試で合格した人が入学。指定校推薦の割合は29.1%。
他の学部に比べると、大きな特徴はない。いずれもバランスが取れた比率と考える。
文系の場合だと、偏差値は外国語学部に次いで高い学部。関西大学の中ではやや入るのが難しいところ。
文学部
文学部は67.5%が一般入試、32.5%が推薦入試で合格した人が入学。指定校推薦の割合は29.5%。
こちらも他の学部に比べると、大きな特徴はない。いずれもバランスが取れた比率と考える。
経済学部
経済学部は60.6%が一般入試、39.4%が推薦入試で合格した人が入学。指定校推薦の割合は37.1%。
他の学部に比べると、一般入試が少なめで、推薦入試の入学者が多め。
指定校推薦組も、全体の4割近くに到達し、関関同立などの私大の中でも多い印象。
商学部
商学部は54.4%が一般入試、45.6%が推薦入試で合格した人が入学。指定校推薦の割合は41.2%。
他の学部に比べると、一般入試が大幅に少なめで、辛うじて半数を少しだけ超える程度。推薦入試の入学者が大幅に多め。
関西大学の中では最も推薦組が多い学部である。
指定校推薦組も、全体の4割を超える。関関同立などの私大の中でも特に多い印象。
社会学部
社会学部は68.2%が一般入試、31.8%が推薦入試で合格した人が入学。指定校推薦の割合は29.0%。
こちらも他の学部に比べると、大きな特徴はない。いずれもバランスが取れた比率と考える。
政策創造学部
政策創造学部は82.9%が一般入試、17.1%%が推薦入試で合格した人が入学。指定校推薦の割合は15.7%。
他の学部に比べると、やや一般入試が多く、推薦入試が少なめな傾向。
外国語学部
外国語学部は84.8%が一般入試、15.2%が推薦入試で合格した人が入学。指定校推薦の割合は9.1%。
他の学部に比べると一般入試が大幅に多い。推薦入試はわずか15%程度にとどまり、指定校推薦に至って1割を切る。
関西大学の中では最も一般入試の割合が大きい学部であり、さらに偏差値が最高の学部でもある。
人間健康学部、総合情報学部
人間健康学部は58.8%が一般入試、41.2%が推薦入試で合格した人が入学。指定校推薦の割合は28.5%。
総合情報学部は58.2%が一般入試、41.8%が推薦入試で合格した人が入学。指定校推薦の割合は36.0%。
いずれも一般入試が少なめで、推薦入試が多め。
社会安全学部
社会安全学部は69.8%が一般入試、30.2%が推薦入試で合格した人が入学。指定校推薦の割合は26.9%。
こちらは他の学部に比べると、大きな特徴はない。いずれもバランスが取れた比率と考える。
システム理工学部、環境都市工学部、化学生命工学部
システム理工学部は一般入試が79.6%、推薦入試が20.4%。指定校推薦の割合は14.2%。
環境都市工学部は一般入試が73.8%、推薦入試が26.2%。指定校推薦の割合は21.2%。
化学生命工学部は一般入試が67.4%、推薦入試が32.6%。指定校推薦の割合は25.9%。
いすれも理系の学部だが、システム理工学部と環境都市工学部は一般入試が多めで、文系の学部よりもやや推薦の割合が小さい。
化学生命工学部は文系の学部とほぼ同じで、推薦の割合が若干多め。
各学部の傾向

続いて、関西大学の各学部の入試方式別の入学者の割合の傾向について考察。
結論を言うと、文系の方が理系よりも推薦入試での入学者が占める割合が大きい。
文系

文系学部はどこの学部であるかによって大きく異なる。
商学部、人間健康学部、総合情報学部は一般入試で入学した学生の割合が6割を切る。
特に商学部は、指定校推薦の割合が4割を超える。概ね2人に1人は指定校推薦で入った状態に近い。
経済学部も同じく指定校推薦の割合が高く、全体の3分の1以上がこれに該当。
法学部、文学部、社会学部は一般入試が3分の2、指定校推薦は全体の4分の1ほどにとどまる。
最も一般入試が多いのが外国語学部。約85%がこれに該当し、推薦の割合は15%のみ。指定校推薦は1割を切る。
理系

理系の学部は文系学部に比べると一般入試の割合がどこも高め。
最も一般入試の割合が小さい化学生命工学部でも、全体の3分の2は個別入試またはセンター利用(共通テスト利用)で入学。
指定校推薦は25%程度にとどまる。
システム理工学部、環境都市工学部はさらに一般入試の割合が大きく、特にシステム理工学部は約8割が一般。
入試方式別の人数データ
学部 | 一般 | センター利用 | 自己推薦 | AO | 指定校推薦 | 全体定員 |
法学部 | 405 | 65 | 12 | 25 | 208 | 715 |
文学部 | 450 | 70 | 13 | 10 | 227 | 770 |
経済学部 | 400 | 40 | 12 | 5 | 269 | 726 |
商学部 | 365 | 30 | 27 | 5 | 299 | 726 |
社会学部 | 460 | 80 | 12 | 10 | 230 | 792 |
政策創造学部 | 235 | 55 | 0 | 5 | 55 | 350 |
外国語学部 | 125 | 15 | 0 | 10 | 15 | 165 |
人間健康学部 | 162 | 32 | 32 | 10 | 94 | 330 |
総合情報学部 | 280 | 40 | 12 | 20 | 198 | 550 |
社会安全学部 | 156 | 36 | 4 | 5 | 74 | 275 |
システム理工学部 | 329 | 70 | 21 | 10 | 71 | 501 |
環境都市工学部 | 197 | 43 | 9 | 7 | 69 | 325 |
化学生命工学部 | 201 | 33 | 15 | 8 | 90 | 347 |
東京都江東区在住。1993年生まれ。2016年国立大学卒業。主に鉄道、就職、教育関連の記事を当ブログにて投稿。新卒採用時はJR、大手私鉄などへの就職を希望するも全て不採用。併願した電力、ガス等の他のインフラ、総合商社、製造業大手も全落ち。大手物流業界へ入社。
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