
早稲田・慶應・上智といった最難関私立大学に所属する学生でも就職できないという例は決してゼロではない。
周りの学生が次々と大手企業から内定を獲得する中で、自分だけがまだ「無い内定」の状態になる可能性はそう低くはない。
就活で失敗する学生について、彼らにはどんな欠点があるのか。
就職できない人の3つの特徴
特徴 | 概要 |
コミュニケーション能力が低い | 他人と話すのが著しく苦手 |
プラウド高い | 高学歴のため他人を見下す |
大手志向 | 有名かつ大手企業にのみ視点を置く |
高学歴であっても就活で失敗する話が話題になる。それに該当する人だとこれら3つに見事に当てはまる可能性がかなり大きい。
これは最難関私立大学である早慶上智だけでなく、旧帝大などの難関国立大にも共通する。
参照:旧帝大でも就職できない人とは!? 難関国立で無い内定の特徴
コミュニケーション能力が低い

コミュニケーション能力が低いというのは、単純にいうと「他の人と話すのが苦手」という意味である。
勉強ができてもコミュニケーションをとることに著しく苦手意識を持っている学生は結構少なくない。
しかし、就職をはじめとするビジネスの世界では周囲の人のみならず見知らぬ人との意思疎通が問題なくできるということが求められる。
これに学歴の違いは関係ない。早慶上智のような難関大学だからといってコミュニケーション能力が不要なわけではなく、これがない人を企業の採用担当者も内定を出したくないだろう。
「早慶上智なのみ就職できない」という人に当てはまる最も多い特徴でもある。これに当てはまる人が一番多いということで、決して無視できない悪い事情でもある。
プライドが高い
有名でネームバリューが高い難関大学に通う高学歴の学生に多いのが、プラウドが高いという点である。具体的には、自分が非常に優れた人であると考え、他人を見下す性格を持つ人である。
早稲田・慶應・上智でもこれに該当する学生が結構いる。そして、この点も就職できる確率を大きく落とす悪い原因ともなっている。

グループディスカッションで自分の意見が正しいと押し切る人、あるいは面接で自分のすごさを過剰にアピールする傾向が見られる。
プラウドが高いとなると、企業の採用担当者からすれば悪い印象になるだろう。そうではなく、周囲の意見を尊重する謙虚な学生に内定を出したいというのが、ほとんどの企業の思いではないか。
大手志向が強い
有名で誰もが知っている大手企業に就職したいという考えを持つ人はかなり多いだろう。この気持ちそのものには何の問題もない。
しかし、何が何でも大手でないといけないと考えているのは問題があり、これもまた高学歴であってもなかなか就職先が見つからない原因ともなる。

「中小企業や無名な会社では親や友達には言えない」という考え方をするのが、この典型的な例だろう。
早稲田・慶應・上智に所属する学生だと、自分は高学歴だから大手企業への就職には非常に有利になると考えを持つ例が多い。これを根拠にして大手企業のみの選考を受ける。
しかし、大手というのは誰もが受ける企業でもある。倍率は数百倍に達することも例外ではなく、就職難易度が高いのは間違いない。
入社するのが難しい企業ばかりを受けていると、その分内定が出る確率が下がる。ものすごく優秀な人材出ない限り、これでは就職できない可能性も出てきてしまう。
一緒に働きたい人に内定が出る

就職の世界で内定を出すのは企業の採用担当者と上層部である。大学入試のように学力だけというわけではない。
早慶上智などの難関大学であっても、結局のところは「一緒に働きたい人」と判断された人が採用される。この点では大学名や偏差値の差は関係ない。
逆に一緒には働きたくないと思えるような人には残念ながら採用する企業はない。仕事仲間にはしたくない人=いらない人というわけだ。
- コミュニケーション能力が低い
- 他の人を見下す
- 何が何でも大手でないとダメ
このような傾向や考えを持つ学生に関しては、一緒に働きたい人であると思う人は少数派ではないか。
早稲田・慶應・上智は就職が有利といわれているが、それは全体像から見た割合の話である。早慶上智なら絶対に大手に就職できるという意味ではない。
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東京都江東区在住。1993年生まれ。2016年国立大学卒業。主に鉄道、就職、教育関連の記事を当ブログにて投稿。新卒採用時はJR、大手私鉄などへの就職を希望するも全て不採用。併願した電力、ガス等の他のインフラ、総合商社、製造業大手も全落ち。大手物流業界へ入社。
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