
総合商社への就職ではTOEICのスコアで高い点数を取ることが求められ宇ケースがほとんど。最低点の目安は何点になるのか。
海外赴任をはじめ他国のビジネスマンとのやり取りの機会が多いのが商社マン。新卒採用の時点での就職難易度が高い総合商社では特に英語力は絶対に欠かせない。
総合商社大手5社で求められるTOEICのスコア
企業名 | TOEICスコア | 概要 |
三菱商事 | 860点 | 海外赴任・昇進時 |
住友商事 | 730点 | 海外赴任・昇進時 |
伊藤忠商事 | 700点 | 海外赴任・昇進時 |
三井物産 | 750点 | 昇進時 |
丸紅 | 730点 | 海外赴任・昇進時 |
総合商社では新卒の採用時で明確にTOEICのスコアの最低ラインを定めているわけではない。
書類選考の際にTOEICの点数で「足切り」を設けているわけではない。そのため、「何点以上ないとアウト」という基準は特にない。
しかし、実際に業務をこなしていくにあたって英語力が求められるのは確かである。英語がまったくできない人だと採用も難しいのは確実視できる。
英語力がある人であればその分これらの総合商社へ就職できる可能性が高まる。そうではに人は内定は獲得できないと考えてよい。
参照:就職でのTOEICの点数の目安! 有利になるのはいくつから?
860点以上だと有利

860点以上あると総合商社で必要な英語力を満たすことになる。これくらいのスコアがあれば、採用の選考でも有利に働く。
860点あればビジネスの世界でもほとんど不自由なく英語が使えるということを示す1つの基準となっている。
三菱商事では海外赴任や昇進の際のTOEICのスコアの最低ラインが860点となっているのもこのためだろう。
住友商事、伊藤忠商事、三井物産、丸紅では700~750点になっていることで三菱商事よりはハードルが低い。
それでも入社の時点で860点以上のTOEICのスコアを持っているのは大きなアドバンテージになることに変わりない。
大学生の間でもTOEICのスコアが700点台は持っているという人は結構多い。英語力がある程度である証だが、700点台のスコアがあるからといって決して珍しいわけではない。
860点以上はそれほど多くはない。留学経験など本格的な英語の学習をした人しか到達できないレベルといえる。これくらいのスコアあれば当然有利になる。
英語力が就職で必要な能力すべてではない
ただし、英語力があるからといって簡単に総合商社の各社に入社できるかというと、決してそうではない。
選考の際の1つの判断材料でしかない。面接でも人物面を総合的に評価される。英語力ができても、言葉の表現力やこれまでの経験があまり好ましくないと簡単に不採用になる。
総合商社は人気の就職先となっていて、完全な買い手市場である。倍率が高くて本当に優秀な人材と認められた人だけが入社できる。

マイナビCMより
TOEICのスコアが高いからといって内定がもらえる人はほんの一部に過ぎないというのが現状だろう。
英語がものすごくできるというレベルである900点以上のスコアがあっても、内定がもらえずに落とされる学生も結構いる。
TOEICのスコアは若干有利になるが、大幅に有利になるとは考えられない。これが就職の世界の事情であるのは否定できない。
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東京都江東区在住。1993年生まれ。2016年国立大学卒業。主に鉄道、就職、教育関連の記事を当ブログにて投稿。新卒採用時はJR、大手私鉄などへの就職を希望するも全て不採用。併願した電力、ガス等の他のインフラ、総合商社、製造業大手も全落ち。大手物流業界へ入社。
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