理系ならコミュ障でも多少はマシだが! 弊害を考察

理系のコミュ障

理系でいわゆる「コミュ障」(コミュニケーション能力に乏しいこと)は文系と比べるとまだ大問題ではない。「相対的にマシ」ではある。

そうでもコミュニケーション能力が最低限度は整っている人と比べると社会で不利な立ち位置になって人生を損することには変わりない。

学生の間はともかく、就職して社会人となってからが困る。


理系のコミュ障の弊害

コミュ障の弊害 具体的に内容
就職の面接で不利 面接選考で大幅に不利。社内での業務が中心の技術職でも、面接ではマイナスの評価になりやすい。
社会進出後の出世ができない 人と話すことが著しく苦手だと、社会人となった後の出世など上司からの評価に悪影響。
パワハラの対象に 口数が少ない人ほどパワハラの対象になりやすい。コミュ障=何を言っても反撃してこないと下に見られてしまう。
研究発表で困る 研究室での学会発表の場にて苦労。何かを言っているのかがわからず、周辺から白い目で見られる可能性あり。

コミュ障の定義には文系・理系の違いはない。対人恐怖症に伴う人との会話に抵抗を感じること。具体的な定義は以下のようなものが主流。

過去のコミュニケーションの経験から生じた苦手意識やトラウマによって対人関係に恐怖を感じていたり慎重になりすぎているケース

マイナビウーマン「悪化する前に! コミュ障の原因と治し方

コミュ障というと、特に文系の学生が就職の面接で苦戦して不採用となる事例が最もイメージが多い。

理系の場合はコミュ障であっても比較的デメリットが少ないと捉えがち。

確かに理系は文系とは致命的とまではいかないものの、色々と弊害がある。

なぜ文系よりマシ?

文系と比べて理系のコミュ障がまだマシといえる理由は以下の通り。

  • 就職先の職種が技術系がメイン:トーク力が必須の営業ではない
  • 意見を発言する機会がまだ少ない:文系のゼミのように討論する場面が少ない

上記の2点にて文系よりも理系の方がまだデメリットの度合いが緩やか。

学生のコミュ障の欠点

就職の面接で不利に

就活中の大学生

理系のコミュ障で最も苦労するのは、文系と同じく就職活動。大学生で最初にぶち当たる壁ともいえる存在。

理系の中でも、特に工学系や情報系の学部学科の学生は「技術職」の採用に応募する。

設計・開発・品質管理といった技術系の職種では大学で特定の専門性のある分野を学んだ人だけを対象とするため、内定の取りやすさも事務系などよりも簡単。

その上、募集人数も比較的多くて就活市場にていつの時代も買い手市場。

それでもコミュニケーション能力は幾分求められるのは否定できない。

営業のようにトーク術が求められるほどではないとはいえ、最低限度のレベルは必要。

コミュニケーション能力がなければ、社内にて他の社員との意思疎通ができない。

>>人と話すのが苦手な「コミュ障」は就職の面接でどうしてる!?

研究発表で苦労する

研究発表

大学の3年次以降になると、ほとんどの理系の学部学科では「研究室」というものがある。

文系のゼミでは完全に自分の意見を発言することが求められる。理系の研究室での発表もこれに似ているが、意見よりも客観的な事実を説明するため、まだコミュ障にはやさしい存在かもしれない。

それでも、講義とは違って単に誰かの話を聞くだけではなく、自分の言葉で物事を説明する必要がある。

あがり症で人前で話すことに著しい抵抗を感じる学生は大学で特に苦労する場所になるのは確か。

人と話すことが得意であるとまではいかないものの、大幅な苦手意識があることは致命的と言わざるを得ない。

理系出身者の社会人コミュ障の欠点

理系出身者の社会人

次に理系の社会人となってからのコミュ障の欠点について。

これは職種や学歴に関係なく起こり得る現象。

>>【理系編】学歴フィルターの基準! 就職で問われる出身大学

パワハラの対象に

理系出身者で社会人生活がスタートした後で、コミュ障であるために被害にあってしまうトラブルもある。それは「パワハラ」。

パワハラとは、一般的に上司に当たる人間が職場内でその優位性や立場を利用して、労働者(部下)に対して業務の適正範囲を超えて叱責や嫌がらせを行うこと。

それが口数が少ない人で、これもコミュニケーション能力に乏しい人に該当。

口数が多い人よりも少ない人に要求や暴言を吐きやすい。言葉で何か反撃されて、上司側が苦境に立たされる可能性は低いためだ。

理系であれば、売上成績などの数字でのノルマが少ない分、パワハラは文系のコミュ障に比べると相対的に少ないことが想定される。

とはいえ、コミュニケーション能力が整っている人と比べると大幅に被害に遭いやすいのは事実。

出世ができない

社会人となってコミュ障であると出世に悪い影響を及ぼす。

仕事で自分の改善案や仕事の説明を上司や同僚にわかりやすくはきはきと自分の言葉で表現できないと、高い評価を獲得することはできない。

評価が悪ければ、出世はしにくく、昇給で給料が上がっていきにくい。

いつまでも給料水準が低い平社員のまま何十年も過ごすこととなる。

以前は年功序列がほとんどであったため、コミュ障でもこのシステムが救済措置となったが、今後はこれが少なくなっていく。