大塚製薬の採用大学は、東大、京大、東工大、阪大、神戸大、名大、東北大、九大、北大、早稲田大、慶應義塾大、明治大、立教大、中央大、法政大、東京理科大、関西大、関西学院大、同志社大、立命館大、岡山大、広島大、新潟大、信州大、熊本大、弘前大、岩手大、山形大、岐阜大、富山大、山口大、徳島大、鹿児島大、東京農業大、東京薬科大、京都薬科大、大阪薬科大、神戸薬科大等。
文系・理系どちらも出身大学の学校名によって書類選考の合否が決まる「学歴フィルター」が存在すると判断。
研究職、開発職、営業職いずれも一定の学力がないと入れない大学からしか採用がない。全般的に、旧帝大、早慶、MARCH、関関同立、一部の駅弁大学が目立つ。
目次
主な採用大学

大塚製薬の採用大学は下記の通り。
- 大塚製薬の主な採用大学
- 東京大学、京都大学、東京工業大学、大阪大学、神戸大学、名古屋大学、東北大学、九州大学、北海道大学、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、立教大学、中央大学、法政大学、東京理科大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、岡山大学、広島大学、新潟大学、信州大学、熊本大学、弘前大学、岩手大学、山形大学、岐阜大学、富山大学、山口大学、徳島大学、鹿児島大学、東京農業大学、東京薬科大学、京都薬科大学、大阪薬科大学、神戸薬科大学
上記はマイナビにて就職実績一覧に「大塚製薬」が掲載されているのが確認できた大学。
採用人数が毎年100~150名前後があるが、上記の一覧から一部を除いてほぼすべての出身大学は誰もが知っている有名な大学が多いのが読み取れる。
学歴フィルターの対象範囲
大塚製薬における大学群ごとの採用の有無をまとめると、次のようになる。
大学群/職種 | 技術系(理系) | 事務系(文系) |
---|---|---|
旧帝大 | 有 | 有 |
早慶上智 | 有 | 有 |
難関国公立 | 有 | 有 |
GMARCH、関関同立 | 有 | 有 |
地方国立(駅弁大学) | 有 | 有 |
底辺公立 | 無 | 無 |
日東駒専、産近甲龍 | 無 | 無 |
大東亜帝国、摂神追桃 | 無 | 無 |
Fラン | 無 | 無 |
ボリュームゾーンは国公立全般と早慶上智、GMARCH・関関同立。
俗に言う「学歴フィルター」がある程度確実に存在すると判断。具体的な基準は下記の通り。
- 国公立大学は筑波、横国、千葉などの難関国公立以上
- 私立大学はMARCH、関関同立以上
絶対的な下限となる条件ではないものの、これに満たない大学からの採用は大幅に少ない。
偏差値上の下限は、国公立大学は地方国立の55程度、私立大学は60前後。
なお、大塚製薬は製薬会社であるが、他の大手企業はいずれも上記に類似。
大学別採用人数
下記は大塚製薬の大学別採用人数。

大塚製薬の大学別採用人数(2020年4月入社)
大学名 | 採用人数 |
---|---|
京都大学 | 2名 |
大阪大学 | 12名 |
東北大学 | 3名 |
九州大学 | 4名 |
北海道大学 | 2名 |
明治大学 | 5名 |
青山学院大学 | 2名 |
関西大学 | 4名 |
同志社大学 | 6名 |
立命館大学 | 7名 |
横浜国立大学 | 2名 |
千葉大学 | 4名 |
大阪府立大学 | 2名 |
大阪市立大学 | 2名 |
岡山大学 | 2名 |
徳島大学 | 2名 |
長崎大学 | 2名 |
静岡県立大学 | 2名 |
成蹊大学 | 2名 |
日本大学 | 4名 |
甲南大学 | 2名 |
東京薬科大学 | 3名 |
明治薬科大学 | 2名 |
京都薬科大学 | 2名 |
上記は2020年4月入社の主要大学別就職者数を示した表である。これは大学通信ONLINEの調査によるもの。
5名を輩出したのは、大阪大学と筑波大学の2校。複数名の就職者がいたのはいずれも「難関大学」に該当する大学のみ。
上記は入社した新入社員をすべて表示したデータではないものの、難関国公立もしくは難関私立(MARCH、関関同立以上)であることは読み取れる。
《参考:就職の「学歴フィルター」、大学名でのボーダーラインの基準とは!?》
採用されやすい大学はどこ?
大塚製薬にて採用されやすい大学とそうではない大学を一覧化すると、下記のようになるだろう。
有利/不利 | 対象大学 |
---|---|
優勢 | 旧帝大+3(東京大学、一橋大学、東京工業大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、九州大学、東北大学、北海道大学) 早慶上智(早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学) 筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、電気通信大学、大阪府立大学、大阪市立大学、名古屋市立大学 GMARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学)、東京理科大学 関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学) |
中立 | 地方国公立大学 四工大(芝浦工業大学、工学院大学、東京電機大学、東京都市大学) |
劣勢 | 日東駒専(日本大学、東洋大学、駒沢大学、専修大学) 産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学) 南愛名中(南山大学、愛知大学、名城大学、中京大学) |
論外 | 上記以外 |
一部例外があるものの、原則として各大学群ごとの優劣はこのようになる。
偏差値が高いところほど優勢、低いところほど劣勢。
優勢は難関国公立、MARCH・関関同立以上
まず就職者数で多いのが、旧帝大(東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学、東北大学、北海道大学)とそれに準じる一橋大学、東京工業大学、神戸大、そして早慶上智(早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学)。
旧帝大に次ぐ難関国公立大学に該当する筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、東京都立大学、名古屋工業大学、大阪府立大学、大阪市立大学、広島大学、岡山大学、金沢大学なども在籍学生数の割には多め。
次に、GMARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学)、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)。ここまでは優勢の範囲。
これらの大学は他の製薬会社でも採用実績が豊富。学歴フィルターで引っ掛かるはほとんど考えられない。
地方国公立は「中立」

