豊田通商の新卒採用の倍率はおよそ50倍、就職難易度を公開

豊田通商

豊田通商の新卒採用の倍率はグローバル職、地域限定職どちらもおよそ50倍と推定。就職難易度はともに「かなり難」に該当。

採用人数はここ数年は60~80人前後で推移。後者の地域限定職は年度によって募集がないこともある。

豊田通商は「5大商社」には該当しないものの、総合商社ということで就職先としての人気度が高い。


職種ごとの就職難易度

職種 難易度(満5点) 推定倍率/レベルの目安
グローバル職 ★★★★★ 50倍、かなり難
地域限定職 ★★★★★ 50倍、かなり難

豊田通商のグローバル職・地域限定職の新卒採用の就職難易度はこのような形になる。

募集状況から、グローバル職の方が地域限定職よりも多いものの、応募者数も総合職に相当するグローバル職に偏りやすい。ゆえに、就職難易度はいずれも高く、かなりの倍率になる。

総合商社の中では、確かに三菱商事や伊藤忠商事に比べるとやや応募者数が少ない。とはいえ、内定を獲得できるのはほんの少しの幸運な人だけ。

《参照:総合商社の就職難易度の一覧! 偏差値の順位をランキング化

エントリーシートによる書類選考から最終面接まで残ることさえも困難なほど。

グローバル職の倍率は50倍、難易度は「かなり難」

グローバル職

グローバル職の就職難易度は「かなり難」。倍率は約50倍と推定。

採用人数は毎年50人ほど。豊田通商のほとんどはこのグローバル職として入社。

以前は「総合職」と呼ばれていたが、2017年4月からは総合職→グローバル職、一般職→地域限定職と名前が変更された。仕事内容は営業。さらに全国および海外への異動があり、引っ越しが必要な転勤が必ずある職種。

応募できる条件上で学部学科の限定はない。「全学部全学科」と募集要項に記載されている。

このような条件により、文系を中心に不特定多数の学生がエントリーしてくる。製造業のような理系限定のような制限がないことで、応募者が殺到して倍率が増加。

実際に応募してくる学生は法学部、経済学部、文学部、教育学部、商学部、総合政策学部、外国語学部など様々だが、文系人口は大きく、これも競争激化に拍車をかける。

こうした事情から、豊田通商の総合職の倍率は50倍と推定。就職難易度は「かなり難」との表現が妥当と判断。

参考:豊田通商の平均年収は約1,000万円! 職種・年齢ごとでも算出

地域限定職も倍率50倍、難易度は「かなり難」

豊田通商の事務職(一般職)

豊田通商の地域限定職の就職難易度は「かなり難」。倍率は総合職と同じく約50倍程度と推定。

グローバル職とは違って引っ越しが必要な異動がない。基本的に自宅から通勤することが前提となっている職種。性別に関しては、女性社員の割合は大きく、男性はかなり少ない。

同様に、応募できる条件上で学部学科の限定はなく、採用対象は「全学部全学科」。

仕事内容が「主」か「従」の違いはあるものの、文理の区別はまったくない。ゆえに、文系を中心に不特定多数の学生がエントリーしてくる。

総合職よりは応募者数は少ないと見込まれるものの、採用人数も少なめのため、結果的に就職難易度は変わらない。

したがって、就職難易度は「かなり難」、倍率は約50倍と判断。

理系の枠もある?

ところで、豊田通商をはじめとする総合商社は事業内容の性質上、営業がほとんどということもあって、文系出身者が大多数。理系は少数派なのが特徴。

しかし、理系の採用枠も非公表ながらあると言われている。実質的に製造業で言う技術系職種のような形。

特に理工系の学部学科の学生は文系学生に比べて有利になりやすい。

>>理系なら就職は楽? 文系よりも有利になる理由が3つある!

なぜ理系なら有利?

理系

取り扱う製品の技術的な分野や社内コンピューターシステムに携わる人材として、理工系を中心とした学部学科からの採用となる。

豊田通商は特に商社の中でも工業製品を多く取り扱う。理系人材の需要が大きく、文系に比べると理工学部の学生は重宝されると考える。

また、応募状況でも理系学生の割合は文系に比べてかなり小さい。採用枠は理系という限られた枠内での競争になり、この点で専攻分野の区別がない文系とは異なるが、理系学生で豊田通商などの商社を目指す人はかなり少ない。

したがって、理系の学生にとっての実質的な倍率は下がり、そのことで就職難易度も文系に比べて大幅に低い。

他社と比較して

内定獲得が厳しい総合商社

豊田通商は、「5大商社」である三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、丸紅、住友商事と比較すると人気度は下がる。したがって、就職難易度もその分低下。

一方、トヨタグループの中ではトップクラス。中心的な存在のトヨタ自動車よりも就職事情は厳しい。

総合商社、トヨタグループと比較

トヨタグループで特に就職難易度が高い豊田通商

豊田通商は総合商社の中では上位勢ではない。「5大商社」のランク外であり、知名度も上位企業ほど高くはない。

とはいえ、一般的な上場企業と比較すれば遥かに知名度のある会社であるのは確か。

トヨタグループの中でも就職難易度と倍率はトップクラス。具体的には、下記とほぼ同じ水準。

  • トヨタ自動車(文系)
  • 豊田中央研究所
  • デンソー(文系)
  • KDDI(文系)

あくまでも三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、丸紅、住友商事に比べて若干人気度が下がるだけに過ぎない。

>>総合商社の平均年収は1,000万円超! なぜ高いのか?

他の業界と比べて

新卒採用ではあまり人気がない製造業

ところで、豊田通商をはじめとする総合商社は業界そのものが就職先として人気。

人気業界は、鉄道、航空、電力・ガス、化学・素材、食品などだが、総合商社もこれらの仲間に入るだろう。

総合商社は世界で活躍できて華やかなイメージが強い。しかも給料が極めて高いことも影響。

豊田通商のその一員で、大学生たちが敬遠する要素はどこにもない。


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