理系なのに就職ができないという例は決して無ではない。理系が文系と比べると基本的に就活で苦戦する人は少ない。
「学歴フィルター」も比較的緩やか。不利に働く要素が少ない。
周りにいる学生がみんな内定をもらっているのに自分だけ内定がゼロの状態になるような現象はある。
いわゆる「無い内定」といえる状態だが、このように何社受けても不採用になる人にはどんな特徴があるのか。致命的な共通点ともいえるものが3つある。
文系 | 理系 |
営業職が多い。
人と接する能力が重視されやすい。 |
技術職が多い。
専門的な知識を持っていることが重要。 |
文系と理系を比べると、就職に際に人物の面で重視されやすいポイントはそれぞれで異なる。
しかし、これはあくまでも最低限度の基準をクリアしていることが前提。文理どちらも「ふつう」の人である必要はある。
理系でも就職できない人の3つの特徴
- 人と話すのが著しく苦手
- 無表情
- 大手企業ばかり受けている
文系・理系問わず、上のような特徴に当てはまる人は就職先が見つからない可能性が非常に大きい。
理系の学部学科に所属する人は文系と比べると就活の際は内定がもらえやすいといわれている。
不景気になってどこの企業も採用人数を減らすような状態であっても、理系なら比較的簡単に職が探せる。
参考:就職に有利が学部vs不利な学部とは? 文系と理系で大差が!

しかし、この3つの共通点に当てはまるような人は残念ながら理系とはいえ内定がゼロになる可能性が否定できない。
卒業間近になっても内定が1つもないような状態になることも考えられる。
人と話すのが著しく苦手

人と話すのが物凄く苦手となると、内定がもらえない可能性が大きい。どんな職場であっても他人とコミュニケーションを取る必要がある。
そして、どんな企業であっても面接は必ず存在する。試験の結果が重視される公務員でも面接は避けては通れない。
>>人と話すのが苦手な「コミュ障」は就職の面接でどうしてる!?
面接では最低限のマナーに加えてはっきりとした受け答えが求められる。
もごもご話していたり、声が小さいような人だと、そうではない人と比べると優秀さで劣ると判断されてしまう。
技術系の職種に就くことが多い理系は、営業職になる文系と比べると高いレベルのコミュニケーション能力とまでは求められない。それでも、一定の水準は必要になる。
人と話すのが少し苦手というレベルであれば特に大きな問題はないものの、著しいというレベルだと致命的な欠点になる。
無表情
面接の際に見られるポイントでもあるが、無表情の人もまたなかなか内定が獲得できない人に当てはまる共通点である。
言葉自体はすらすら口から出るような人でも、表情が常に硬いような人では印象が良くない。
就職の採用選考では面接での評価が重視される。履歴書などの書類選考もみられるものの、最終的には面接の結果で合否を企業側は判断する。
無表情だと第一印象が悪い。文系・理系問わず表情が豊かな人の方が高い評価を受けて採用されるだろう。そうではない人は簡単に不採用となってしまう。
大手企業ばかり受けている

個人の人格に問題がある人だけが「無い内定」になるわけではない。
就活のやり方に問題がある人もまた、何十社受けても落とされてしまう。
大手企業ばかり受けている人がこれに該当する。倍率が非常に高くて入社するのが難しいような会社ばかりにESを送っていると、どこからも採用されないなんてことになりやすい。
誰もが知っている有名な大手はどうしても不特定多数の学生が応募する。学歴フィルターもある。
理系であっても大手は買い手市場となっているところが多く、限りある内定をめぐる激しい争いになる。
競争がそれほど激しくはない知名度の低い会社も受ける必要はある。誰もが知っている会社=働きやすい会社というわけではない。
例えば中小企業でも優良企業が数多く存在する。ホワイト企業に該当するところもあり、大手企業こそが素晴らしいというのはあくまでもイメージに過ぎない。