MARCHのコンプレックス、各大学の本音を公開

MARCHのコンプレックスとは、早慶・上智の下のランクに位置すること、推薦入学者が多いことで勉強ができるイメージに乏しいこと、国公立大学と比較した場合に有利になる内容が少なくて高学歴だとみなされないことが主な内容。

さらに、同じ「MARCH」という大学群の括りでも、学生がよく持つ悩みは各大学によってやや異なる。


5大学共通:MARCHのコンプレックス

MARCHのコンプレックス

MARCH(明治・青学・立教・中央・法政)に対する否定的な意見

主なコンプレックス 具体的な内容
推薦が多い 指定校推薦で入学する学生は多い。一般入試で合格できる学力がなくても入学できる裏ルートが存在するため、勉強できるイメージに乏しい
就職に有利ではない 偏差値60前後の割には、旧帝大下位・筑横千に比べて就職で有利にはならない。学歴フィルターで引っかかる可能性さえも。
早慶の下 難関私大とはいえ、最上位の早稲田大学・慶応義塾大学、さらには上智大学には可ならない。「早慶の下」という憂鬱な気分にも。
国公立大学に劣る 難関国公立どころか、地方国立(駅弁大学)にさえも合格難易度が下のことも。特定の教科さえできれば合格できる。
知名度がやや低い 全国的には「MARCH」という大学群の知名度はやや低め。首都圏以外ではどこの大学を指すのか言えない人多数。

上記はMARCHの5つの大学に共通するコンプレックスの主要な内容。

実際にはこのような考えを持つ人と持たない人がいるが、一定の割合で負のイメージを持つ人が存在するのは否定の余地がない。

概要

学歴フィルターのボーダーラインでは、MARCHは条件をクリア

MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)はいずれも「難関大学」と大学受験の世界ではみなされる。

私立大学では早稲田大学・慶応義塾大学・上智大学に次ぐ難易度で、MARCHのいずれかを出身校とすることは名誉なことと捉えられる。

就職に関する事情もおおむね良好。大手企業に就職できる学生が少なくない。

しかし、MARCHの領域では世間体から「頭がいい」「優秀な学生」と評価される機会はそう多くはない。

悩みが2つに分類

MARCHの各大学ならではのコンプレックスには2種類ある。

  • MARCHという大学群そのものに対する劣等感
  • 他のMARCHに属するライバル大学に対する劣等感

前者は上記の表で挙げた内容が該当。明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学のいずれにも共通。

後者はMARCHの中で相対比較した場合に出てくる内容。

各大学ごとのコンプレックス

MARCHならではの悩み

MARCHに属する各大学の学生が最も持ちやすいコンプレックスをまとめると以下のようになる。

  • 明治大学:MARCHでは首位だが早慶には遠く及ばない。
  • 青山学院大学:オシャレなイメージだが、レベルの面で明治大に劣る
  • 立教大学:レベルの面で明治大に劣る、穴場学部が足を引っ張る
  • 中央大学:立地が田舎、印象が薄い
  • 法政大学:MARCH最下位、東洋大への脅威

実際の所は、コンプレックスという括りでも各個人で不満点が異なるが、全体的な傾向ではこのような内容が目立つと感じる。

明治大学

明治大学

明治大学は全学部学科を総合的に見た時の偏差値はMARCHの5つの大学の中でトップ。ランキング第1位に君臨。

したがって、明治大学=MARCHの看板とも言える存在。

しかし、それでもコンプレックスを持つ学生がいる。その内容が以下の4つ。

  • 早慶よりは下(早慶に受からなかった人たちが集合)
  • 上位国公立より勉強ができる印象が薄い
  • 青学・立教の脅威
  • MARCHという一括りになれることに対する不満(特に中央・法政)

これらの4点が明治大学に在籍することによって生まれやすいコンプレックス。

明治大学を第一志望としながら合格して入学する人がいるのは事実だが、早慶に落ちてしまってやむを得ず明治大学に進学するケースも一定数存在。

このような不本意入学組は特に今回のような悩みを抱えやすい。

青山学院大学

青山学院大学

青山学院大学は全学部学科を総合的に見た時の偏差値はMARCHの5つの大学の中で第2位。

コンプレックスの内容が以下の3つ。

  • 明治大学に負ける
  • オシャレなイメージがあるが、上智大学には勝てない
  • 早慶よりは下(早慶に受からなかった人たちが集合)
  • MARCHという一括りになれることに対する不満(特に中央・法政)

これらの4点が青山学院大学に在籍することによって生まれやすいコンプレックス。

明治大学よりも序列で下になること、オシャレなイメージが強い青学でも、似たような印象のある上智大学には偏差値で及ばないことが特徴的。

同じように、早慶に落ちてしまってやむを得ず明治大学に進学す人にとっては、「早慶の下」という立ち位置もコンプレックスになるだろう。

立教大学

立教大学

立教大学は全学部学科を総合的に見た時の偏差値はMARCHの5つの大学の中で第3位。

コンプレックスの内容が以下の3つ。

  • 明治大学に完敗、青学の脅威
  • 早慶よりは下(早慶に受からなかった人たちが集合)
  • MARCHという一括りになれることに対する不満(特に中央・法政)

