京急vs東京モノレール! 羽田空港へのアクセスはどっちが良い?

都心から羽田空港へ行く手段としては京急と東京モノレールがメインの交通網である。どちらかを利用するのか迷うところであるが、おすすめなのはどっちなのか。運賃の値段、所要時間、運行本数からそれぞれ比較してみよう。

京急(京浜急行)は品川駅を発着して一部の電車が羽田空港へ向かう。品川始発のものもあれば、都営浅草線・京成線からの直通列車もある。東京モノレールは浜松町を始発とする路線である。

 

どちらも都心のJR山手線と接続している駅を発着しているため、明らかに不便なところはない。利用者数もともに多く、どちらか一方に偏っているということはまったくない。


運行本数はモノレールが圧勝

東京モノレール

運行本数に視点を置くと、都心から羽田空港へ向かうには東京モノレールの方が圧倒的に有利である。日中の時間帯であっても平均4分間隔で列車が走っている。

京急の場合は品川駅を出発する列車の3分の2程度は横浜方面に向かう。羽田空港方面に行くのは一部の電車だけであり、本数も10分に1本くらいである。モノレールの半分以下しかないということで不便と判断できる。

東京モノレールの場合は浜松町駅を出発する列車のずべてが羽田空港へ向かう。しかも各ターミナルごとに駅が設置されているため、駅から空港の建物までの歩く距離も短い。

朝と夕方の時間帯は各駅停車のみとなり、空港快速と区間快速は運転されていない。乗っている時間はそれ以外の時間帯よりは長くなるものの、本数そのものが多いため、待ち時間を考えると差はほとんどない。

本数の多さは東京モノレール利用者にとってかなり大きなメリットといえるだろう。

運賃と所要時間なら京急!

鉄道会社 種別 所要時間 区間
京急 エアポート快特 15分 品川

~羽田空港国内線ターミナル

快特 17分
エアポート急行 23分
東京モノレール 空港快速 19分 浜松町

~羽田空港空港第2ビル

区間快速 21分
普通 24分

運賃の割りやすさであれば、京急の方が安い。品川から羽田空港までの運賃はICカード支払いで407円、切符で410円となっている。一方のモノレールだと浜松町から空港第2ビルまでICカードで483円、切符で490円かかる。

東京モノレールに比べて京急の方が80円前後安いのがわかる。LCCのようにできるだけ旅費を安く済ませて節約したい人にとっては京急を使って空港へ足を運ぶことをおすすめする。

走行距離においては浜松町まで乗り入れるモノレールの方が長いものの、80円という金額は人によっては無視できないものかもしれない。

所要時間についても、京急の方が短時間で優勢である。京急では品川駅から羽田空港までノンストップの「エアポート快特」や途中蒲田駅のみ停車する「快特」という速達列車が走っている。

所要時間はエアポート快特で15分、快特で17分となっている。東京モノレールの場合は最速の空港快速でも19分かかる。これにより、京急のほうが数分早い。

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