通勤ラッシュは人口減少で混雑緩和される? その見込みはあるか!?

新宿駅の通勤ラッシュ

通勤ラッシュは朝や夕方の時間帯に毎日見られる光景となっている。鉄道であれば満員電車、道路上なら自動車の交通渋滞が起きる。

日本では全国的に人口減少が今後予想されている。首都圏や関西圏などの大都市近郊においてもその例外ではない。

通勤ラッシュの中でも深刻な社会問題となっているのが郊外から都心部へ向かって走る鉄道路線の混雑の激しさではないか。

超満員電車となり、混雑率が200%近くにも達する路線も東京近郊を中心に多数ある。人口の減少で未来的にはこれが解消されると期待する声も大きい。




鉄道は本数が少なくなるだけ

鉄道路線については、人口減少が進むと乗客の総数は確かにそれに沿って減少する。ただし、列車の乗車率に関してはこれまでと変わらない可能性が高い。

なぜなら、乗客数が減った場合には列車の運行本数も削減されることが見込まれるためである。

乗客が減れば鉄道会社としての利益も下がる。電車の運転には多額なランニングコストがかかる。乗客が減れば、その分本数が減らされてコスト削減が実施されるだろう。

激しい朝ラッシュ

混雑する朝ラッシュの東横線
出典:www.youtube.com/watch?v=mMAkD5EvoFU

乗客としてはみんなが座席に座れるほど空いている環境が好ましいところだが、鉄道会社は逆に立ち客が多い状態の満員電車にしたいのが本音。

現在のところ、大都市圏のJR及び私鉄では朝の運行本数は線路容量の限界まで列車の運行本数を維持しているところが多い。

それでも輸送力不足に陥っている例はあるものの、今後人口減少が進めば今よりも不便になるかもしれない。




道路の渋滞は解消される

一方の自動車の交通渋滞に関しては人口減少に伴って解消される可能性が大いに期待できる。

鉄道とは違って道路はすでに存在するインフラである。交通量が少なくなったからといって廃止されるわけではない。

人口減少に伴う渋滞緩和

税収が減ることで新規のバイパス道路が建設されることはなくなるかもしれないが、今までと比べると交通量が減るのは確か。

信号待ちや上り坂での渋滞は解消されるだろう。高速道路における混雑ももちろん減る見込みだ。

ただし、自動車税やガソリン税が値上げされる可能性はある。既存の道路がある以上はそれを維持管理する必要がある。