これらの4点が立教大学に在籍することによって生まれやすいコンプレックス。

明治大学よりも序列で下になること、その次のランクに位置する青学の脅威が立教大学ならではのコンプレックス。

オシャレなイメージが強い青学でも、似たような印象のある上智大学には偏差値で及ばないことが特徴的。

さらに、新座キャンパスにある穴場学部の存在は池袋キャンパス組には悩みになるかもしれない。

偏差値がワンランク低い学部があることが明治大学などに勝てない理由と主張する学生もいるほど。

中央大学

中央大学

中央大学は全学部学科を総合的に見た時の偏差値はMARCHの5つの大学の中で第4位。

明治大学・青山学院大学・立教大学の3校よりは明らかに序列で下になる。

コンプレックスの内容が以下の3つ。

  • 立地が郊外(田舎)
  • 陰キャが多い
  • 法学部だと、他学部とのレベル差の違い
  • MARCHで印象が薄い

これらの4点が中央大学に在籍することによって生まれやすいコンプレックス。

まず、中央大学は本拠地の多摩キャンパスが八王子市で郊外の立地となっている点。「田舎」「周りに何もない」といった否定的な意見が少なくない。

有名YouTuber「ステハゲ」氏に代表されるような陰キャの学生が多いとも言われていて、これも良くは思わない人が一定数いる。

そして、偏差値で突出している法学部によっては、他学部とのレベル差も気になるところ。法学部単体であれば早慶に匹敵するほどの偏差値だが、他学部の偏差値が低いことで「中央大学=あまり頭良くない」という印象につながってしまうというコ点もンプレックスになりやすい。

MARCHの中でも、明治大学・青山学院大学・立教大学の3校には序列で下になることもコンプレックス。

法政大学

法政大学

法政大学は全学部学科を総合的に見た時の偏差値はMARCHの5つの大学の中で最下位。

市ヶ谷キャンパスが都心の立地であるにも関わらず、他のMARCH4校に偏差値で劣るのが最大のコンプレックスではないか。

  • 都心立地なのに明治・青学・立教に大幅に負ける
  • MARCHの滑り止め
  • 難化する東洋大学の脅威
  • 難関大学のイメージ少
  • 大学群「SMART」定着の脅威

これらの4点が法政大学に在籍することによって生まれやすいコンプレックス。

まず、法政大学は本拠地の市ヶ谷キャンパス。中央大学とは対照的に都心部の立地である。しかし、明治大学・青山学院大学・立教大学の3校には完敗。

MARCHという括りには入るが、法政大学は明治・青学・立教などの滑り止めとしての受験する人が結構いる。「法政を蹴って明治へ進学」というケースはあるが、「明治を蹴って法政へ」という人はほぼ皆無。

最近では中堅私大群「日東駒専」の1つである東洋大学が難化し、法政大学と同じくらいの偏差値になりつつあるという脅威も一種のコンプレックス。

難関大学のイメージも少ない。「法政大学=頭良くない」という印象も少なくともMARCHの中では最も大きい。

そして、大学群「SMART」の定着への脅威もある。これはMARCHから中央大学・法政大学の2つを取り除き、代わりに上智大学・東京理科大学を加えた難関私大を指す大学群。

偏差値がやや低めの中央大学・法政大学を排除した呼び名とも受け止められ、これもコンプレックスの種になりやすい。

コンプレックスを持つ学生の傾向

MARCHに在籍する学生でも、上記のようなコンプレックスを持つ人が一定数いる一方、このようなマイナス思考を全く持たない人もいる。

そして、全体的な傾向としてコンプレックスを持つ学生には共通点がある。

一般入試で入学

MARCHの一般入試

一般入試で入学した人達はコンプレックスを持ちやすい。

根本的な原因は指定校推薦という制度にある。明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学いずれも指定校推薦での入学者が一定数存在。

一般入試では早慶上智に次ぐほどの学力がないと合格できない。

しかし、推薦なら高校で学校の先生による予備選挙のような会議で推薦を獲得できれば、たとえ一般入試で合格できるほどの学力がなんくても合格可能。

この制度がMARCHという大学群の質を落としているとも言われる中、一般入試組にとっては面白いものではない。

第一志望は早慶、旧帝大などの国公立だった

第一志望が慶応義塾大学の例

滑り止めMARCH組、つまり他の大学を第一志望としていたものの、そこに不合格となってしまい、やむを得ず合格できたMARCHに進学した人達もコンプレックスを持ちやすい。

よくある事例は、以下の大学に落ちた場合。

  • 慶応義塾大学・早稲田大学・上智大学
  • 旧帝大(北海道大学・東北大学・名古屋大学・大阪大学・神戸大学・九州大学)、東京工業大学・一橋大学
  • 上位国公立(千葉大学・横浜国立大学・横浜市立大学・東京都立大学・筑波大学・金沢大学・名古屋市立大学など)

これらの大学を第一志望としていたものの、不運にも落ちてしまって滑り止めで受けたMARCHに入学した人なら、当然ながら「負けた気持ち」を持つ。

例えば、慶応落ちで明治大学に進学した人だとしたら、早慶には一定の憧れを持つだろう。

明治大学がMARCHの一員で難関私大と心から思うことは難しい。

就活失敗者

失敗した新卒時の就活

MARCHを第一志望として、合格できたものの、就職活動で失敗した人もコンプレックスを持つかもしれない。

難関大学というグループに入ることで、大手企業に入る人も数多くいる。

学歴フィルターのある企業でも、一部を除いてはMARCHなら通過できる可能性は高い。

しかし、実際にエントリーしたものの面接などでことごとく不採用になってしまった人なら、次のように思うことだろう。

「MARCHなのに何で落とされるんだ?」

「高学歴の俺がこんなことにはならないはずだ」

しかし、難関大学に所属する学生でも就活で失敗する人は一定数いる。そんな人にとっては、自分の所属する大学はもはや無力と感じるだろう。