やはり高学歴でも「コミュ障」だと社会で大苦戦

コミュ障

高学歴でも人と話すのが苦手な人(俗に言うコミュ障)は社会では色々と苦戦する。

就職からその後の仕事で様々な問題になりやすい。一般的な人と比べてコミュニケーションに支障が出るだけで評価が下がってしまう。

※ここでの高学歴とは、大卒・院卒で難関大学を出ている人のことを指す。


就職で苦戦する高学歴なコミュ障たち

高学歴×コミュ障の就職での苦戦事情
ES(書類選考)は大学名で通過しやすい
一次面接で不採用

大学までなら、世間一般での評価の対象は「勉強ができるかどうか」で決まる。

学校の成績も勉強ができる人ほど高い評価になるように、学生時代までは勉強の出来具合こそが評価の対象。

受験でも学力が高い人ほど難関大学に合格できる。

こうした事情から、学生を対象とした場合は最終的に「どこの大学ですか?」の答えで評価が確定する。

しかし、就職活動に入るとそれだけが評価の対象ではなくなり、「人間としての総合力」が高い人が評価される。

参考:コミュ障の定義~特徴は全部で6つあり

ESは余裕で通過

学歴フィルターの仕組み

難関大学に在籍する高学歴な学生だちは、就職活動では序盤はどんな人物でも比較的恵まれた環境にいる。

大手企業へエントリーした際でも、大学名だけで書類選考は通過できるパターンが多い。

>>就職の「学歴フィルター」、大学名でのボーダーラインの基準とは!?