地方国公立大学は中立に相当。
「駅弁大学」と称される地方の国立大学からも採用は幾分かある。具体的には、弘前大学、岩手大学、山形大学、岐阜大学、富山大学、山口大学、徳島大学、鹿児島大学。いずれも駅弁大学。
ただ、大都市圏の偏差値の高い難関国公立と比較すると少ない。
在籍学生数が少ないこともあって、その分大塚製薬などの超大手への就職事例はそう多くはない。(中堅私大とは事情が異なる)
ここは有利ではないものの、不利でもない範囲になると考える。
日東駒専、産近甲龍は劣勢

日東駒専(日本大学、東洋大学、駒沢大学、専修大学)・産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)、南愛名中(南山大学、愛知大学、名城大学、中京大学)などの文系が主流の中堅私大は劣勢。
理系が主力の四工大(芝浦工業大学、工学院大学、東京電機大学、東京都市大学)もまた、製薬会社である大塚製薬への就職実績には乏しい。
いずれの大学も超大手企業となると「学歴フィルター」ではじかれる可能性があるところ。
偏差値55に満たない私立大学は全体的に不利になると判断。俗に言う「Fランク大学」からの採用にも乏しい。
職種別の採用大学の傾向
大塚製薬では、同一企業でも以下の職種が新卒採用で用意されている。
- MR職
- 消費者商品担当営業職
- 臨床開発職
- 研究技術職
前述の通り、今回のテーマである「学歴フィルター」はどちらでもあるのは確実。厳しさはいずれもほとんど同じ。
全ての職種にて、より効率的な選考を実施するために書類選考にて大学名で振るい分けている可能性は否定できない。
>>大塚製薬の新卒採用の倍率は30~50倍、就職難易度を職種別に考察
MR職、消費者商品担当営業職

大塚製薬の文系を対象とするMR職、消費者商品担当営業職においては、MARCH、関関同立以上の偏差値ランク帯の大学出身者が大きい割合を占める。これだけでほとんどになると考察。
日東駒専・産近甲龍・南愛名中からも少数ながら採用があるものの、採用実績があるのがどこも理系の学部学科が設置されているところばかり。
正式には公表されていないものの、文系の学生の採用例は少ないと思われる。
「駅弁大学」と呼ばれる地方国立大学からの採用はかなり少なめ。理系とは対照的に、文系では都市部立地の国公立または私立大学が多い傾向。
開発職・研究職

一方、大塚製薬の開発職・研究職(理系)は、国公立大学全般とMARCH、関関同立クラス、そして薬科大学(単科)が主流層。
MRとは違って薬科大学も含まれるものの、総合大学に限るのであれば、国公立大学全般とMARCH、関関同立以上のランク帯が多め。文系も理系も大きな違いはない。
もっとも、地方国立は偏差値的に低いといわれることがあるが、ある程度学力はなければそもそも入れない。大塚製薬の開発職・研究職の選考で優位に立てる環境を獲得するのは大変なことなのは確か。
開発職・研究職どちらもある程度の学力が求められる職種。勉強ができない学生が簡単に採用されるとは考えにくく、実際のところ採用実績校の一覧でも、どんなに低くても偏差値は50はある。
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上記では業界別に各企業の採用大学または出身者が多い大学について解説。学歴フィルターの傾向は濃いところと薄いところがある。