「取り急ぎ○○まで」は失礼か!? メールでの本来の使い方

「取り急ぎご報告まで」の使い方

「取り急ぎご報告まで」、「取り急ぎお返事まで」という言葉のフレーズを仕事のメールで使うことがあるだろうが、実は失礼であることが少なくない。

職場の上司や取引先などの社外の人宛に「取り急ぎ○○まで」という表現を用いるのは本当の正しい使い方ではない。マナー上はできるだけ避けたい。

言い換え表現として「○○のみにて失礼いたします」などの使い方がある。相手方にとっては、こちらの表現の方が気持ち的に感じが良くなる。




取り急ぎ○○までとその言い換え表現

取り急ぎ○○まで 言い換え表現
取り急ぎご連絡・ご報告まで まずはご連絡・ご報告のみにて失礼いたします

まずは用件のみ申し上げます

取り急ぎお返事まで まずは、御礼申し上げます

まずは、御礼かたがたご挨拶申し上げます

「取り急ぎ○○まで」という表現を、「まずは、○○申し上げます」や「まずは○○にて失礼いたします」という代替語を使うことができる。

こちらの方がビジネスマナーとしては好ましい。特に近距離ではない上司や取引先の関係者とのコミュニケーションではマナーがかなり重要になる。

できる限り失礼のないようにメールを送信することが求められる中、「取り急ぎ○○まで」というフレーズは避けなければならない。




誰宛なら使える?

使ってもOK 使ってはNG
同期 離れている上司
部下 取引先の社員
同じ部署内の上司 普段から直接接していない社員
グループ会社の社員

「取り急ぎ○○まで」という言葉を使っても特に問題がない人とは、同期・部下に加えて、自分との距離が近い上司、日ごろから接点のあるグループ会社の社員くらいである。

自分と距離が違い上司というのは、同じ部署内で日ごろから仕事上のやり取りを頻繁に行っている人である。

主任、係長、課長くらいまでがその範囲内になる。部長級以上の偉い上司には使わないのが好ましい。

取り急ぎの意味とは?

取り急ぎ○○までの意味

そもそも、「取り急ぎ」という言葉は緊急性の高い連絡をする場合に使うものである。

「まだ情報が不足していますが、今の現状を至急ご連絡します」

このような意味になる。重要性が低い場合には使わない。とりあえずできるだけ早めに用件だけでも相手方に伝える必要があるときに限定される。

例えば次のような場合に使える。

  • 当初の計画が変更になった場合
  • メールやFAX、郵便物を受け取った場合の報告

このようにできるだけ早めに相手に情報を使える必要があるが、情報が十分にまとまる前の状態であった場合に使うフレーズが「取り急ぎ○○まで」である。

メールでの使用例

株式会社○○様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
昨日配布させていただいた弊社の新規事業に関する資料ですが、
その数値に一部誤りがありましたこと、取り急ぎご連絡申し上げます。
大変申し訳ございません。変更内容につきましては、 追ってご連絡させていただきます。
よろしくお願い申し上げます。

このように、情報が確定していないがとりあえず概要を報告する場合のメールやFAXに「取り急ぎ○○まで」が使える。

おすすめ記事