
東京ガスの新卒採用における倍率は100倍以上になると予想。就職難易度は「最難関」にランクインし、内定獲得にはもはや運の要素が大いに必要になると言えるレベル。
総合職に当たる職種は文系職と理系職が用意されているが、いずれも倍率はかなりの数値になる。
採用人数は毎年100~200人ほどで推移している。人員数でいえば他の大手企業と大差はない。しかし、だれもが知っている安定した企業ということで人気が高く、毎年応募者が殺到する。
東京ガスの職種別の難易度
職種 | 難易度(満5点) | レベルの目安 |
文系職 | ★★★★★ | 難 |
理系職 | ★★★★★ | 難 |
プロフェッショナル職 | ★★★ | やや易 |
一般的な企業において「総合職」と呼ばれる職種は、東京ガスでは文系職と理系職に分かれている。
大卒および大学院卒向けの採用職種で、将来的には重役になることを目指す幹部候補になるコースでもある。文系職=事務系、理系職=技術系と考えてよい。
就職難易度はどちらもMAXである。倍率はいずれも100倍以上にはなるだろう。レベルは「最難関」で、内定をもらうまでの道のりはこの上なく厳しい。

どんなに優秀な人材であっても面接では低く評価されてしまう可能性がかなり高い。運が良かった学生だけが入社できる世界といっても過言ではないだろう。
理系の場合は人口そのものが少ないため、普通の会社なら文系と比べると比較的簡単に内定が取れる。
しかし、そもそもの倍率が高い東京ガスのような大手企業になると、もはやほとんど差がないのが実情である。文系・理系問わず就職難易度が下がる余地はない。
9割の応募者はエントリーシートで落とされる
東京ガスのように倍率が数百倍にもなり企業の選考では、ほとんどの応募者がエントリーシート、つまり書類選考の段階で不採用となって落とされる。
9割の学生は残念ながら面接にさえ進めないのが現状。面接にだけでも行けた時点でその人は優秀だと判断されたことになる。
とはいえ、面接まで進めても内定までの道のりは険しい。面接回数は全部で4,5回ほどある。大半はこのどこかの段階で不採用となってしまう。
この点でもまた、文系・理系による違いはほとんどない。どちらも簡単に落とされてしまうのが実態だ。
リクルーター制度も

東京ガスではリクルーター制度がある。「裏ルートの選考」ともいわれているが、マイナビやリクナビからエントリーすると社員による独自の選考が行われることがある。
特に有名な難関大学に所属する学生がターゲットとされる。文系・理系問わずリクルーターが付くようだ。
リクルーターからの評価が良ければ、この裏ルートによって選考を進んでいける。正規のルートと合流するのは最終面接かその一歩手前ということで、内定までのハードルが若干下がる。
リクルーターから声がかかったからといって内定がもらえて入社できるというわけではないものの、可能性としては少し上がるかもしれない。
なお、リクルーターが付くかどうかは応募するまではわからない。非公開の選考内容となっているため、実態が全く不明としかいえない。
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東京都江東区在住。1993年生まれ。2016年国立大学卒業。主に鉄道、就職、教育関連の記事を当ブログにて投稿。新卒採用時はJR、大手私鉄などへの就職を希望するも全て不採用。併願した電力、ガス等の他のインフラ、総合商社、製造業大手も全落ち。大手物流業界へ入社。
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