どこからが「高学歴」に該当する!? 具体的な基準を分析

高学歴の基準

よく「高学歴」という言葉を聞くが、これは具体的にどこからの範囲が該当するのか。その基準について分析してみた。大卒・院卒の中でも国公立・私立問わず難関大学を出た人のことを指すケースが多い。

かつては大卒というだけで高学歴だと判断されていた。高度経済成長期から安定成長期にかけては高卒が主流だったこともあって、大学へ進学することが勉学に熱心である証だったようだ。しかし、それはあくまでも1990年ごろまでの話に過ぎない。

現在では大学進学が基本となったため、大学を出ることだけではもはや学歴が高いという基準は満たせなくなった。そこで代わりに使われるようになった判断材料が大学ごとの偏差値だろう。


高学歴の基準と目安

高学歴であるかどうかの目安は大学別の「学歴フィルター」の基準とほとんど一致する。国公立と私立それぞれで分けてみるとこうなる。

学歴の高さ 国公立大学 私立大学
高学歴 旧帝大 早慶上智
主要都市の国立大 MARCH・関関同立・東京理科大
地方国公立 学習院大、国際基督教大
中学歴 公立単科大学 日東駒専・産近甲龍、成蹊大、南山大
低学歴 該当なし 大東亜帝国・摂神追桃
該当なし その他、無名大学

地方部の公立単科大学や中堅レベルの私立大学からは「中学歴」といえるレベルに突入する。つまり、高学歴であるとは言えない。

さらに、Fランクと呼ばれるような入試で自分の名前を書けば受かる大学は完全に「低学歴」に該当する。

偏差値が低い大学を出ても、一般社会では学歴が高いとは評価されない。むしろマイナスな方向に判断されてしまうことも考えられる。

大卒=高学歴、高卒=低学歴という一概の基準線はもう存在しない。

>>就職の「学歴フィルター」、大学名でのボーダーラインの基準とは!?

どこからが高学歴?

解答…MARCH、関関同立、地方の国立大学から上位レベル

※日東駒専、地方公立単科大学までは「中学歴」

国公立大学

国公立大学のレベル別序列

国公立大学の高学歴の基準

  • 基本的にはすべての国公立大学が「高学歴」
  • 偏差値に関係なく、国内でも学力は上位勢
  • 超大手企業への就職等のみ、旧帝大クラスのみ該当

国公立大学はほとんどの大学が「高学歴」に該当する。

しばしば旧帝大クラスの学校でないと条件をクリアできないとの意見が聞かれるが、高・中・低で判断すると最も上のランクに分類される。

地方の国立大学も「高学歴」の対象

学歴フィルター

受験の世界では確かに難関大学とは言えない地方の駅弁大学でも、日本国内の大学全体で見れば偏差値は高い方に分類される。

少なくとも上位20%くらいにはランクインする。

就職においても「高学歴」の基準を満たすため、ほかの人達と比べて不利になることはまずない。

大手企業での就職などでは「学歴フィルター」と呼ばれる選考基準もあり、こちらは確かに同じ国公立大学でも旧帝大クラスしか合格にならない例もある。

とはいえ、これはあくまでも極端な事例に過ぎない。高学歴の中でも高学歴の人たちを指すものであり、世間一般での評価はここまで厳しくはない。

参照:地方の国立大学でも「学歴フィルター」の基準をクリアするか!?

地方の公立大学は微妙

地方の公立大学

「〇〇県立大学」「〇〇公立大学」のような地方の公立大学は高学歴とはならないという意見もある。中でも単科大学だとこの傾向。

地方の国立大学なら「高学歴」と見なされるのは一般的。しかし、公立大学は微妙なレベル。

偏差値が低い傾向なこともあるが、知名度が低いことも影響する。

なお、東京都立大学(旧首都大学東京)、横浜市立大学、名古屋市立大学、京都府立大学、大阪府内大学、大阪市立大学などは「大都市部の公立大学」であり、今回の地方の公立大学には該当しない。

いずれも難関大学に該当するところでもあり、「高学歴」の対象に入る。

私立大学

私立大学の高学歴の基準

  • 早慶上智、MARCH、関関同立、東京理科大学などが「高学歴」
  • 偏差値によって社会的な評価が大幅に異なる
  • 日東駒専、産近甲龍は中学歴
  • 超大手企業への就職等のみ、早慶上智クラスのみ該当の場合も

一方の私立大学に関しては、高学歴から低学歴まで差がはっきりしている。本当に評価されるのはほんの一部の学校しかないのが現実である。

入試のレベルでも、しっかりと勉強しないと合格できない大学もある一方、名前さえ書けば入れるところもかなり多い。

偏差値40未満は学力水準が低くても入試で合格できるが、こうした大学は「Fランク」と揶揄されることがよくある。

後者はまったく「高学歴」には該当しない。あくまでも前者のような、勉強しないと入れない私立大学に限り学歴の評価がプラスに働く。

早慶上智は完全なる高学歴

私立大学の中で高学歴に該当するところとして、最初に例に出されるのが早稲田大学と慶応義塾大学ではないか。

これに加えて上智大学が最難関私立大学に当たる。

いずれも社会的な評価は最高ランク。

早稲田大学に関しては、最近だと「頭が悪い」「簡単に入れる」といった声が出てきているが、それはあくまでも慶応義塾大学や国立大学旧帝大と比べた場合の話。

「高学歴ではない」と判断されることはまず有り得ない。

高学歴=MARCH、関関同立まで

MARCHと関関同立

早稲田大、慶応義塾大、上智大を筆頭に、MARCH、東京理科大、関関同立の各校までが一般的に「高学歴」に該当する私立大学だろう。

就職の世界では、これらの大学であれば学力が最低でも一定は保証されていると認識される。

学力検査がある一般入試だけでなく、多少勉強ができなくても入学できる推薦入試にて入学した人達も、MARCH、関関同立以上の偏差値の大学ならでは「高学歴」の条件は満たす。

