東京電力の採用大学を調査! 学歴フィルターの可能性あり

東京電力

東京電力の新卒採用における採用大学に関しては、総合職では東京大、京都大、大阪大、神戸大、東工大、一橋大などの旧帝大クラス、私立大学では早稲田大、慶応義塾大、上智大、そしてMARCHなどが多め。

この点から学歴フィルターがある可能性が大きい。

一定の偏差値を下回る学校の学生だと、エントリーシートや履歴書に自分の所属する学校名を書いた時点で不採用の確率大になる制度で、多くは書類選考の段階で用いられる手法だが、東京電力も職種によっては例外ではない。


大学別就職者数

東京電力HDの採用が特に多い東京工業大学

まずは大学別就職者数。採用大学のうち、特に人数が多い大学を列挙。

週刊ダイヤモンド「トヨタ、JR東海…愛知が本社の15社、新卒採用大学ランキング!」に基づく情報では、東京電力へ就職した新卒採用者の出身大学で多い学校をまとめると以下のような表になる。

国公立大学、私立大学ともに2016年の実績を示す。

参考:就職の「学歴フィルター」、大学名でのボーダーラインの基準とは!?

国公立大学の大学別就職者数

国公立大学
東京電力の大学別就職者数(国公立大学)
大学名 採用人数
東京大学 5名
京都大学 5名
大阪大学 1名
北海道大学 2名
九州大学 2名
東京工業大学 6名
神戸大学 1名
筑波大学 2名
千葉大学 2名
東京農工大学 5名
大阪府立大学 1名

資料出典:サンデー毎日2018年8月19日号

上記の表は国公立大学各校ごとの採用人数。

本社のある東京都とその周辺(主に首都圏地方)の大学の中でも、偏差値が比較的高い大学が多い傾向。

東京大学、東京工業大学、東京農工大学から5名以上の採用がある。

このほか、京都大学、北海道大学、九州大学、大阪大学などの旧帝大、首都圏の千葉大学、筑波大学からの採用もある。

私立大学の大学別就職者数

私立大学
東京電力の大学別就職者数(私立大学)
大学名 採用人数
早稲田大学 13名
慶應義塾大学 3名
上智大学
明治大学 4名
青山学院大学 5名
立教大学 2名
中央大学 2名
法政大学 2名
学習院大学 1名
東京理科大学 10名
関西大学 1名
関西学院大学 2名
日本大学 4名
東京都市大学 5名
芝浦工業大学 3名
東京電機大学 3名
近畿大学 1名

上記の表は私立大学各校ごとの採用人数。

私立大学の場合、早慶の2校である早稲田大学、慶応義塾大学、MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)、東京理科大学などがランクイン。

さらに、日本大学、東京都立大学、芝浦工業大学、東京電機大学が首都圏からは複数名が採用。

ただ、学生数が多いこと、地元首都圏にあるにしては。特に日東駒専の各大学は軒並み少ない。

したがって、東京電力の採用大学に関して、私立大学ではMARCH以上のランクの大学が主流と捉えてよい。特に文系が主流の事務系はこの傾向。

東京都市大学、芝浦工業大学、東京電機大学などの中堅私大は理系の技術系職種の採用と考えてもよいだろう。

《参考:関東(首都圏)の国公立・私立の序列! 偏差値ごとにランク分け

職種ごとの採用大学の傾向

職種毎に問われる出身大学

次に各職種ごとの採用大学の傾向について。

特に書類選考の段階で広く使われている手法が学歴フィルター。

大手インフラ企業では大学名だけで面接まで進ませるか、その場で不採用にするか決める方法となっているケースが多いのが現状。

給料体系が高い総合職で明確な傾向がある。

>>東京電力の平均年収は約800万円! 職種・年齢別目安

総合職

総合職

総合職の出身者の多い大学

  • 東京大学、一橋大学、東京工業大学、東京外国語大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、九州大学、北海道大学
  • 早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学
  • MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)
  • 関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)
  • 千葉大学、横浜国立大学、筑波大学、東京農工大学、お茶の水女子大学

前述の通り、東京電力の新卒採用の職種の中でも総合職は特に難関大学出身の人が内定者の多数派。

出身大学には明確な傾向が出ている。

東大、東工大、一橋大をはじめとする国立大学の旧帝大クラスとそのワンランク下に位置する筑波大、千葉大、横浜国立大、そして早稲田大、慶應大といった最難関私立大学、MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)が主流派。

一方、中堅私大以下では総合職では採用例が少ない。

ここで言う「中堅私大以下」とは、具体的には以下のような大学。

  • 日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)
  • 産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)
  • 東京女子大学、日本女子大学、津田塾大学

総合職の内定者は1名いるかいないかといっても過言ではない。

こうした傾向から学歴フィルターの疑いが否定できないと読み取れる。

応募者数が数千件にものぼり、より効率的に選考を行うために学歴で選別しているとも考えられる。

参照:電力会社への就職で「学歴フィルター」あり!? その基準とは?

