九州電力の新卒採用の倍率は推定30倍! 就職難易度(職種別)

新卒採用を実施する九州電力

九州電力(九州電力ネットワーク含む)の新卒採用の倍率は全体では30~40倍程度と推定。職種別では総合職のうち、事務系が約50倍、技術系が約30倍くらいと推定。

就職難易度に関しては、事務系が「やや難」、技術系が「ふつう」に該当。

採用人数は全職種で140人前後、内訳は事務・技術それぞれ70人ほど。一方の応募者数は数千人規模になると見込まれる。

業界としてはインフラ企業で、東北地方に拠点を置く企業としては大人気。


職種ごとの就職難易度

職種 難易度(満5点) 推定倍率/レベルの目安
事務系総合職(文系が主流) ★★★★ 50倍、やや難
技術系総合職(理系が対象) ★★★ 30倍、ふつう

九州電力および九州電力ネットワークの事務系・技術系総合職の新卒採用の就職難易度はこのような形になる。いずれも総合職だが、分野ごとに分かれての採用選考。

事務・技術どちらも同じ程度の採用人数だが、日本国内の大学を見ると文系に分類される学部学科に所属する人の割合が高いため、倍率は圧倒的に事務系総合職で高くなる。

一方の技術系は採用人数に対して応募者数は事務系ほど多くはならない。応募する学生が理学部・工学部などに限られることが理由。

事務系は文系全体が応募するものの、技術系は理系の一部のみという限られた学生だけが応募する構図上、倍率が下がる。

とはいえ、大前提としていずれの職種も倍率が高くて競争が激しいのは確か。そもそも人気の高いインフラ事業者の1社であるため、難関に内定が取れるところではない。

事務系は難易度が「やや難」

事務系総合職

事務系の就職難易度は「やや難」。倍率は約50倍と推定。

事務系とは、募集要項では次のように記載されている。

  • 営業
  • 広報
  • 経理
  • 総務
  • 人事
  • 労務
  • 経営企画
  • 情報通信

全学部全学科を対象としているが、応募者の大半は文系の学生である。仕事内容は管理や営業(企画)とほぼ同じと考えてよい。

文系がほとんどとは言え、日本の学生の割合別で見ても文系が全体の7割を占めていることもあり、事務系に応募する人数が多くなるのは避けられない。

こうした背景をもとに考えると、九州電力の事務職の倍率は50倍近くには達すると考える。

人員計画にて採用人数が少なめに抑えられた年だとそれ以上に達することもあるだろう。

応募人数が公表されていないため、正確な数値は不明で実際の数とはかけ離れている可能性もあるが、就職難易度が「やや難」に当たるレベルにはなる。

ただし、技術営業に限っては理系のみの採用になるため、倍率も大幅に下がる。就職難易度も「ふつう」または「やや易」に分類。

技術系の難易度は「ふつう」

技術系総合職

技術系総合職の就職難易度は「ふつう」レベル。倍率は約30倍と推定。

仕事内容は以下の通り。

  • 電気
  • 電子
  • 情報
  • 機械
  • 原子力
  • 土木
  • 建築

募集対象の学部学科に関しては、募集要項に記載されている。

受験単位 専攻学部・学科 配属予定部門
事務 事務 学部学科不問 事務系各部門(営業※、コーポレート戦略、広報、用地、海外事業、総務、経理、資材、燃料、都市開発、人事等)※技術提案営業を除く
技術提案営業 電気・機械工学、建築学など 営業(技術提案営業)
技術 電気 電気・電力・制御・システム工学など 配電、電力輸送、水力、火力、原子力
電子 電子・通信・情報・計算機工学など 配電、電力輸送、電子通信
情報 情報・システム工学、数理学など 電子通信、システム企画
機械 機械・エネルギー・環境システム工学など 火力、原子力
原子力 原子力工学・原子力物理学など 原子力
土木建築 土木工学、建築学、地震工学、地震学など 土木建築
共通 学部学科不問(ただし、上記学科を専攻している者を除く) 配電、電力輸送、水力、電子通信、システム企画、火力、原子力、土木建築