「勉強ができない」人と判断されることはまったくない。

日東駒専、産近甲龍=中学歴

日大、東洋大、駒澤大、専修大を示す日東駒専、京都産業大、近畿大、甲南大、龍谷大を示す産近甲龍は中堅レベルに該当する。

この辺りからは「中学歴」に分類される。あまり高学歴とは判断されない。

決して偏差値が低いわけではない。それでも、入試の時点で高い学力が求められるわけでもないため、社会的な評価で言えば学力が高いとは判断されにくい。

このため、日東駒専・産近甲龍クラスの大学は「中学歴」という表現が妥当。

低学歴はここ

そして、大東亜帝国・摂神追桃の各校では「低学歴」と判断されやすい。ここからは大卒でも世間一般の評価は悪いのは正直な感想である。

大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学、あるいは摂南大学、神戸学院大学、追手門学院大学、桃山学院大学のことを指す。

偏差値が低いという認識は大学受験を経験した人なら何とかく感じるかもしれない。

しかし、こうした見方は出身大学に対する社会的な評価でも同じ。

大学ごとの学力のレベル順で「高学歴」「中学歴」「低学歴」を区別するなら、大東亜帝国・摂神追桃は低学歴と表現になってしまう。

したがって、「どこからが高学歴か?」という質問に対する答えは「MARCH、関関同立、東京理科大から」といえる。

高学歴の判断材料は偏差値だけでない

偏差値以外の高学歴の判断基準

高学歴の判断材料は出身大学の偏差値だけではない。これ以外の具体的な基準は以下になる。

  • 海外留学の経験
  • 保有する資格
  • 学部学科

最近では海外へ留学経験のある人が増えている。日本国内だけでなく、もっとグローバルな視点を持っている点も高学歴の判断材料の1つになるだろう。

保有資格も同じく付加的なな価値を持っていると評価される基準になる。こちらも大卒の中でも学歴が高いとみなされる要因になりやすい。

所属する大学そのもののネームバリューだけでなく、他の人とは違った経験や資格を持つことは付加価値を生み出す。結果的に「高学歴」と同等の評価を獲得できる。

理系・文系の違いそのものも

高学歴の基準

さらに、大学で学んだ分野も判断材料になることも否定できない。学部学科の種類がここに関係する。

「理高文低」の傾向が見られる。理系出身者は専門的な知識を持っているとして優遇されやすい一方、文系出身者は役に立たないことしか学んでいないとして、高学歴とは評価されない例もある。

  • 理系=高学歴
  • 文系=低学歴

中でも日本では理系と文系の違いが大きく注目されやすい傾向が目立つ。

大学という点では同じでも、実務で役に立つか立たないかで優劣が決まってしまう点も高学歴の基準と関係があるわけだ。

参照:高学歴なのに就職できない人の特徴! 致命的な理由はこの4つ

高学歴かどうかが重要なのは30歳まで

年齢別の学歴の重要度

高学歴であるかどうか、あるいは自分の在学または卒業した大学名が大きなステータスを持つのは若い年齢に限った話。具体的に言うなら30歳くらい。

30代以降は、40代、50代も合わせて出身大学などはもはや過去の話。社会的なステータスとしては使えない。

東大卒でも日東駒専卒でも、それだけで何かで有利または不利になるのはかなりレア事象になる。

高学歴の価値は在学中から就職直後まで

高学歴こそが重要な年齢

  • 年齢:18~24歳
  • 身分:在学中、就職活動中(新卒)、就職直後
  • 人物評価:在籍中又は卒業した大学名

大学生であれば、確かに自分の所属する大学の学校名は自分自身の学力を示す判断材料。

偏差値が高い難関大学であるほど、第一印象をはじめ、学生の評価が概ね決まりやすい。

就職でも「学歴フィルター」という言葉があるように、「どこの大学の人か?」というのは確かに問われる。

東大・京大などに在学または卒業したばかりであれば、それは最高の社会的地位であるのは否定の余地がない。

30歳からは学歴より経歴

経歴・年収こそが重要な年齢

  • 年齢:30歳~
  • 身分:社会人
  • 人物評価:これまでの経歴と収入

しかし、就職後しばらくしてからはもう学歴はほとんど意味をなさない。

25歳以降辺りになると徐々にこれまでの経歴(キャリア)が重要になる。

  • 今までにどんな仕事をしてきて、どんな成果を出してきたのか?
  • 他の人たちと違って何が得意なのか?
  • どれくらいお金を稼げるのか?

このような経歴こそは重要になり、一種の社会的ステータスになる。

極端に言えば「年収」が最も重要なステータスと言ってよい。

中年になるに連れて、経歴が重要になる反面、「何大学出身か?」という学歴は大切ではなくなってしまう。

旧帝大・早慶出身者にとっては耳に痛い話であるが、これが世の中の現実である。


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