売り手市場なのに「内定ゼロ」! その人が就職できない理由

売り手市場でも内定無しの就活生

景気が良くて「売り手市場」なのに就職できない人にある特徴について考察する。就職しやすいはずなのになぜか内定ゼロ。そこにある原因とは一体何なのか。

リーマンショック直後のような不況下の時代であれば、大卒でも希望の企業や業界、職種に就職できずに仕方がなく不本意な仕事に就いた人も少なくなかった。

しかし、売り手市場では内定獲得は比較的容易。そんな時代背景があっても内定ゼロの人たちは、残念ながら就職には向いていないかもしれない。


売り手市場でも就職できない理由

高学歴なのに就職できない学生に当てはまる理由は以下の4点になる。

主な原因 詳細な内容
大手企業・人気の業界だけ受けている いくら売り手市場といっても、それは世の中全体で見た場合の話、特定の大手企業や人気の業種では応募者数が殺到して完全に買い手市場。非常に優秀な人だけが入社できる。
人と話すのが苦手 「コミュニケーション能力がない」のよくある具体例。他人と話すことに苦手意識を感じる内向的な人ほど不利。
身だしなみ・マナーを守れていない 社会人は身だしなみやマナーは当たり前の世界で基本中の基本。社会人として適切な姿・振舞いがない場合は不採用。学生の常識や価値観は通用しない。
表情が暗い 就活は第一印象がかなり重要。表情が暗いのは社会人としては不適合。理系は多少は大目に見られるが文系はもはやアウト。

特に難関大学で就職できない人というと、人と話すのが苦手な人というイメージが抱かれることが少なくない。

どんな学生にとっても想像できるパターンではないか。就活で苦戦している学生ならではの特徴という印象が強く、これも事実といえば事実であ。

しかし、就職できない要因は人と話すのが苦手という点だけではない。面接で評価が下がる理由は他にもある。

参照:高学歴なのに就職できない人の特徴! 致命的な理由はこの4つ

大手企業・人気の業界だけ受けている

就職を希望している企業から内定がもらえなくて「内定ゼロ」と悩んでいる大学生に最もよく当てはまる事例こそが、大企業かつ人気の業界ばかり受けている例である。

確かに「売り手市場」であれば全体的にみて就職しやすい環境が整っているのは否定できない。

しかし、大手企業に限ると話は別物になる。応募者数そのものが多いため、選考における倍率はかなり高い数値になる。内定獲得を巡る競争は非常に激しいものになる。

そして、特に買い手市場の度合いが大きいのがテレビCMを放映する大企業。

知名度が高いため、就活する中で真っ先にエントリーする学生が目立つ。ほとんどの応募者が不採用となる。内定がもらえるのはほんの一握りの人だけ。

さらに、人気の業種でも負数の会社にわたって高い倍率が続く。人気ということは就活中の学生の多くがそれらの選考を受けるというわけだ。

有名な大企業というほどの規模ではない会社でも、人気度が高い業種に該当するところなら倍率は上がり、完全なる買い手市場となる。

これらの企業だけを受け続ければ、就職できない可能性が高まるのは一目瞭然。

>>売り手市場でも「大手企業」は例外! 規模別の有効求人倍率を考察

人と話すのが苦手

人と話すのが物凄く苦手となると内定がもらえない可能性が一気に高まる。

どんな職場であっても他人とコミュニケーションを取る必要がある。人と意思疎通ができなければ、職場で仕事を円滑に進めることは不可能。

これは経済状況による違いはない。好景気であろうと不景気であろうとコミュニケーションを取ることは不可欠なこと。

景気がどんな状態であろうと、すべての企業の採用では面接が必ず存在する。人と話すのが苦手な人はここで不採用になってしまう。

面接で「人と話すが苦手」ということでマイナスな評価を下されるためだ。

平均的な人並みにコミュニケーション能力があれば、「売り手市場」の世の中なら比較的簡単に内定を獲得できる。しかし、ここで欠陥があるとなると、人手不足が深刻な企業でも断りたい(つまり不採用という意味)気分になる。

もちろん、就職で有利になりやすいといわれる難関大学所属の学生にも当てはまる。

>>人と話すのが苦手な「コミュ障」は就職の面接でどうしてる!?

身だしなみ・マナーを守れていない

社会人の世界は第一印象とマナーの塊である。

見た目や行動が社会人として不適切だと判断されれば、どんなに優れた能力があったとしても採用選考では100%確実に落とされる。

面接は学生がどんな人物かを見極める場面。これは、言葉で意思疎通を図るだけではない。

見た目(第一印象)も評価の対象となっている。

スーツのジャケットからズボン、ワイシャツなどがシワシワだったら悪い印象になり、不採用になってしまうだろう。

挨拶の有無、お辞儀の仕方、メールのやり取りなども選考の際の評価の基準になる。

どんな会社であっても、これらが備わっていない学生を採用したいという気持ちにはならない。

売り手市場とはいっても、これらに欠陥があれば就職できない確率は大幅にアップする。

表情が暗い

言葉自体はすらすら口から出るような人でも、表情が常に硬いような人では印象が良くない。

中でも営業職や事務職は特に深刻。表情が暗い人は即不採用になるだろう。

人手不足や売り手市場の世の中ということは、企業の事業ではますます競争が激しくなっていることを意味する。

競争で勝ち抜いていくためには営業活動に力を入れて取引先を開拓していかなければならない。

表情が暗い社員が製品やサービスを売り込もうとしても、それが顧客に悪い印象を与えてしまうかもしれない。

そうなれば、自社製品・サービスの売れ行きが落ちて経営状態が悪化してしまう。

可能な限り表情が豊かな人を採用したい意向はどんな会社にもある。

平均的な人なら「売り手市場」で有利に

平均的な学生の就職

「売り手市場」とか「人手不足」というキーワードが話題となっている状態の中で、就職で有利に進めるのは「平均的な人」たちである。

際立つ能力がない一方で致命的な欠陥がない学生であれば、不景気の場合と比べて大幅に内定を獲得しやすい。

なお、優秀な人材は不景気であっても希望の会社や業界、職種に就職することができる。

反対に、欠陥のある学生は好景気・不景気ともに就職には苦戦する。採用枠が多くても、「この人はいらない」と判断されたなら、世の中の経済状況は無関係といってよい。

そして、ここでの欠陥のある学生というのが上記の4点に当てはまる人達である。

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