技術系職種は中堅私大も

技術部門

ただし、技術系職種に関しては事務系よりも高学歴限定といえるほどではない。

技術職の主な大学

上記の総合職全般の採用大学
+日東駒専
+東京都立大学
+芝浦工業大学
+東京電機大学
+工学院大学

技術系職種ということで、対象の学部学科は理系のみ。

理系人口は文系より大幅に少ないこともあって、同じ総合職でも学歴フィルターの色合いは事務系総合職に比べてもさらに薄い。

日東駒専レベルでも採用があり、さらに中堅の工業系私大からも多数の採用がある。

結論:総合職にて学歴フィルター化

学歴フィルターの仕組み

東京電力は総合職で見られる学歴フィルター

東京電力の場合、内定者を見ると有名な大学を出ている人が多いように感じる。偏差値が高くて入試の難易度が高い学校が出身校の中ではメジャーな存在。

総合職とエリア総合職に至っては、国公立大学全般、MARCH・関関同立以上の難関私大という限られたレベルの大学がボリュームゾーンとなっている。

こうした傾向を考慮すると東京電力の新卒採用の際には、これら2つの職種では学歴フィルターが大いにあるものと私は感じる。

リクルーター面談で囲い込みも

リクルーター

さらに、東京電力にはリクルーター面談も一部の学生をターゲットとして存在する。(総合職のみ)

リクルーターが付くのは有名な学校の学生に限られているようだ。

リクルーターが付き、さらに気に入れられた学生なら、採用選考は裏ルートで進むことができる。

うまくいけば、正式な面接の回数は1~2回程度で内定がもらえる。正規ルートよりも入社の難易度は下がるのは間違いない。

学校名だけでリクルーター面談の有無が決まるため、少なくとも裏ルートとなると学歴フィルターが存在するといえるだろう。

リクルーター面談があるのは、東大、名大、東北大、東工大、一橋大、そして慶応義塾大・早稲田大に限られると見込まれる。

参考:公式の採用実績校

東京電力ではマイナビ2021にて採用実績校を掲載。

<大学院>
東京大学、京都大学、東京工業大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、横浜国立大学、東海大学、工学院大学、日本大学、熊本大学、神戸大学、金沢大学、岩手大学、東京都市大学、芝浦工業大学、法政大学、中央大学、青山学院大学、明海大学、新潟大学、長岡技術科学大学、信州大学、静岡大学、山梨大学、千葉大学、埼玉大学、茨城大学、群馬大学、宇都宮大学、東京農工大学、電気通信大学、筑波大学、早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学、上智大学、同志社大学、立命館大学
<大学>
東海大学、東京大学、東京工科大学、東京工業大学、東京電機大学、東京都市大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、秋田大学、いわき明星大学、岩手大学、宇都宮大学、大阪大学、鹿児島大学、神奈川大学、金沢大学、関西大学、九州大学、京都大学、近畿大学、熊本大学、群馬大学、工学院大学、神戸大学、埼玉大学、佐賀大学、芝浦工業大学、信州大学、上智大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、長岡技術科学大学、名古屋大学、新潟大学、日本大学、日本工業大学、北海道大学、明治大学、横浜国立大学、早稲田大学

引用:マイナビ2021「東京電力ホールディングス(株)」

上記には、東京電力グループの中核企業として以下が含まれる。

  • 東京電力ホールディングス(株)
  • 東京電力フュエル&パワー(株)
  • 東京電力パワーグリッド(株)
  • 東京電力エナジーパートナー(株)
  • 東京電力リニューアブルパワー(株)

国公立大が多めか

見てわかる通り、100%学歴フィルターがあるわけではない。

国公立大学は、偏差値に関係なく全国の大学からの採用があると読み取れる。旧帝大などの一部に偏っているわけではない。

「駅弁大学」「地方国立大学」と呼ばれる中堅国公立からの採用も多い。

一方、私立大学はやや偏差値の偏りが読み取れる。MARCH、関関同立以上がほとんど。

偏差値が明らかに低い大学はいわき明星大学、日本工業大学の2校のみ。

全体的に国公立大学全般と偏差値が高い私立大学ばかりなのが特徴。

さらに、大学名の一覧を見る限りは、私立大学よりも国公立大学が多い傾向。


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