コミュ障の定義~特徴は全部で6つあり

コミュ障

コミュ障とは、コミュニケーション能力に欠ける人を指す。より細かく言うと、他人と言葉で話すことに著しい苦手意識を持つ人のこと。

対人恐怖症と基本的に同じで、「人見知り」「内向的」という単語も充てられる。

過去のコミュニケーションの経験から生じた苦手意識やトラウマによって対人関係に恐怖を感じていたり慎重になりすぎているケース

マイナビウーマン「悪化する前に! コミュ障の原因と治し方

性別では、特に女性よりも男性の方に多い傾向。中学生から高校生、大学生をはじめとする学生から社会人にも存在する。


コミュ障の6つの特徴

コミュ障の弊害 具体的な内容
人と話すのが苦手 言葉で意思疎通することを敬遠。対面・電話よりメール・LINEを好む。
人見知り(特に初対面) 初対面の人との会話がうまくできない。
目線を合わせられない 目をそらしたまま話す。相手の目を見てしまうと恥ずかしくなったり、怖くなってしまうことに関係。
興味関心が偏る 興味関心のある分野には話に積極的になる反面、そうではない分野となると黙り込む。
会話の輪に入れない 大人数での話の輪に入れない。場の雰囲気を壊したらどうしようという懸念による。
引きこもり 他人と触れ合う機会が少なく、常に1人でいがち。

コミュ障に該当する人たちの特徴は上記の6点。

先天的にこのような特徴を持っている人と、何らかの精神的なショックがあったことで生じた後天型の人がいる。

なお、医学的な用語である「コミュニケーション障害」とはまた別物。今回のテーマである「コミュ障」の定義はあくまでもネットをはじめ若者たちの間で一般的に使われる俗語のことを指す。

したがって、病院に行っても医師から今回のようなコミュ障と診断されることはない。

人と話すのが苦手

まず、コミュ障といって最初に思いつくのが「人と話すのが苦手」という点。

他人と意思疎通をする場合に、まず選択したいのが言葉による会話以外の方法。つまり対面や電話以外の手段。

LINE、メール、その他SNSを著しく好む。

仕事でも、取引先とのやり取りで電話や打ち合わせを避けてメールを希望する傾向。

人と話すことに苦手意識を感じることで、「話が続かない」「何を話せばよいのかわからない」「自分との会話に対して相手がどう思っているか不安」といった負の現象が生まれてしまう。

こうしているうちに「上手に話さなくては…」と思って、さらに焦ってしまうのが悪い所で、益々人と話すのが嫌になってしまう負の連鎖が起こる。

人見知り(特に初対面)

人見知りとは、初対面の人と会うことに抵抗を感じることを指す。

人見知りとは、従来は子供が知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌ったりすることである。大人の場合は「内気」・「照れ屋」・「はにかみ屋」・「恥ずかしがり屋」の言葉をあてるのが標準的である。社会心理学では、社会的場面における上記のような行動傾向をシャイネスという。

引用:Wikipedia

初対面の人との会話にて現れる現象が以下。

  • 声が小さくて話してよく聞き取れない
  • 話がすぐに途絶えていまう
  • 顔が無表情

声が小さくて、ぼそぼそと話すことでよく聞き取れず、加えて会話がすぐに途絶えてしまって間が空いてしまったり、顔が無表情であるのが人見知りの特徴。

どのように接したらいいのかがわからないことで生じ、同じようにコミュ障の定義に該当。

人の第一印象は初めて会った時に決まることが多く、このような形になると相手から実際に「暗い人」「話をかけにくい人」と判断されてしまいやすい。

たどたどしくなることで、マイナスの印象がつくのが難点。

目線を合わせられない

誰かと話をする際に目線を合わせられないのもコミュ障ならではの特徴。

「人と話すときは目を見て話しなさい」とよく言われるが、これは人とのコミュニケーションでは基本中の基本。

目を合わせてもらえないと、会話している相手側からすると嫌われているのではないかと思ってしまい、意思疎通の思わぬ妨げとなってしまう。

それでも、コミュ障に該当する人では相手の目を見て話すことに恥かしさ・怖さを感じてしまう。

友達同士であれば相手の目を見て話すことができても、相手が自分よりも目上の人の場合だと特にこの傾向が見られる。

興味関心が偏る

意外と知られていないのが、コミュ障の人たちの興味関心は偏っている例が多い点。

自身が興味関心がある分野の会話では、積極的に自分の意見を言ったり、相手の意見を熱心に聞く反面、あまり興味関心がない分野の話になると会話から外れてしまう傾向。

例えば、鉄道に関心のある人の場合、電車に関する会話には自分から積極的に話に参加する。逆にファッションに興味がない人の場合、衣服に関する会話が目の前で行われていても、ただ片隅で黙ってしまう。これがコミュ障ならではの現象。

