高学歴なのに「中小企業」へ就職! やはり負け組で許せない!?

高学歴の人の中小企業への就職

高学歴なのに中小企業へ就職するのは許せないという考え方が根強い。どうしても「負け組」という印象が強い。大手企業ではない会社へ入るのはOK・NGなのか考察する。

旧帝大や早慶上智に代表されるような難関大学を出身とする人達が無名の中小企業に就職するのは価値観の面からダメと考える意見は少数派とは言えない。

偏差値が高い有名大学に合格して行けたのなら、就職先も立派な大企業でなければいけないと思いがち。大手こそが「勝ち組」という意見は確かに間違いとは言い切れない。



中小企業に就職は許せないデメリットとは?

偏差値が高い有名大学を出ている高学歴の人が中小企業で働くデメリットとしては、以下の4点がまず考えられる

主なデメリット 詳細な内容
社会的な信用が低い 大手企業=知名度が高くて信用度が高い。中小企業だと社会的な信頼度が低く、そこで働く人もまた大手と比べると評価が下がる。大企業の社員は信用できるという価値観が多いのは確か。
大企業コンプレックス 大手企業で働く知人を職場を比較すると、中小企業で働く自分は負け組かもしれないと劣等感を感じる。特に大手から内定がもらえずにやむを得ず中小へ就職した場合は尚更。
年収が低い 中小企業は大手企業よりも平均して年収が低い。勉強を頑張ってきた過去を持つ割には収入が低いという結果になり得る。
転職が難しくなる 他の会社の中途採用を受ける場合、これまで大手企業で働いてきた場合と中小企業で働いてきた場合では、大手の方が有利にはなりやすい。

ここでの「高学歴」とは、旧帝大をはじめとする国公立大学、早慶上智などの私立大学のことを前提にしている。

参照:どこからが「高学歴」に該当する!? 具体的な基準を分析

学歴と仕事は全く別物という点には一理ある。実際のところ、直接的な関係はない。

しかし、全体的な傾向を見ると学歴と仕事には相関関係がある。そんな流れに逆らって高学歴の人が中小企業に入社すればデメリットが生じやすい。

社会的な信用が低い

中小企業の社会的な信用

大手企業と比べると中小企業は社会的な信用度が低いのは否定できない流れである。

倒産のリスクだけでなく、債務不履行の危険性、事業継続の持続性などにおいても大企業の方が安定して良い。例外はあるとはいえ、全体的にみるとこのようになる。

社員に対する社会的な信用についてもまた同じだ。大手企業で働いている人は社会的な信用が高く、第一印象がまず安定している。

一方の中小企業はどうしても社名があまり知られていないため、第一印象が悪い可能性が上がる。「どんなところで働いているのか」が想像できないため、周囲の人達は職業の内容からは高い評価を下せない。

価値観の問題にもなる部分があるとはいえ、上場企業のような大企業の社員ということが一種の社会的なステータスになる。

住宅ローン、結婚などにおいてもその人の信用度を図る1つの目盛りになる。中小企業だと相対的に信用が低くなってしまうのは目に見えない事実ではないか。

さらに、高学歴なのに中小企業で働いていると、周囲からは「高学歴なのに大手企業に就職できなかった」と判断される思われる根拠を作り出してしまうことにもつながる。

頭がいいのに人間性に問題があるため大企業に入れなかったというようなマイナスの印象にもつながり得る。

>>高学歴なのに就職できない人の特徴! 致命的な理由はこの4つ

大企業コンプレックス

大手企業コンプレックス

大企業で働いている知人がいる場合、職業でその人と自分を比較すると以下のような構図が成り立ちやすい。

  • 大手企業=勝ち組、優劣感あり
  • 中小企業=負け組、劣等感あり

大手企業で働いている人は社会的な信用が高いと判断されるだけでなく、社会において「勝ち組」というイメージが持たれやすい。

中小企業で働いている自分と照らし合わせると、自分が負け組という劣等感を感じる人も結構いる。大企業コンプレックスとも言える現象だ。

自分から何かやりたいことがあってあえて中小企業という道を選んだ人ならこのようなコンプレックスを持つことは少ない。攻めの姿勢で就職したのなら「大企業>中小企業」という構図に対するコンプレックスは脳裏に出てきにくい。

しかし、新卒採用での就活の時期に大手企業の選考をを何社も受けたが不採用で内定が取れず、やむを得ず中小企業へ就職したという人の場合、大手企業に対するコンプレックスは強い。

「自分が就職できなかった大企業」で社会の負け組に入ってしまったというスタンスになってしまうためだ。

大手に入れなかったから中小に就職したという人たちにとってはデメリット以外何ものでもない。

年収が低い

中小企業の年収

平均年収を比較すると大手企業に比べると、中小企業は給料水準が低い。あくまでも全体的な傾向の話ではあるが、どうしても会社の規模が大きいところほど年収が高い。

高学歴というのは学生時代は一貫して勉強を頑張ってきた証である。小学校・中学校・高校・大学にて勉学に励んできたからこそ偏差値が高い有名大学に合格できたのは該当者の全員に当てはまる。

これまでの人生で勉強を頑張ってきたのに社会人になった自分の年収が低い場合、それまで積み重ねてきた学力の恩恵を受けられないことにもなる。

社会全体を見ると、学力と年収は比例する関係が出ている。

中小企業へ就職するとなると年収が低いままで生きていくリスクが上がる。高学歴の人にはデメリットになる。

>>低所得者=頭が悪い! 学力と年収が比例する理由とは?

転職が難しくなる

社会人になってからほかの会社へ転職しようとする場合も、それまで働いてきた職場が大手と中小では難易度が異なってくる。

大手企業の方が中小企業よりも採用される確率が上がりやすい。

その理由はやはり社会的な信用度とイメージの付きやすさだろう。

大手企業で働いてきた人は、しっかりとした会社で仕事をしてきたという印象がつきやすい。社会的な信用が高いことも表す。

どんな会社で働いてきたのかという想像もつきやすい。有名な企業なら事業内容もある程度は予想がつく。採用担当者もわからないという不安が減り、相対的に評価が上がりやすい。

中小企業で働いてきたとなると、もし中途採用で応募しているところの採用担当者が知らない会社だと、色々な面でイメージが付きにくい。

不安が残る部分が大きくなりやすい。信用がその分低くなり、転職がうまくいく確率が下がるわけだ。

転職する場合でも、これまでの経験の舞台が大手企業だった人の方が有利になりやすい理由はここにある。

中小企業を目指すのはNG

中小企業へ就職することの是非

このような背景があることから、高学歴の人が中小企業に就職するのはメリットよりもデメリットが大きいと判断するしかない。

特にどうしてもやりたい仕事や入社したい企業が明確なものでないのなら、難関大学に所属している人が中小企業を目指すのは避けたい。

大企業と比べて社会的な信用が低いのみならず、コンプレックスや年収が高くないというデメリットを後々感じる一因となる。

大学受験では成功した学生の親や友人が、中小企業へ就職するのは「許せない」という考えには一理あるのは確か。

正当な理由がない限りは、大手企業への就職を目指すのがとりあえずの懸命な判断だろう。

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