旧帝大と早慶ではどちらが上? 入試難易度と就職事情から考察

旧帝大と早慶ではどちらが優劣関係で上に立つのか。ネームバリューや学費の面を気にする人も多いが、今回は入試の難易度(偏差値)と就職事情から比較する。

いずれも「難関大学」なのは確か。全国的にもハイレベルの大学で、高い学力がなければ入学は不可能。勉強ができない人は例外なく行けないところ。

しかし、そのような難関校でもとちらかが上・下という意識は少なからず存在する。言葉には発しなくても、頭では思っている人はかなり多いのではないか。


旧帝大と早慶、どっちが上か?

旧帝大 早慶
偏差値 58.0-72.5 62.5-72.5
大物OB/OG ノーベル賞など研究者、技術者に多い 政治家、官僚、実業家、経済界に多い
勉強ができるイメージ 高い 学部による
就職事情 大手企業多数 大手企業多数
力を持つ学部 理系:工学部、理学部 文系:政治経済学部、法学部、経済学部

旧帝大と早慶を比較した表はこのようになる。

実際には各大学・各学部によって大きく事情が異なるものの、総合的にみるならば上記のような背景がある。

理系は旧帝大

旧帝大が優勢の理系

理系だと圧倒的に旧帝大に軍配が上がる。東大、京大はもちろんのこと、阪大・名大・東北大・九大・北大、さらにそれに準ずるレベルである東工大・神戸大のいずれもノーベル賞やその他科学技術の分野で大きな成果を上げている。

国立大学ということもあって国が科学技術の分野に携わる大学を手厚く支援していることも背景にある。

対する早稲田大、慶応義塾大の場合は理工系ではあまり際立った実績が少ない。少なくとも旧帝大勢と比べたら大幅に影が薄い。

私立大学ということで資金源には限りがあり、歴史伝統を見ても文系の学校として発展してきた経緯も無視できない。

これまでに理系の分野で輝かしい成果を上げてきたのは間違いなく旧帝大であり、「どっちが上」かという問いでも旧帝大という答えになる。

文系なら早慶

早慶が優勢の文系

文系だと今後は早慶に軍配が上がる。東大は旧帝大でも唯一文系でも早慶に勝てるところがある大学であるが、東京以外の都市に位置する大学は文系だと印象的なイメージに乏しい。

文系が大活躍するところといえば、国会議員などの政治家、中央省庁の完了、法曹界、実業家がそろう経済界である。

東大卒はかなり多いが、それ以外の旧帝大は少ない。2番目の京大でもこれらの分野にいる人は割合的に少ない。

早慶卒はいずれもかなり多い。東大、早稲田、慶応でこれらの世界を3分割しても違和感を感じないくらい、これら3つの大学に集中している。

理系とは対照的に、早慶は文系学部で非常に大きな力を持っていることがわかる。旧来から文系の大学として発展してきた長い歴史があり、それが今でも流れを保っている。

もっとも、在京大学(所在地が東京)という点も無視できない。日本の政治・経財の中心地にある点ということも、文系の世界で数多くの人を輩出できたのも確かだろう。

就職事情はほぼ同じ

就職活動中の大学生

就職事情は旧帝大でも早慶でも基本的には変わらない。

ただし、1つ気になるところは存在する。それは大学の所在地である。

旧帝大は就職に「地理的」に不利かも

就活する上でより幅広い官公庁や企業に出会えるのは言うまでもなく東京・大阪などの大都市部である。地方都市になると、大都市部と比べるとそれらの機会そのものが少ない。

旧帝大の所在地はメガ都市だけではない。北大は札幌、東北大は仙台市、九大は福岡市に立地する大学である。いずれも東京や大阪からは遠く離れている。

大学名で選考の振るいをかける「学歴フィルター」にはいずれも引っかからないものの、場所的な問題で就職先の選択肢が縮まるという問題が生じることがあり得る。

学力やネームバリューの面で不利になるのではなく、所在地の性質上不利になるという構図なのがわかる。

>>旧帝大でも就職できない人とは!? 難関国立で無い内定の特徴

早慶は東京だから有利に

一方の早稲田大学と慶応義塾大学はいずれも東京またはその周辺(首都圏)にある。

日本の首都である都市圏に立地することで、他の地域にはない就職先がほとんどないエリアで卒業後の進路を選べる。

しかも早慶なら最も有名な難関私立大として「学歴フィルター」に引っかかることがない。

学力が高いとして評価され、さらに早稲田・慶応出身者であるOB/OGもすでに経済界の広範囲にいる。

早稲田大学出身、慶応大学出身という一種のブランドを持ちながら就職先を選べる環境下にあることで、東京または大阪から遠く離れている旧帝大より有利になりやすいといえる。

そして、これが特に顕著に傾向として表れるのが文系の世界である。

>>早慶上智でも就職できない人とは!? 失敗する人の3つの特徴

入試の難易度(偏差値)は学部ごとの違いが大きい

<旧帝大の偏差値>
大学 偏差値の目安
東京大学 67.5~72.5
京都大学 65.0~72.0
北海道大学 57.5~65.0
東北大学 58.0~65.0
名古屋大学 58.5~67.5
大阪大学 62.0~71.0
九州大学 56.0~66.5
東京工業大学 62.0~68.5
一橋大学 60.0~65.0
神戸大学 58.0~70.5

上の表は旧帝大の各大学の偏差値の範囲を示したもの。

<早慶の偏差値>
大学 偏差値
早稲田大学 62.5-70.0
慶応義塾大学 62.5-72.5

こちらは早慶それぞれの偏差値の範囲を示したもの。

旧帝大と早慶での入試の難易度を示す偏差値を見ても、どちらか一方に偏っている点はみられない。

同一大学でも偏差値の上下にバラツキがあることから、学部間のレベルの違いや受験科目が影響している点が大きい。

したがって、入試の難易度ではいずれも明確な違いはないと判断できる。

学生数の違い

大学名 学生数
早稲田大学 約5万2,000人
慶應義塾大学 約3万3,000人
東京大学約 約2万8,000人
大阪大学 約2万3,000人
京都大学 約2万3,000人
九州大学 約1万9,000人
北海道大学 約1万8,000人
東北大学 約1万8,000人
名古屋大学 約1万6,000人

学生数のまとめ

旧帝大:14万5,000人

早慶:8万5,000人

旧帝大と早慶の学生数の総数はやや差が見られる。

いずれもどちらか片方に大きく偏っているわけではなく、旧帝大も全国に満遍なく所在地が分散していることもあり、これだけが「どっちが上」かという問いに与える影響はない。

他の大学/学部の序列の事情

種類 大学/学部
学部間の序列 早稲田大学慶応義塾大学

<全国共通~学部カーストの全容

大学間の序列 国立大学私立大学

旧帝大

MARCHMARCHと関関同立


スポンサーリンク

おすすめ記事