<考察>高学歴なのに低収入な人たちの原因はここ!

低収入

高学歴なのに低収入な人たちにある原因とは、就職での失敗、学力以外の能力そのものの欠如、仕事への不向き、非現実的な夢を追いかけている点などが挙げられる。

ここでの「高学歴」とは大卒・院卒の中でも特に偏差値が高い難関大学を出ている人のことを指す。

平均年収で見れば、このような高学歴なら中卒・高卒・短大卒・高専卒のみならず、偏差値が低い大学よりも高い。しかし、この傾向とは合わない人もいる。


高学歴なのに低収入な主な原因

主な理由 詳細な内容
就職で失敗 給料体系が低い企業へ就職。年収が良好な就職先を選択しなかった、またはできなかった。
能力がない コミュニケーション能力などをはじめ、仕事で必要な能力がない。
仕事が向いていない 人物・性格的に仕事に不向き。営業に向いていないのに営業職など。
夢を追いかけている 卒業後もバンド・芸能界・YouTuberなどを目指し続けている

高学歴であるにも関わらず低収入な人に当てはまる原因は上記の4つ。

大学までなら「勉強ができるかどうか」こそが各個人を評価する方法だが、就職後となれば「年収がいくらか」こそが評価の対象になりやすい。

参考:【階級別】年収の目安とは!? レベル別に収入を偏差値化してみた!

就職で失敗

大学生の就職活動

就職で失敗したというのが原因の1つ目になりやすい。

直接的な理由は、年収が低い企業への就職。これはさらに2つのパターンに分かれる。

1つ目は、そもそも年収が高い企業へ自ら選択しなかった点。基本的に難関大学であれば就職先として選ぶのも大手企業かつ年収が高いところ。

中小企業へ就職する人も少なくはないものの、年収が一定はある企業へ就職するのが基本で、給料が安い企業へ就職するのはほんの一部だけ。

給料が高い就職先へ行ける人が高学歴では多いため、結果的に平均年収も高めで推移する。

2つ目は、本当は年収が高い就職先へ就職したかったものの、面接等で落とされ続けてしまって、給料が低いところにしか就職できなかった不本意なパターン。

数十社もエントリーして面接までは進んだものの、採用側から「是非いっしょに働きたい」とは思われずに不採用となってしまい、それ以上いいところから内定がもらえなかったという内容は珍しくない。

>>高学歴なのに就職できない人の特徴! 致命的な理由はこの4つ

能力がない

能力(スキル)がない高学歴

能力がなければ収入も伸びない。

具体的な能力は職種や業務内容によって異なるものの、以下はどんな場合でも原則必須。

  • コミュニケーション能力(特に報告・連絡・相談)
  • 仕事への積極性

この2点は最低でも必須で、ない人だと周囲からの評価が下がってしまい、たとえ高学歴でも年収は低めになってしまう。

高学歴とはいっても、それはあくまでも学生時代に勉強ができたということに過ぎない。

大学または大学院卒業後は学力ではなく仕事の出来具合こそが重要。それが不足すると高い年収は獲得できない。

勉強ができない人が東大・京大には入れないのと同じ。

>>共通点は4つ! 高学歴なのに仕事ができない人の特徴とは!?

仕事が向いていない

向いていない仕事

そもそも仕事に向いていない場合はなかなか昇進ができず、収入も伸び悩みやすい。

「営業に向いていないのに営業職に所属する」

「設計が不得意のに技術職に所属する」

「書類作成が苦手なのに事務職に所属する」

どんな人でも適材適所というものがある。自身の仕事に向いていない場合だと、その仕事に熱が入ることもない。

ゆえに仕事でのパフォーマンスが上がらず、いつまでも低収入のままに陥ってしまう。

夢を追いかけて続けている

YouTuberを目指す人

高学歴なのに低収入な人達でも見かけるパターンが、大学卒業後も何か特定の夢を追いかけ続けている点。

会社で昇進すること、何かの資格を取得すること、独立して起業することなどなら特に問題はない。

問題があるのは、バンド、俳優・女優・声優・芸人などの芸能界、YouTuberなどを目指している場合。

いずれも狭き門でほんの一部の人しかなれない身分。

大学に在籍中であればまだ問題はないが、卒業後も定職には付かずに目指している場合はかなり危うい。

人生を棒に振る行為になるかもしれないが、何よりも安定したまとまった収入がない。

せっかくの高学歴を無駄にしてしまう例であり、一生低収入のままになるリスクがある。

主な事例

続けては、高学歴なのに低収入な人生に入ってしまった事例を取り上げる。

高学歴の代名詞ともいえる東大卒、京大卒の2つ調べてみた。

事例その1:京大院卒なのにゴミ収集

  • 最終学歴:京都大学大学院 博士課程修了
  • 経歴:他大学で非常勤講師+ゴミ収集アルバイト
  • 年齢:30代前半

京都大学大学院で博士課程修了Aさんは母校以外の別の大学で非常勤講師として働く傍ら、ゴミ収集のアルバイトを行う。

理由は非常勤講師では1か月の収入が6万円しかないため。

ここに資料代、研究費、その他経費はほとんどが自腹のため、これだけの金額では生活できないため、やむを得ずゴミ収集を行う。

まとまった収入がない理由は、博士号取得でも大学教授のポストに空きがないため。

今回の事例はどちらかというと夢を追いかけているパターン。狭き門への道を歩み進んでいることにより、非正規労働者の月日が長くなり、将来が不安定なのが現状。

学歴こそは高学歴だが、年収の面では低収入と判断せざるを得ない。

出典:NEWSポストセブン「高学歴プア 東大院卒就職率56%、京大院卒はゴミ収集バイト」、2013年1月10日掲載

事例その2:東大卒なのに日雇い派遣

  • 最終学歴:東京大学文科三類 卒業
  • 経歴:新卒で大手商社へ就職→中堅商社へ転職→会社倒産→日雇い派遣
  • 年齢:30代半ば

東京大学文科三類を卒業したHさんは日雇い派遣で何とか生活。

大学卒業後の最初の就職先は大手商社(三菱商事、住友商事、三井物産などと思われる)。

しかし、実際に働くと仕事で上手くいかず、入社3年で退職し中堅の商社へ転職した。

2社目の職場は比較的穏やかな環境だったものの、入社9年目に倒産し解雇。

現在は日雇い派遣として工事現場で作業員として何とか働いている。

かつては大学受験と就活で熱意を持って頑張ったものの、努力することの熱意はすっかり冷めてしまったとのこと。

今はもう仕事を頑張れる気力がなく、東大卒という高学歴の面影が全くない。

月間SPA「東大卒で年収220万円。高学歴プアの実態」、2015年9月29日掲載

文系・理系の違い

文系・理系

文系・理系では事情が異なるものの、どちらも高学歴なのに低収入な人たちは存在。

「仕事が向いていない」「夢を追いかけ続けている」は文理関係ない。

文系は低収入が多め

文系

ただし、より低収入な高学歴が多いのは文系の方。

日本国内の文系・理系の比率で圧倒的に文系が多いこともあるが、仕事内容が限られてしまうことが影響。

民間企業では文系=営業という事例も多数あることもあって、それができずに仕事を辞めて収入が不安定状態になる文系出身者が少なくない。

>>文系出身者の営業職の割合とは!? 民間企業では約70%にも?

理系も低収入は確かに存在

理系

理系の場合は比較的収入が安定している人が多め。

とはいえ、技術職が向いていない人はその例外に当たる。仕事を辞めてしまえば低収入な高学歴の仲間入り。


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