三菱総合研究所の採用大学は、東大、京大、東工大、一橋大、阪大、神戸大、名大、東北大、九大、北大、早稲田大、慶應義塾大、上智大、ICU、青学大、中央大、学習院大、東京理科大、同志社大、立命館大、筑波大、横国大、千葉大、都立大、電通大、お茶女大、埼玉大、名工大、大阪府大、岡山大、広島大、新潟大、信州大、静岡大、東京学芸大、岐阜大、奈良女大、東京女大、津田塾大、東洋大、政策研究大院大、東京医科歯科大、東京女子医科大。
例外はあるものの、全体的には偏差値が高い大学ばかりが並んでいて、出身大学の学校名によって書類選考の合否が決まる「学歴フィルター」が完全に存在すると判断。
証券会社である野村證券と事情はよく似ている。
目次
主な採用大学

三菱総合研究所の採用大学は下記の通り。
- 三菱総合研究所の主な採用大学
- 東京大学、京都大学、東京工業大学、一橋大学、大阪大学、神戸大学、名古屋大学、東北大学、九州大学、北海道大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、国際基督教大学、青山学院大学、中央大学、学習院大学、東京理科大学、同志社大学、立命館大学、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、東京都立大学、電気通信大学、お茶の水女子大学、埼玉大学、名古屋工業大学、大阪府立大学、岡山大学、広島大学、新潟大学、信州大学、静岡大学、東京学芸大学、岐阜大学、奈良女子大学、東京女子大学、津田塾大学、東洋大学、政策研究大学院大学、東京医科歯科大学、東京女子医科大学
上記はマイナビの採用実績校に記載されている大学一覧。
採用人数が毎年30~40名前後があるが、出身大学ではだれもが知っている有名な大学が多いのが読み取れる。
学歴フィルターの対象範囲
三菱総合研究所における大学群ごとの採用の有無をまとめると、次のようになる。
大学群/職種 | 採用の有無 |
---|---|
旧帝大 | 有 |
早慶上智 | 有 |
難関国公立 | 有 |
GMARCH、関関同立 | 有 |
地方国立(駅弁大学) | 有 |
底辺公立 | 無 |
日東駒専、産近甲龍 | 少 |
大東亜帝国、摂神追桃 | 無 |
Fラン | 無 |
前述のように、ボリュームゾーンは難関国公立と早慶上智、GMARCH・関関同立。
俗に言う「学歴フィルター」がある程度確実に存在すると判断。具体的な基準は下記の通り。
- 国公立大学は全般的にOK(駅弁大学まで)
- 私立大学は概ね偏差値60以上(GMARCH・関関同立以上)
絶対的な下限ではないものの、主流層という点では上記が偏差値的な条件。これに満たない大学からの採用は少ない。
《参考:就職の「学歴フィルター」、大学名でのボーダーラインの基準とは!?》
採用されやすい大学はどこ?
三菱総合研究所にて採用されやすい大学とそうではない大学を一覧化すると、下記のようになるだろう。
有利/不利 | 対象大学 |
---|---|
優勢 | 旧帝大+3(東京大学、一橋大学、東京工業大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、九州大学、東北大学、北海道大学) 早慶上智(早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学) 筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、電気通信大学、大阪府立大学、大阪市立大学、名古屋市立大学 GMARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学)、東京理科大学 関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学) |
中立 | 地方国公立 東京女子大御三家(津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学) |
劣勢 | 日東駒専(日本大学、東洋大学、駒沢大学、専修大学) |
論外 | 上記以外 |
主な大学群の三菱総合研究所への採用のされやすさを表示すると、上記のようになる。
GMARCH・関関同立以上は優勢

まず就職者数で多いのが、最難関大学と認識される旧帝大(東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学、東北大学、北海道大学)とそれに準じる一橋大学、東京工業大学、神戸大、そして早慶上智(早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学)。
これらに次ぐ難関大学に入るのが、GMARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学)、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)。ここも優勢な範囲。
総合商社などの一部の業界では、完全に旧帝大と早慶上智のみで、GMARCH・関関同立の偏差値ランクからは採用例に乏しい場合がある。
三菱総合研究所はここまで「学歴フィルター」が厳しいわけではない。
駅弁大学、東京女子大御三家は中立
中立に該当するのは、地方国公立大学と東京女子大御三家(津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学)。
「駅弁大学」と呼ばれる地方の国公立大学からも採用があるが、割合的には小さいため、今回は「中立」と表現。
旧帝大またはそれに準ずる国立大学、あるいはGMARCH・関関同立などに比べると人数は確実に少ない。
日東駒専、産近甲龍以下は劣勢

