京急本線の休日ダイヤで運転される土日の混雑状況について調査。快特、エアポート快特、エアポート急行、各駅停車それぞれの時間帯別での混み具合を見てみよう。
混雑しやすい時間帯についても、土曜日と日曜日は平日の月~金曜までとは大きく異なる。通勤ラッシュがないのが特徴だろう。
快特だけ座席が満席になる
京急本線の優等列車といえば「快特」である。これにも2種類あり、泉岳寺から京急久里浜や三崎口まで行く一般的な「快特」、羽田空港方面とを行き来する「エアポート快特」である。
ー上りの快特の時間帯(午前中)の混雑度ー | |||
時間帯 | 混雑度 | 時間帯 | 混雑度 |
6:00-6:30 | 1 | 8:30-9:00 | 4 |
6:30-7:00 | 2 | 9:00-9:30 | 4 |
7:00-7:30 | 3 | 9:30-10:00 | 4 |
7:30-8:00 | 3 | 10:00-10:30 | 4 |
8:00-8:30 | 4 | 10:30-11:00 | 3 |
横浜や三浦半島まで行く快特は休日も満席になりやすい。朝の時間帯は上り線が満席になり、どの列車も混雑する。
平日は7時台と8時台が混雑するが、9時台や10時台になると空いてくる。日中はほとんど座れることが多い。
一方の土日の場合は7~9時の朝ラッシュといえる現象はないが、午前中いっぱい混雑が続く。したがって、10時台も11時台も座席が満席になり、立ち客も多い。
7~12時頃までは快特で途中駅から乗ると座れない確率が高い。
下りの三崎口方面へ向かう電車は品川駅の時点では空いている。横浜駅からでも座れる可能性が結構高い。上大岡や金沢文庫駅に到着すると座れるチャンスもやってくる。
エアポート快特とエアポート急行に関しては例外。羽田空港へ向かう人が多いため、午前中から満席になりやすい。
午後は下りが混雑する
15時を過ぎると今度は下りの電車が混雑し始める。平日だと帰宅ラッシュの時間帯は17時以降になるが、土日はそれより早い。
- 土日ver帰宅ラッシュは15:00~
- 16:00~18:00がピーク
- 19時以降は空いている
15時辺りから品川駅を出発する快特は座席が満席になってくる。発車直前に乗ると空席がゼロになっていることもある。
16時を過ぎると休日の帰宅時間帯のピークが始まる。仕事や学校よりも行楽客が多いため、自宅に帰る時間帯は平日よりも早い。
19時を過ぎると下り線でも混雑レベルが結構下がる。座席こそは満席になっても、立っている人よりも座っている人の方が多い状態となる。
エアポート快特については、上下線ともに混雑度は同じくらいである。羽田空港から都心へ向かう人が夕方になると増えるため、上りだからといって空いているわけではない。
各駅停車は1日を通してガラガラといえる。一時的には満席になっても、乗客の入れ替えが多いため、すぐに座れる。