花王の新卒採用の倍率は50~100倍、職種別の就職難易度も考察

花王

花王の新卒採用の倍率は技術系総合職が約50倍、事務系総合職が約100倍と推定。就職難易度はそれぞれ「かなり難」「最難関」に該当。

採用人数はここ数年は50~100人前後。化学メーカー上位勢の中では多くも少なくもない普通の人数だが、製造業としては少ない人数。

化学・素材メーカーの中でも知名度が高く、製造業全体でもトップクラスの就職先人気度を誇る。「自然と調和するこころ豊かな毎日を目指して」でお馴染みのテレビCMを放映する会社ということもあって、100%誰もが知っている会社という点が大きく影響。

書類選考では応募者の大部分は落とされると思われ、さらに1次面接から最終面接まででも残りの半分以上は落とされ、内定を獲得するのは相当難しい。


職種ごとの就職難易度

職種 難易度(満5点) 推定倍率/レベルの目安
技術系総合職 ★★★★★ 50倍、かなり難
事務系総合職 ★★★★★+ 100倍、最難関

花王の技術系総合職、事務系総合職の新卒採用の就職難易度はこのような形になる。いずれも大卒・院卒向けの「総合職」に該当する。

化学・素材メーカー上位勢の各企業と事情はほとんど同じ。何か突出した特徴はない。

事務系、技術系いずれも応募者が大幅に過剰になる。第一志望する学生が多く、化学メーカーの中でも特に入社が困難なのは間違いない。

《参考:<偏差値表>化学・素材メーカー業界の就職難易度をランキング化

技術系は倍率50倍、難易度は「かなり難」

就職難易度が「かなり難」の技術系

花王の理系を対象とする技術系の就職難易度は「かなり難」。倍率は約50倍程度と推定。研究職、生産技術職いずれも同じ。

技術系は公式ウェブサイトでは「化学・材料科学・物理系 化工・プロセス系 生命科学・薬学系 機械系、電計・情報系」といった専攻分野の指定がある。

基本的に理学部、工学部、薬学部、農学部のいずれか、またはそれに準ずる専攻分野。

書類選考から面接まで、工学部や理学部などの理系の学部学科に所属するという特定のグループに該当する学生の中での競争になる。

対象者が上記のように限定されることで、文系の事務系のように不特定多数の学生間での競争にはならない。

とはいえ、会社名や事業内容を考慮すると、就職難易度は「かなり難」、倍率はおよそ50倍が目安と判断。

応募者数は最大でおよそ3,000人くらいになるのではないかと考える。正式なデータこそは非公開だが、会社説明会への参加状況、知名度、事業内容を考えると、これくらいが妥当な数値と判断。

なお、花王では理系限定で「学校推薦」の制度が使える。自由応募とは違って、教授の指名があることで内定獲得がしやすくなるのは確か。

ただし、学校推薦を使っても不採用になる学生が大勢いる。内定がもらえる保証はどこにもない。

事務系の倍率は100倍、難易度は「最難関」

倍率およそ50倍と見込まれる事務系

一方の文系を対象とする事務系の就職難易度はもはや「最難関」。倍率は約100倍と推定。理系の技術系とほぼ同じと考える。

応募者数は2,000~3,000人程度になるのではないかと推定。同様に、正式なデータは公表されていないものの、会社規模や知名度、業界の性質を考慮すると、これくらいになると推測。

募集の対象とする専攻分野は「全学部全学科」。募集要項には特に何も記載されていない。

しかも応募方法は「自由応募」のみ。このような条件により、文系を中心に不特定多数の学生がエントリーしてくる。

実際に応募してくる学生の所属学部は法学部、経済学部、文学部、社会学部、教育学部、商学部、総合政策学部、外国語学部などだが、これらだけでもかなりの数になる。

化学メーカーの中でも最も知名度のある会社であり、文系は特に専攻分野に関係なく就職活動を行うこともあって、化学業界には一切興味関心がない学生も多数応募。ゆえに、就職難易度と倍率は極めて高い数値になる。

こうした事情から、花王の事務系の倍率は100倍と推定。就職難易度は「最難関」との表現が妥当と判断。

他社と比較して

花王は、化学メーカーでは最上位ではないものの、知名度は最上位に君臨すると言っても過言ではない。

三菱ケミカル、住友化学、三井化学、旭化成などと比較しても、特に日用品を手掛けていることもあって、大学生によっても馴染みがある。

ゆえに、エントリーしやすい環境下に置かれる。内定獲得は相当難しく、運が良かった学生だけが入社できる感じのところだろう。

参考:花王の採用大学を公開! 学歴フィルターの事情も考察

化学メーカーとして

就職難易度が特に高い化学メーカー

花王は化学メーカーと見なされることが多い。就職難易度の面では下記の企業が類似する。

  • 三菱ケミカル
  • 住友化学
  • 三井化学
  • 信越化学工業
  • 旭化成
  • 帝人

いずれも花王を応募する学生たちの併願先となりやすいところ。

就職難易度と倍率は、前述のように花王がこれらを上回る。

三菱ケミカルは「三菱」、住友化学は「住友」、三井化学は「三井」という名称が付いているように、財閥系の化学メーカーも非常に人気だが、大学生に馴染みがあまりないのも確か。

就職市場では、第一志望としたいところは花王と考える学生が多い印象。

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