SMBC日興証券新卒採用の倍率は5~20倍、就職難易度も考察

SMBC日興証券

SMBC日興証券の新卒採用の倍率は、総合職全国型、総合職地域型、事務コースいずれも約20倍、部門別コースが5~20倍と予想。就職難易度はやや難・ふつうのいずれかに相当。

採用人数に関しては、すべて合わせると約300~400人ほどでここ数年は推移。

証券会社の中でも大手企業で多い人数だが、二大証券である野村證券、大和証券に比べると少ない。それでも募集人数が数百人単位という大量採用になっているため、倍率自体はそれほど高いものにはならない。

同一企業とはいえ、各職種によって倍率から就職難易度は異なる。


職種ごとの就職難易度

職種 難易度(満5点) 推定倍率/レベルの目安
総合コース全国型(オープン採用) ★★★ 20倍、ふつう
総合職コース地域型(オープン採用) ★★★ 20倍、ふつう
事務コース ★★★ 20倍、ふつう
総合コース(部門別採用) (部門で異なる)

総合コース全国型、総合職コース地域型、事務コースそれぞれの就職難易度はこのような形になる。

部門別コースは、投資銀行部門、グローバル・マーケッツ部門、クオンツ部門、システム部門、コーポレート部門で異なる。詳しくは後述。

人気度が高いのは総合コース〈オープン採用〉全国型。給料水準が最も高いことから、採用人数に対して多くの学生がエントリーする。

倍率および就職難易度は大手証券会社の中では並みレベル。野村證券、大和証券よりは少し難易度は下がる。

《参考:金融業界(銀行/証券/保険)の就職難易度の一覧! 偏差値をランキング化

総合コース全国型の倍率は20倍、難易度は「ふつう」

就職難易度がやや高めの総合コース全国型

SMBC日興証券の総合コース〈オープン採用〉全国型の倍率は約20倍と予測。就職難易度は「ふつう」と判断。

全国転勤があって海外への赴任もあるこの職種は、SMBC日興証券の看板的な存在。

一般的な金融業と同じく、世間一般で広く認識される「総合職」に該当するこの職種では出世のスピードが早いこともあって、35歳前後には年収が1,000万円に到達する社員が大半。

証券に興味関心がある学生のみならず、銀行・保険といった金融業界全般を志望している学生も受けてくる。

こうした事情により、野村證券、大和証券ほどではないものの、SMBC日興証券の中でも総合コース全国型は特に倍率が高め。あくまでも予想とはいえ、およそ20倍と推定。

エントリーシートを提供して正式に応募しても、大半の学生たちは書類選考の段階で不採用が確定。面接にすら呼ばれない人が多くなるのは確か。

就職難易度は「ふつう」との表現が妥当と判断。内定獲得は本当に優秀な人材しかできないことだろう。

総合職コース地域型の倍率は20倍、難易度は「ふつう」

総合職コース地域型

SMBC日興証券の総合コース〈オープン採用〉地域型の就職難易度は「ふつう」。倍率は約20倍と推定。

特定の地域内での引っ越しが必要な転勤がある一方、地域外への転勤はない職種。

例えば、首都圏でブロック限定で入社した社員は、県外への転勤はあっても、近畿地方への転勤はない。

希望部署に関係なく、全国転勤のある総合職に比べると人気度は下がる。採用人数がかなり多く、さらに応募者のほとんどが女性であり、男子学生の応募が少ないことも影響。

それでも、書類選考の段階で不採用が確定。1次面接に本当に呼ばれる人は志望動機やこれまでの経歴(学生時代に頑張ったこと等)について企業側の採用担当者が気に入ったと感じた人のみ。

ゆえに、倍率はおよそ20倍程度と考える。就職難易度は大手企業の中では「ふつう」に相当。

事務コース

事務コース

事務コースの就職難易度も「ふつう」。倍率は約20倍と推定。

総合職を補完する業務が中心ということで、給料体系は下がる。

それでも、営業等には携わりたくないと考える学生が一定数存在し、その受け皿になるのが事務コース。

倍率と就職難易度の面で総合コース地域型とほとんど違いはないと思われる。

部門別コース

「オープン採用」の他に、SMBC日興証券では部門別コースも新卒採用を実施。

総合職に相当するものの、専門分野に特化した部署への配属が基本。専門職に近い。

応募する学生は人数的に限られやすいが、採用人数そのものも少ないため、入社は決して容易ではない。

投資銀行部門

投資銀行部門

投資銀行部門はM&Aアドバイザリー業務および資金調達業務を主要な業務とする部門。

具体的には、募集要項では「顧客企業の事業を強化するために、経営および財務戦略に係る分析・提案やファーストクラスのアドバイスを提供し、案件執行までのサービスを提供」と記載。