コミュニケーション能力に欠ける人物であっても、ESの審査はそれとは無関係。

難関大学に合格したとして勉強ができて優秀だと判断され、面接選考まで進める。

もし、ESの段階で不採用になった場合でも考えられる理由は人物面ではない他の内容。例えば、志望動機、学生時代のエピソードの内容、文章力、学部学科、出身地など。

面接で一瞬にして不採用

面接

書類選考を無事通過した後は、高学歴かどうかはもう関係なくなる。

ここからは「どこの大学に在籍するか」を意味する学歴ではなく、「どんな人物か」という人物面が重要視される。

当然ながら、コミュニケーション能力が高い人の方が人物面での評価が高い。

意思疎通の能力が不足するだけで人物面でマイナス評価となり、一瞬にして不採用になってしまう。

表現力不足

就職活動の面接では、自分の意見や事象を言葉で説明することが求められる。

営業職や販売職では他人と話すことが9割といったも過言ではないが、それ以外の職種でもコミュニケーション能力がなければ、仕事を円滑に進められない。

面接では「どんな人物か」を採用側が判断する機会のため、学生は丁寧に説明してこそ内定がもらえる。

これが困難なコミュ障ではかなり高い確率で不採用になってしまう。

一緒に働きたいとは思わない

企業側が採用したい学生とは、「是非いっしょに働きたい」と思う相手。これがどんな業種のどんな企業でも同じはず。

その判断基準は各社によって様々だが、コミュ障を雇いたいと思う企業は皆無なのが現状。いっしょに働きたいと思う相手にはならない。

どんなに不人気企業であっても、可能な限りはコミュニケーション能力が最低限は整っている学生を採用したい。

無能と判断されやすい

面接で十分に説明する能力がない人だと、たとえ業務遂行のための能力があったとしても評価が下がってしまいがち。

特に面接は学生と採用担当者が初めて対面するケースがほとんど。

学生からの発言をもとに採用担当者は「有能」「無能」を判断するが、ここで十分な言葉による説明がなければ無能と判断せざるを得ない。

報告・相談ができない

ビジネスの基本ともいえる「報・連・相」。「報告」「連絡」「相談」の略称を指す。

どんな企業でも部下から上司への報告・連絡・相談に基づいた情報の往来によって、会社全体の業務を円滑に進められるようになる。

このような情報共有が十分に行われないと思わぬトラブルやミスが発生しやすくなる。

コミュ障は名前の通り、このような報告・連絡・相談ができないパターン。採用する側にとっては不都合以外何者でもない。

職種別の重症度

職種

就職後でもコミュ障な高学歴には試練が待っている。

全体的に業務に支障が出るおそれがあるものの、職種によっては極めて重症になり得る。

職種 重症度
営業 かなり問題
事務(総務など) やや問題
技術 やや問題
現業 若干問題

営業

営業職

営業は他人と話すことに苦手意識を持つ人にとっては最もハードルが高い職種。

仮に就職の際に営業職で応募して運良く面接を通過できたとしても、実際に仕事をするには大きな支障になりやすい。

顧客に自社の商品やサービスを紹介する説明する能力が必要。加えて、顧客の要望や要求を理解して上司や同僚に報告する能力が必要。

いずれもコミュ障では欠如することが多く、ゆえに営業職は全く向いていない。

思わぬトラブルの原因にもなりやすい。

総務・一般事務

内勤の事務職

総務、財務、法務、人事、経理などの管理部門の一般事務では営業職と比べるとまだ状況は良い。

それでも、社内での報告・連絡・相談は不可欠な点には変わりない。

さらに、募集人数が全体的に少ない職種でもある。

新卒採用においても、より優秀な人材が見つかれば、能力が乏しいと判断されがちなコミュ障では枠を獲得できないことも考えられる。

技術職

技術職

技術職も「技術営業」でない限りは比較的コミュ障でも状況は悪くない。

ただし、募集対象者は工学部・理学部・情報学部などの一部の理系に限ったものばかり。

特定の学部学科だけを対象とする職種であるが、ここに該当する人ならコミュ障でも救いの手がある。

しかし、そうではない文系だと技術職にはなれない。

人物面はもとより、在籍する学部学科が不一致として不採用になってしまう。

現業職

現場の技能職

現業職とは、製造業でいえば工場の生産ラインでの作業が中心の「技能職」、運送業なら「ドライバー」、建設業なら「現場作業者」を指す。

定義としては「生産、販売、運輸・通信、保守、サービス等の直接業務に従事する職種」とされている。

コミュ障でも比較的問題ない場合もあるものの、今度は高学歴の人が少ない職種。

肉体労働に近いもののため、高卒等の学歴が求められない。

ゆえに、せっかく大学に進学した意味がなくなってしまうのが否定できない。特に難関大学は尚更。

有名企業以外なら若干のコミュ障はOK

なお、コミュ障とは言っても程度の差がある。

若干のコミュ障、つまり人と話すのが少しだけ苦手という場合にはそれほど重大な問題にはならない。

仕事上でも最低限の報告・連絡・相談ができれば、社会人としてはやっていける範囲。

就職活動でも有名企業だと優秀な人材が大量に殺到するため、少しでも言葉による表現力に劣れば不採用確実になるが、そうではない企業なら内定の可能性は十分にある。

企業規模 若干コミュ障学生の就職可否
テレビCMを放映:超有名企業 就職は困難(競争過多のため)
一般的な上場企業:比較的知名度が低い 就職の可能性あり(競争は緩やかなため)
上場企業の子会社:比較的知名度が低い 就職の可能性あり(競争は緩やかなため)
中小企業 就職の可能性あり(競争は緩やかなため)

就職できないのは超有名な上場企業のみ

超有名大手企業

新卒採用において常に買い手市場で人気が高いのは全国的に知名度が高い上場企業のみ。

あまり知られていない企業は売り手市場になりやすい。

上場企業でもテレビCMを放映していなく、特定の人しか知らない企業なだ若干のコミュ障に該当する学生にも望みがある。

文系・理系の違い

文系・理系

コミュ障でも文系・理系では事情が異なる。

コミュ障という点では同じでも、文系にとっては過酷、理系にとっては比較的問題が軽い傾向がある。

文系は致命的

文系

前述の通り、特に営業職では人と話す能力が求められるため、それに乏しい人では仕事に支障が出るが、文系の場合は営業職が多数を占める。

特に民間企業となれば、業種によって多少の差はあれ、文系全体の約70%は営業職または販売職になる。

残りの30%ほどは一般事務などになるものの、全体的な募集人数が少ないため、狭き門でなかなか就職できない。

よって、文系のコミュ障は致命的と言っても過言ではない。

>><問題点>文系でコミュ障はこれだけ致命的です!

理系はそこまで問題ではない

理系

文系と比べて理系のコミュ障はそこまで致命的ではない。

技術職での募集が中心で、聞く・話す能力がすべてではないため。

あくまでも仕事内容のコアな部分は設計・開発・品質管理。最低限の報告・連絡・相談ができれば致命的な問題にはならない。

>>理系ならコミュ障でも多少はマシだが! 弊害を考察

国公立・私立の違いはない

国公立・私立大学

コミュ障かどうかの面で、在籍する大学が国公立大学か私立大学での違いは特にない。

あくまでも違いは考慮されるのは書類選考の段階のみ。

「国公立は大人しいのが基本だからコミュ障でも大丈夫」
「私立大学はコミュニケーション能力がすべて」
といった内容の意見があるが、就職の場では全く関係ない。


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