就職に有利な学部vs不利な学部とは? 文系と理系で大差が!

大学で就職に有利な学部と不利な学部について、具体的にどこが当てはまるのか。全体的には、理系が新卒・中途を問わず仕事が豊富にあるのに対して、文系は仕事の数が少ない。




就職における学部学科の強い・弱いの差はこれから就活を始める大学生や大学院生に限った話ではない。一度社会人となった後に転職活動をする際にも関係してくる。

理系学部出身の人であれば、中途採用でも募集は結構多い。対する文系出身者は社会人採用の世界でも理系よりは苦戦を強いられるかもしれない。

就職に強い学部と弱い学部

よくある先入観としてあるのは次のような内容だろう。

  • 理系=就職に困らない、転職の求人も豊富
  • 文系=就職できない、ニート・フリーター多数

このような極端なイメージを抱いている人も実際に多い。これから大学受験を控えている高校生のみならず、すでに社会人として働いている人でも少なくない。

【就活】文系だと就職に不利!? 内定の獲得が厳しいって本当?

学部別でも就職の難易度

有利性 主な学部
5 医学部、薬学部
4 工学部、理学部、農学部、保健学部
3 法学部、経済学部、外国語学部
2 社会学部、国際学部、教育学部
1 文学部、人文学部、芸術学部

医学部・薬学部は就職に最強

医学部や歯学部、薬学部については、大学で学んだ内容はそのまま仕事に直結する。職業に学習内容を活かす学部学科ということで、就職もほぼ保証されているような形である。

資格の取得が必須であるため、他の学部学科と比べるとたくさん勉強しなければならない。それでも、その分職を探す難易度はかなり小さい。

期待できる年収もかなり高く、転職を考える場合も需要が大きい。安い給料で働くこととは無縁といっても過言ではない。

そんなわけで、就職には最強の学部学科といえるのが医学部・歯学部・薬学部といえる。

理工系、農学系も就職口が豊富

理学部および工学部についても、就職先が保証されているとまではいかないものの、働くところが極めて豊富に存在する。

理系の代表的な存在ともいえる学部が理工系であろう。日本は工業国ということで、特に製造業の企業があふれている。

製品の開発、研究にはモノづくりの知識を持った人が必要で、それを勉強する場所が理学部・工学部である。大学と民間企業が共同で研究を行っている例も多い。

そんな事情から、理工系の学生を求めている職場はたくさんある。不景気で採用人数を絞るところが相次いだ場合でも、理工系の採用には力を入れるところが少なくない。

就職に強いという意見は多数派である。

理系なら就職は楽? 文系よりも有利になる理由が3つある!

農学系についても、就職には強い。工業製品をつくるメーカーに強い理工系とは違い、素材・繊維メーカーに強いという特徴がある。

農家になるしかないと想像する人も多いが、実際には豊富な仕事があり、他の理系学部と大差ない。




法・経・外は文系では就職に強い

文系学部になると理系のように大学での学習内容がそのまま仕事に活かせるというケースが少ない。

そのため文系だと就職にはどうしても不利になる可能性が出てくる。なかなか内定がもらえないという事例も多く発生する。

ただし、同じ「文系」という括りの中でも各学部によって有利・不利の差は存在する。

法学部や経済学部、外国語学部は文系でも比較的就職に強い。法学系は弁護士、裁判官、行政書士といった士業になるために必要な知識が学べる。

自発的な勉強も求められるものの、専門職業を目指すのには最適である。その分仕事も豊富にあるといえる。公務員試験の内容とも重複するため、官公庁へ就職する人も多い。

経済学部も比較的就職には強い。数字に強いというイメージが世間的に定着していることから、金融業、商社などで採用が多い。また、法学部と同じく公務員になる学生も多く見られる。

外国語系の学部学科もまた文系では有利になる。諸外国語が使えるということで、海外に拠点を置く企業で外国語に堪能な人材を求めている。

文学部・人文学部は不利になるかも

一方で文学部と人文学部に関しては、就職事情は他と比べると悪い。就職率も人文学系ではあまり良くない傾向が見られる。

就職できない文学部

理由の1つとして考えられるのは、大学での勉強内容が実際に社会での実務とは関係が薄いことが挙げられる。

企業や官公庁の事業内容に関連したものではなく、完全に学術的な世界に関した内容に携わる学部学科のため、実際に就活が始まっても良い職場を求めるよいう意欲も、他の学部と比べるとどうしても欠けてしまうと考えられる。

公務員になる例も少なくはない。しかし、公務員試験で問われる知識を学校ではほとんど触れないため、法学部や経済学部よりも不利にはなる。

社会人となって就く職種は事務系が多い。転職市場でも事務系の募集は存在はするが、その数は少ない。

全体的に事務職は供給過剰になっている。人材に求められる能力が高くないこともあり、人手不足よりも働く先が少ない。

就職を意識した場合に学部学科としてはメリットが薄いのは否定できない。