NECの新卒採用の倍率は約10~20倍か!? 以前よりは難易度が低下

NECの就職倍率

NEC(日本電気株式会社)の新卒採用(大卒・院卒)の倍率は全体では10~20倍程度と算出。職種別では事務系が約20倍、技術系が約10倍くらいと推定。

就職難易度に関しては、事務系が「ふつう」、技術系が「やや易」に該当。

毎年理系も文系も対象とした新卒採用を実施している。難易度は大手企業ということで、これまではかなり高い企業と言われてきた。少し前までは日本一を争うほどの大手電機メーカーという地位を誇っていた。それにより、大学生や大学院生の間でも入社したい企業のトップクラスに入っていた。

しかし最近は早期退職者募集などのリストラがニュースに取り上げられたこともあって、倍率は概ね10~20倍位ではないかと考える。依然としてやや激しい競争となっていることには変わりないものの、以前よりはその数値が低下してきているようだ。

しかし、近年は中国や台湾、インドなどの新興国の安い電機メーカーが台頭してきていることにより、売り上げが落ち込んでいる。

東芝やシャープと同じく、傾向としては同じようにNECも経営状況が良いとは言えない感じになってきている。


職種ごとの就職難易度

職種 難易度(満5点) 推定倍率/レベルの目安
事務系(文系が主流) ★★★ 20倍、ふつう
技術系(理系が対象) ★★ 10倍、やや易

NECの就職難易度は、技術系より事務系の方が競争が激しい。倍率もそれに伴って高い数値となっている。総合電機メーカーの中では、大手としては比較的難易度は低め。

採用人数は合計で400~500人で毎年推移するが、技術系は事務系の2,3倍に達する一方、専門性(大学で学んでいる専攻分野)の有無で条件が異なることが影響。

技術系は採用人数に対して応募者数はそこまでは過剰にはなりにくい。募集人数そのものが多いのも1つの理由だが、何よりも応募する学生が理学部・工学部などに限られるため、事務系と比べて倍率が下がる。

今回示している倍率の数値はあくまでも予想に過ぎないものの、難易度では事務系が技術系よりも高い傾向にあることは確か。

事務系は倍率は約20倍、難易度は「ふつう」

倍率が20倍の事務系

NECの事務系総合職の新卒採用の倍率は20倍程度と推定。就職難易度は「ふつう」と判定。

採用人数は事務系のみで50~100名ほどで毎年推移。

事務職は主に文系の学生が配属される。募集対象は全学部全学科となっているが、実際には文科出身の人が中心となっている。

大学で学んでいる勉強内容が何であっても事務系であれば応募可能。NECには不特定多数の学生が応募してくる。

出身学部では法学部、経済学部、文学部、教育学部など多岐にわたるが、特定の学部学科が採用ターゲットになっているわけではない。

そんな事情から、だれでも応募できる事務系総合職ではかなりの学生がエントリーシートを出す。これにより、倍率は全体の数値を超えて30倍が相場になると考える。

就職難易度は簡単とは言えない状況で、「ふつう」との表現にはなるだろう。

>>文系と理系の比率は7:3! 男女別での割合はどうか?

技術系は約10倍、難易度は「やや易」

倍率が10倍の技術系

一方の技術系総合職の場合、応募できる学生は限られている。工学系を専攻している理系の学生のみを対象としている。

ゆえに倍率は約10倍前後になる見込み。就職難易度は「やや易」。

事務系よりも内定が取りやすいという事情は、NECに限らずほとんどの製造業の企業に当てはまる共通点。

技術職の採用人数は技術系のみで250~350名ほどで毎年推移し、さらに大学や大学院で学んだ専門的な知識が必要とされるため、選考を受けられるのも工学部、理学部、情報学部などの理系学部に所属する人のみ。

理系の中でも機械系に限られ、農学部や看護、保健、生物・バイオ系は採用の対象ではない。

工学部自体は至る所の大学は数多くあるが、日本全国の学生数から見ると理系学部に所属する人の割合は20~30%と少ない。

その中でも工学系の分野に携わる人は半数弱である。全体の1~2割ほどしかいない。そんな少数派の中での内定の争いになる。

しかも技術系は事務系よりも採用人数が多いこともあって、倍率はやや低めとなっている。

こうした事情から、NECの技術系の倍率は10倍くらいが相場、就職難易度は「やや易」との表現が妥当と考える。

>>理系なのに就職できない! 内定ない人の致命的な3つの特徴とは?

まとめ~平均的に15倍程度の倍率と予想

就活

NECの新卒採用という点では同じでも、実際には文系を対象とした事務系と理系を対象とした技術系の職種とでは難易度が違う。

技術職の方が採用人数が多いことに加えて、工学系の学部学科に所属する学生の間での争いとなるのが基本なため、内定までの戦いはそれほど激しいものとはならない。

事務職は逆に文系を対象としている。文系学生は理系学生よりも人口そのものが大きい。

一方でNECの文系向けの採用人数は理系向けよりも少ないことで、内定がもらえる人はかなり限られてくる。

分母が大きい状態の中で分子が少ないことから、文系向けの事務系職種の難易度は高くなるのは確実。倍率も15倍を超える可能性が大きい。

それでも大手企業

大手企業への就職

昔と比べて売り上げと会社の利益が落ち込んでいるのは確かだが、それでも大手企業ということには変わりない。

今の大卒及び院卒向けの就活市場でも「大手志向」が目立っているのは否定できない。

ベンチャー企業への就職を希望している学生がいるのは確かなものの、多数派はやはり大手に行きたいと考えている。

みんなが大手に入りたいと考えれば、その分大手企業に該当する会社の採用の倍率は飛び上がる。

黒字幅が毎年拡大している安定した大手企業なら、難易度はとんでもなく高くなる。それにより、多少経営状況が良くなくても十分応募が集まる。

成長度が落ちているにも関わらず東証一部上場企業のほとんどが人気就職先となっている状態が今度も続くだろう。

そして、NECもこの例外では決してない。大手だからこそ、いつの時代でも就職先としては人気が高いのだ。

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