東京メトロの就職者の出身大学を職種ごとに調査! 学歴フィルターも

東京メトロ

東京メトロ(東京地下鉄株式会社)の新卒の採用大学は、総合職は東大、早稲田大、慶応義塾大、東京工大、一橋大、東北大、京大、阪大、神戸大、名大、九大、北大、筑波大、横国大 、千葉大、東京外大 、上智大 、明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大、東京理科大など。

エキスパート職は学歴不問だが、日大、東洋大、駒澤大、専修大、芝浦工大、東京電機大、東京都市大、明治学院大、成城大、成蹊大、大東文化大、亜細亜大、帝京大、国士舘大、國學院大など。

上記の大学別就職者数から傾向は後述。新卒採用における出身大学の事情について調査。

職種(総合職・エキスパート職)によってまったく状況が異なる。

難関大学に所属する学生だけが内定をもらえる流れのある「学歴フィルター」の傾向があるのは総合職。

一方の現業部門に当たるエキスパート職では大学のレベルは関係ない。首都圏の大学生で、さらに居住地などに関係する傾向。


大学別就職者数

まずは大学別就職者数。

就活四季報に基づく情報では、東京メトロへ就職した新卒採用者(総合職)の出身大学で多い学校をまとめると以下のような表になる。

国公立大学、私立大学ともに2017~2019年の3年間の実績を示す。

国公立大学の大学別就職者数

東京メトロの過去3年間の大学別就職者数(国公立大学)
大学名 採用人数
東京大学 2名
京都大学 2名
大阪大学 1名
東北大学 1名
神戸大学 1名
名古屋大学 1名
九州大学
東京工業大学 5名
千葉大学
北海道大学 2名
筑波大学 5名
一橋大学 1名
横浜国立大学 6名
東京外国語大学 1名

上記の表は各大学ごとの採用人数。総合職とプロフェッショナル職(現業職含む)を合計した人数。

基本的には首都圏の難関大学が名を連ねている。

国公立大学の場合は、難関大学を中心に総合職に就職する人達が多い傾向。特に旧帝大、筑波大、横浜国立大辺りのランクになると総合職へ応募する流れが多い印象。

総合職は事務系・技術系いずれもこのように国公立大学でも上位勢が主流のため「学歴フィルター」があると判断。

私立大学の大学別就職者数

東京メトロの過去3年間の大学別就職者数(私立大学)
大学名 採用人数
日本大学
芝浦工業大学
早稲田大学 24名
東洋大学
東海大学
中央大学 3名
法政大学 1名
慶應義塾大学 9名
明治大学 4名
東京理科大学 2名
青山学院大学
工学院大学
駒澤大学
上智大学 2名
明治学院大学
立教大学
國學院大学
武蔵大学
成蹊大学

上記の表は私立大学各校ごとの採用人数。

私立大学も首都圏に立地する大学ばかりで占め、さらに早稲田大学、慶応義塾大学の2校がほぼ独占状態。

学生数が多いMARCHの各大学は軒並み少ない。

ただし、これはあくまでも総合職に限った話。より採用人数が多いエキスパート職では、MARCH辺りの大学でも多数採用されている。

さらに、日東駒専・成成明学のランクになるとエキスパート職への応募が基本となるようだ。

総合職は私立大学では早慶上智レベルが主流と捉えてよい。事務系・技術系の2系統あるが、どちらも同じ。

エキスパート職は大学の偏差値の違いによる採用実績校の特色が特にない。学歴フィルターは薄いと言われている。

職種ごとの採用大学の傾向

次に各職種ごとの採用大学の傾向について。

特に書類選考の段階で広く使われている手法が学歴フィルター。

大手インフラ企業では大学名だけで面接まで進ませるか、その場で不採用にするか決める方法となっているケースが多いのが現状。

総合職

総合職(東京メトロ)

総合職の出身者の多い大学

  • 東京大学、一橋大学、東京工業大学、東京外国語大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、九州大学、北海道大学
  • 早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学

