
NTTドコモの新卒採用における就職難易度と倍率はどれくらいのレベルに達するのか。大手携帯電話キャリアとして、だれもが知っている超有名企業ということで、毎年例外なく人気の高い就職先にランクインしている。
文系・理系のいずれも内定までの難易度はかなり高い。倍率も50~100倍程度には軽く達する。
エントリーシートによる書類選考を通過すること自体が難しい。ESをパスしてもさらに面接で大半の応募者が不採用になってしまう。そんな過酷なほどの難易度になるのがNTTドコモではないか。
倍率は事務系・技術系ともに50~100倍
職種 | 倍率 | 難易度(満5点) |
事務系総合職 | 50~100倍 | ★★★★★ |
技術系総合職 | 50~75倍 | ★★★★ |
NTTドコモでは大まかに分けて募集している職種は2つある。事務系総合職、技術系総合職である。
事務系は営業・マーケティング・コンサルティング・企画管理に携わる職種で主に文系の学部学科に所属する学生が多い。
技術系は開発・構築・保守などの技術的な分野に携わる職種である。ターゲットとしている学生も理工学部をはじめとする理系が中心となっている。
採用人数は毎年200人前後で推移している。大企業としては標準的な人数だが、それ以上に応募者数が巨大な人数になるため、難易度も上がる。
事務系・技術系ともに倍率はおおむね50~100倍位に達する。インフラ企業ということもあって経営が安定している。不景気になると特に学生が殺到しやすい。
参照:情報・通信業界の就職の難易度とは!? 偏差値の順位をランキング化
理系の方が難易度は低い
NTTドコモの事務系と技術系を比較した場合、就職難易度は低いのは確実に技術系の方になる。すなわち、理系向けの職種の方が入社しやすいというわけだ。
募集人数の明細は公表されていないものの、同じ人数だと仮定するとどうしても理系の方が総人口が少ない分、就職の難易度も下がる。

倍率に関しても文系向けの事務職と比べると低い数値に収まる。総人口が多い文系ということで、事務系職種は特に倍率が上がりやすく、その分レベルもアップする。
ただし、文系でも理系でも難しいことには変わりない。誰もが知っている大手企業ということで、常に「買い手市場」であるのは確か。
世の中全体の景気が良かったり、人手不足がどの業界でも目立っている状態においても、NTTドコモに限っては十分な学生数が集まっていて、不採用になる学生が続出する。
出身校はどこが多い?
NTTドコモのような超大手となると、選考手段と1つとして使われていると考えられるのが「学歴フィルター」である。
大学名で有利不利が決まる制度でもあるが、NTTドコモにもこれが用いられている可能性は高い。
社員の出身大学でいうと、国立大学なら東大・京大をはじめとする旧帝大レベル、私立大学なら早慶上智と東京理科大のような最難関レベルの学校が主流となっている。
国公立・私立ともにネームバリューが高くて有名な大学を出ている人が中心となっている。
どうしても書類選考でも面接でも優秀な学生というのは学力も高い。勉強ができる人は偏差値の高い難関大学に所属する。
その結果として、NTTドコモでも偏差値が高い有名大学出身者が集まる形となっている。
参照:インフラ業界は学歴フィルター社会!? 大学名で有利・不利が決定?
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東京都江東区在住。1993年生まれ。2016年国立大学卒業。主に鉄道、就職、教育関連の記事を当ブログにて投稿。新卒採用時はJR、大手私鉄などへの就職を希望するも全て不採用。併願した電力、ガス等の他のインフラ、総合商社、製造業大手も全落ち。大手物流業界へ入社。
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