「劣勢」に該当するのは、日東駒専(日本大学、東洋大学、駒沢大学、専修大学)、産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)をはじめとする中堅私大。
三菱総合研究所の採用実績校にて掲載されているのは東洋大学の1校のみ。それ以外の掲載がない。
在籍する学生数こそは多い大学なのは確か。例えば、日本大学の在籍学生数は3万人を超える。しかし、三菱総合研究所への入社実績には乏しい。ゆえに、大学名で「不利」になると判断。
職種別の採用大学の傾向
三菱総合研究所では、同一企業でも以下の職種が新卒採用で用意されている。
- 事業部門
- コーポレート部門
どちらも大きな違いはないと思われ、より効率的な選考を実施するために書類選考にて大学名で振るい分けている可能性が考えられる。
《参考:三菱総合研究所の新卒採用の倍率は約100倍! 就職難易度の目安》
事業部門

事業部門は、研究員、コンサルタントが該当する職種。
コンサルティングやシンクタンクならではの仕事を行うところのため、当然ながら高学歴ばかりになりやすい。
割合的には、全体の8~9割超が難関国公立大学とMARCH・関関同立以上。偏差値は国公立大学は55以上、私立大学は60以上。
正確な情報がないためあくまでも推測ではあるが、難関大学出身者ばかりなのは確実。
コーポレート部門

コーポレート部門も事業部門とは大きな違いはないものの、男女比は女性が多めの職種。
具体的な仕事内容は経理財務、総務、法務、人事など。
割合に関しては、全体の8~9割くらいは国公立大学全般と早慶上智、GMARCH、関関同立ではないか。
勤務地が限定されるからといって、学歴フィルターのボーダーラインは下がって幅広い偏差値の大学に門戸が開放されている感じはまったくない。
内定者の情報を見る限り、東京女子大学、津田塾大学などが多め。
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業種 | 会社名 |
---|---|
自動車 | トヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車、マツダ、SUBARU、三菱自動車工業、スズキ、ダイハツ、いすゞ自動車、デンソー、アイシン精機、豊田自動織機、ボッシュ、ブリヂストン、日立Astemo |
電機、重機、工作機械 | 日立製作所、ソニー、パナソニック、三菱電機、ファナック、安川電機、三菱重工業、ダイキン工業、小松製作所、クボタ、富士通、東芝、シャープ、京セラ、リコー、日本電産、村田製作所、東京エレクトロン、オムロン、キーエンス、ローム、コニカミノルタ、ミネベアミツミ、シマノ |
鉄道 | JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州、JR北海道、<鉄道車両メーカー>、<信号機メーカー> |
総合商社 | 三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、丸紅、住友商事、豊田通商、双日、兼松 |
電力・ガス | 東京電力、中部電力、関西電力、東京ガス、大阪ガス |
石油(資源エネルギー) | ENEOS(旧JXTG)、出光興産、コスモエネルギーHD、国際石油開発帝石 |
情報通信 | NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、日立ソリューションズ |
コンサル・シンクタンク | 野村総合研究所、三菱総合研究所、みずほ総合研究所、日本総研、大和総研、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、みずほ情報総研、富士通総研、帝国データバンク、東京商工リサーチ |
銀行 | 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行、三井住友信託銀行、新生銀行、三菱UFJ信託銀行、横浜銀行、千葉銀行、福岡銀行、静岡銀行、京都銀行 |
保険 | 損保ジャパン、東京海上日動、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、AIG損害保険、日本生命、明治安田生命、第一生命、住友生命、大同生命、富国生命 |
証券 | 野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券、東海東京証券 |
信販 | JCB、三菱UFJニコス、三井住友カード |
政府系金融機関 | 日本銀行、国際協力銀行、日本政策投資銀行、日本取引所グループ、日本証券金融、農林中央金庫、商工中金、日本政策金融公庫、住宅金融支援機構 |
上記では業界別に各企業の採用大学または出身者が多い大学について解説。学歴フィルターの傾向は濃いところと薄いところがある。
東京都江東区在住。1993年生まれ。2016年国立大学卒業。主に鉄道、就職、教育関連の記事を当ブログにて投稿。新卒採用時はJR、大手私鉄などへの就職を希望するも全て不採用。併願した電力、ガス等の他のインフラ、総合商社、製造業大手も全落ち。大手物流業界へ入社。
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