前述の通り、東京メトロの新卒採用の職種の中でも総合職は難関大学出身の人が内定者の多数派。

異動が多い一方、経営幹部候補ということで出世が早い。

出身大学には明確な傾向が出ている。東大・東工大・一橋大ような国立大学旧帝大クラスや早稲田大、慶應大といった最難関私立大学が主流派。

一方、MARCH、関関同立以下の内定者は少ない。多く見積もっても、学生の総数が多い大学の割には採用人数が少ない。

こうした傾向から学歴フィルターの疑いが否定できないと読み取れる。

総合職は特に年収が高い職種でもある。(詳しくは『東京メトロの平均年収は約740万円! 職種・年齢ごとでも算出』にて)

華やかなイメージもあって応募者数が数千件にものぼり、より効率的に選考を行うために学歴で選別しているとも考えられる。

事務系総合職

事務系総合職

  • 運輸営業
  • 事業開発
  • 経営企画
  • 一般管理

→いずれも難関大学からの採用が中心

上記は事務系総合職の業務分野。文系の学部学科の出身者かつ旧帝大または早慶上智クラスの大学出身者が中心。

法学部、経済学部、文学部、外国語学部、社会学部、商学部などのいわゆる「文系」全般。

「全学部全学科」のため理系学部でも応募は可能だが、実際にはほとんどが文系出身者。この点では大学名は関係ない。

技術系総合職

技術系総合職

  • 電気
  • 車両
  • 建築
  • 土木

→いずれも難関大学からの採用が中心

上記は技術系総合職の業務分野。

技術系総合職は理系の学部学科の出身者かつ旧帝大または早慶上智辺りが占める。

理系の中でも工学部、理学部(物理系)、情報学部がほとんど。

エキスパート職

東京メトロのエキスパート職

エキスパート職の出身者の多い大学

日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学
成城大学、成蹊大学、明治学院大学
大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学、國學院大學、武蔵大学
拓殖大学、玉川大学、産業能率大学、大正大学
芝浦工業大学、東京電機大学、東京都市大学、工学院大学

エキスパート職は東京メトロでも学歴フィルターはないのが基本。

鉄道事業の第一線にて活躍するのが仕事が多いことため、募集人数は最低でも100人以上で推移。

総合職とは違ってあわゆる大学や高校、専門学校から多くの学生を採用。応募者数が多いが、採用人数も多い。

自分が所属する学校名で選考の合否に関係することはほぼ皆無で、採用不採用は面接や適性検査にて決まると考えられる。

中堅大学であっても、偏差値が低いFランク大学であっても問題ない範囲。

運輸(駅・運転士・車掌)

駅員・車掌・運転士はここに該当。

様々な偏差値の大学からの採用が行われているため、総合職では難しい中堅レベルの大学の出身者が主流。

学歴フィルターはまず見られない。あまり有名ではない学校に所属するからと言って不利になることはまずない。

ただ、エキスパート職の中でも駅係員、運転士、車掌は特に人気。鉄道に興味関心のある人達が多く殺到し、難易度は高め。

>>東京メトロへの就職の難易度とは!? 総合職・エキスパート職の採用

技術

主に現場に近いところの技術的な業務に当たるのが技術エキスパート職。

保線などの土木工事、車両のメンテナンスなどが一般的にイメージが付きやすいが、これに該当するのは技術職。

理系学生が主体だが、大学は様々。偏差値は関係ない。

あまり有名ではない学校に所属する学生でも内定者が多数いる。

まとめ:学歴フィルター

職種 学歴フィルターの有無 補足
総合職-事務系(文系が主流) あり 難関大学に偏る
総合職-技術系(理系が対象) あり 難関大学に偏る
エキスパート職-運輸(文系が主流) なし 大学名は関係なし
エキスパート職-技術(理系が対象) なし 大学名は関係なし

東京メトロの職種ごとの新卒採用の学歴フィルターの事情はこのような形になる。

※ここでの学歴とは、高卒とか大卒という括りではなく、大学名という括り。(『どこからが「高学歴」に該当する!? 具体的な基準を分析』にて)