大学での専攻分野が限定されるわけではないため、倍率そのものはオープン採用とほぼ同じと予想。

したがって、倍率は約20倍、就職難易度は「ふつう」に相当。

グローバル・マーケッツ部門

グローバル・マーケッツ部門

グローバル・マーケッツ部門は、商品の開発・提供を行うセールス&トレーディング業務と、市場調査を通じた情報発信を行うリサーチ業務を行う職種。

アナリストやエコノミスト等のリサーチャーとなる部門もここに該当。

倍率そのものは約20倍が相場で、就職難易度は「ふつう」に相当。

部門別コースの中では最も学部学科不問で、誰でもエントリーできる。文系全般の学生が多く応募するため、倍率はオープン採用とほぼ同じ。

クオンツ部門

金融工学専攻向けのクオンツ部門

クオンツ部門の倍率は部門別コースでは最も小さいと予想。推定倍率は5倍、就職難易度は「易」と判断。

実際に応募できるのが金融工学を大学または大学院で携わっている学生にほぼ限られる。

文学部、経済学部(金融工学以外)、法学部、教育学部といった学部学科の学生は採用の対象外。

金融商品開発、モデル開発、リスク管理等に関する業務になるため、専門的な知識が要求される。

システム部門

情報工学専攻向けのシステム部門

システム部門も部門別コースの中でも特に応募者が少ない。システム企画・開発、ITコンサルティング等に携わるため、専門的な知識が要求されるため。

推定倍率は5倍、就職難易度は「易」と判断。

実際に応募できるのが情報工学などの理系の一部の学部学科に在籍する学生のみ限られる。

文学部、経済学部、法学部、教育学部などの文系学生は採用の対象外になると思われる。

コーポレート部門

コーポレート部門

コーポレート部門は、SMBC日興証券単体・連結の経理・決算・財務、財務報告に係る内部統制評価、管理会計、費用管理、財政状態のモニターに関する業務を行う職種。

学部学科は主に法学部と経済学部出身者が多い印象。

同様に倍率は約20倍、就職難易度は「ふつう」と判断。

まとめ

SMBC日興証券における新卒の採用の倍率はいくつ程度になるのか。内定を獲得するまでには、どれくらいの割合の人が不採用となってしまうのか。人気企業ということで、どうしても買い手市場にはなってしまうのは間違いない。

大手証券会社としては他に、野村證券、大和証券、みずほ証券、三菱UFJ証券ホールディングスが挙げられる。いずれもSMBC日興証券と同じように就職先としての人気度は高い。

就職実績校も難関大学が多数派であるほど。《参考:SMBC日興証券の採用大学を公開、学歴フィルターも濃厚

SMBC日興証券の新卒採用においては、全国転勤がある「プロフェッショナル社員クラスⅡ」と転居を伴う異動がない「プロフェッショナル社員クラスⅠ」の2種類があった。

全国転勤のある「プロフェッショナル社員クラスⅡ」の場合は、さらに職種を以下の中から選んで選考を受けることとなる。

  • オープン採用(旧総合部門)
  • プライベートバンキング部門
  • 投資銀行部門
  • セールス&トレーディング部門
  • リサーチ部門
  • システム部門
  • コーポレート部門

現在はそれぞれ「全国型」「地域型」という名称に変わったものの、仕事内容や転勤の有無そのものは変わっていない。

総合職の倍率は20倍程度か?

SMBC日興証券の就職説明会に参加する大学生

SMBC日興証券の新卒において、採用人数と応募者が最も多いのはオープン採用(旧総合部門)。

この職種は、他の企業では総合職に当たるものである。仕事内容はさまざまであり、いろんな業務に携わりながら会社全体を理解し、将来的には幹部を目指すのが特徴である。

採用される人数は多いものの、倍率も高い。ESを提出した書類選考の時点で倍率は約20倍前後になると思われる。

これは、大手証券会社では他社と同じくらいの規模である。面接に進んだ段階でも、5~10倍程度はあると予想される。そして、実際に内定を獲得できるのはその中の何人かに1人ということなる。

それ以外の部門は、他社では専門職と呼ばれる部門に当たる。採用人数は少ないものの、応募する学生といえばその分野に興味関心のある人である可能性が非常に高い。

特に特定の学部学科の学生を対象とする部門では倍率と就職難易度は大幅に下がる。

ただ、どの学生も志望動機や入社後にやりたいことなどがかなり明確に決まっているケースが多いため、ESや面接ではしっかりとした受け答えがないと、内定を取るのは難しい。

地域型、事務コースはどう?

一方、かつて「プロフェッショナル社員クラスⅠ」に分類されていた総合職地域型と事務コースの場合、倍率や難易度はどれくらいになるのか。

転居が必要ないということで自宅から通いたいという学生に人気の職種となっている。男子よりも女子の方が応募する傾向にある。

引っ越しが求められる転勤がない一方で、年収・給料の面では劣ってしまう。基本給はどうしても全国転勤のある職種の方が高い。

ただし、就職難易度の面では難しさは全国型とほとんど変わらない。応募者が多いという点では同じである。

就活をしている大学生の中では、大手志向がいつの時代でも強い。

ネームバリューのあるSMBC日興証券ということから、内定を獲得できるのは一部の優秀な人材となる。買い手市場であるのは間違いない。

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