このため、趣味をはじめ興味関心が一致しない人との人間関係を築くことを著しく苦手とする。

会話の輪に入れない

会話の輪に入れない人

大人数(自分を含めて3人以上)でいる時に思っていることを発言することができなかったり、自分から話題を出せないのが「会話の輪に入れない」という現象。

一言で言うと「無口」と表現できる。

これも対人恐怖に由来する。自分の考えを口にしてしまうことで、他の人達を傷つけてしまって、さらには場の空気が壊れてしまうリスクを考えてしまうあまり、発言できない。

具体的には、次のように思ってしまう。

  • 「みんなの気分を害してしまったらどうしよう」
  • 「今の話題から逸れてしまうのではないか」
  • 「相手から嫌われたらどうしよう」

こうした懸念点を強く意識してしまうあまり、大人数の会話の輪に入れないのがコミュ障の特徴。「自意識過剰」な流れとも似ているが、今回のコミュ障はもっと深刻。

一方で周囲の人たちからも、話に参加していない行動によって、場の雰囲気に合っていないと思われてしまって、自然的に仲間はずれのような扱いされてしまうことにも繋がる。

引きこもり

引きこもりには2種類の定義がある。

  • 仕事や学校に行けず家に籠り、家族以外とほとんど交流がない人の状況
  • 仕事や学校にはしっかり行っているが、休日は家にいることが多く、外出を最小限に抑える人の状況

今回のテーマであるコミュ障の人たちに当てはまるのは後者。普通の人と同じく平日は職場や学校に通っている一方、休みの日は家から外に出ない人が目立つ。

外で友達と遊ぶよりも、家で1人でゲームをしたり、YouTubeを視聴して1日を過ごすというやり方。

基本的に交友関係が苦手な傾向から、どうしても1人で休日を過ごしがち。

なお、外出を伴うものでも、パチンコや競馬なども状況は引きこもりと大差ない。

1人で行動することで、決まったパターンを永遠に繰り返すスタイルから、外向的な人達とは真逆。

コミュ障のメリット/デメリット

長所短所 該当する内容
メリット 外で遊ばない→貯金が貯まりやすい
自分の時間が豊富→受験勉強に励める環境になりやすい
デメリット 人脈が乏しい
職場での人間関係が良くない傾向
就職に不利、人気かつ大手企業に入れない
出世に不利で、いつまでも低収入のままの可能性大
営業職では特に致命的な欠陥に

コミュ障のメリットもある

コミュニケーション能力がないことのメリット

コミュ障のメリットといえば、貯金が貯まりやすい点、勉強に集中できる環境にいやすい点の2つ。

仲間が少なく、外であまり遊ばない傾向によって、お金の出費も防げる。これによって消費活動が抑制されて貯金ができる。

さらに、周囲から遊びに誘われる頻度も少ないため、特に受験生にとっては勉強に励みやすい環境にもいやすくなる。

学力向上を考えると、コミュ障はプラスに働きやすい。

デメリットが多数

デメリット

コミュ障はそれでもデメリットの方が大きい。

まず、人脈ができにくいことで、自分の視野が狭くなりやすく、いろいろなチャンスを逃してしまうことにつながる。

職場での人間関係が良くない傾向によって、働きにくい環境を自然と自分から作り出してしまうことになりかねない。それがストレスの原因となったり、上司からのパワハラの遠因にもなってしまう。

就職の面接でも不利に働くため、人気かつ大手企業に入りにくい。さらに、出世にも悪影響を及ぼす。いつまでも平社員のままになることも想定され、生涯低収入のままで我慢するしかなくなるかもしれない。

さらに、文系を中心とする営業職ではコミュニケーション能力の欠如は重大問題。最悪の場合は能力不足として解雇されてしまうことも可能性としてある。

やはりコミュ障は損する

人間関係が悪化しやすいのがコミュ障

→人生を損する原因に

コミュ障は可能な限り避けたいのは確か。

人生を損することにつながってしまう。メリットがあるとはいえ、デメリットの方が遥かに大きいといってよい。

特に重大な問題が、人間関係が自然と悪くなってしまいやすい点。

学生ではまだ重大な問題ではないが

人と話すのが苦手な大学生

学生の間はまだコミュニケーション能力がない人でもそこまで重大な問題にはなりにくい。

人と接し方に苦手意識を持つかどうかがはっきりしてくるのは中学生辺りからだが、基本的に就職までは学力が第一になりやすい。

他人とのコミュニケーション能力が高いかどうかより、勉強ができるかどうかの方が優先されやすい。

高校受験でも大学受験でも一般入試は特に学力がすべて。

人間関係に関しても、基本的に同級生同士の横の繋がりがメイン。部活の先輩・後輩の関係があるとしても、年齢差はせいぜい2,3年にとどまる。

社会人で損する

人と話すのが苦手な社会人

コミュ障で人生を損するようになるのは、特に就職して社会人となってから。

職場での人間関係では特にコミュニケーション能力が絶対的に不可欠。

年齢は人によってさまざまで、横社会ではなく縦社会となるため、誰とでも意思疎通ができることが求められる。

仕事での評価によって収入の金額も上下変動する。コミュニケーション能力が高い人ほど高収入であるため、これがないのは非常に痛手。


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コミュ障の定義

用語の定義

コミュニケーション能力が一般的人よりも欠如する人。他人と言葉で話すことに著しい苦手意識を持つ人のこと。

類義語

  • 根暗
  • 陰キャ
  • 内向き・内向的・内気
  • 人見知り
  • 引っ込み思案
  • 覇気がない
  • ペシミスティック

「コミュ障」という言葉はあまり世間的には好ましくない。

硬い表現だと、「内向的」という言葉が適切。口語でも「引っ込み思案」「人見知り」という言葉が妥当。