募集要項にて募集対象の学部学科が書かれてあり、文系の学生は残念ながら応募すらできない。

工学部や理学部などの理系の学部学科に所属する学生の中での競争になり、応募できる学生が限られていることもあり、倍率は30倍程度が1つの目安になると考える。

就職難易度は「ふつう」という表現が妥当ではないか。

一般的な上場企業と比べると確かに入社は難しいが、学生が知っている大手インフラ企業の中では低め。

同じく正式データがないため実際の数値とは異なるかもしれないが、背景の事情をもとに考えるとこのあたりが適当かと思う。

他社と比較して

他社との比較

九州電力の就職難易度を他社と比較すると、以下のようにまとめられる。

  • 電力会社では大都市圏よりは簡単
  • 九州地方では人気トップクラス
  • 関西(学生が多い地域)からの応募もかなり多い

九州のインフラ業界ではトップ級

九州電力は電力会社としては、中部電力や関西電力と比較すると確かに入りやすい方。しかし、世間一般の企業と比較すると大幅に難しい。

比較対象になるところといえば、まずは以下の通り。

  • 中国電力
  • JR九州
  • 西部ガス
  • 西日本鉄道
  • NEXCO西日本

いずれも九州地方に住んでいる人であればほとんどの人が知っている有名企業。

中国電力、西部ガス、NEXCO西日本と比べると難易度は高め。JR九州、西日本鉄道、西部ガスと比べると若干低め。

学歴フィルターはある

九州電力では、採用選考では出身大学に偏りは見られる。インフラ企業は特に学歴フィルターが鮮明だが、電力会社も例外ではない。

「学歴フィルター」とは、出身大学で選考での有利・不利が決まる制度を指す。膨大なESを効率よく振るいにかける手段として使われる。

九州電力の採用大学を見てみると、学校名を偏差値別で見てみると以下のような感じになっている。

内定者の出身大学
採用の有無 主な大学
実績あり 旧帝大:東京大・京都大・北海道大・東北大・名古屋大・大阪大・九州大・東大工・一橋大・神戸大

早慶上智:早稲田大・慶應義塾大・上智大

MARCH:明治大・青学大・立教大・中央大・法政大

関関同立:関西大・関西学院大・同志社大・立命館大

上位ランクの国公立大:広島大・岡山大

地方国公立:鳥取大、島根大、山口大、香川大、愛媛大、高知大、徳島大、高知工科大、兵庫県立大、広島市立大、岡山県立大、北九州市立大、九州工業大
少ない/皆無 上記以外の私立大学

>>就職の「学歴フィルター」、大学名でのボーダーラインの基準とは!?

世間一般で「難関大学」に該当するところが多め。

中でも事務系は厳しい競争のため、難関大学出身者が多くなると予想。

採用大学

九州電力の主な採用大学の1つである九大

九大:九州電力で得に採用者数が多い大学

九州電力および九州電力ネットワークでは採用大学は非公開であるものの、特に多いのが九州大学、熊本大学、佐賀大学、大分大学、長崎大学、鹿児島大学、宮崎大学。

他の地域だと、国公立なら広島大学、岡山大学、関西地区の京都大学、大阪大学、神戸大学など、首都圏の東京大学、東京工業大学、一橋大学からも採用。

私立大学なら、早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学、そしてMARCH、関関同立が登場。

ほとんどが国公立大学全般と偏差値が高い「難関大学」に分類される私立大学ばかりになりやすい。

中堅私大(日東駒専・産近甲龍クラス)以下だとハードルになるかもしれない。福岡大学、西南学院大学、立命館アジア太平洋大学も中堅私大に該当。

九州電力では採用実績はあるものの、人数はそう多くはない。

国公立大学全般+MARCH級以上の私大が主流なのは確か。