もう私に友達はいらない。なぜなら疲れるから・面倒くさいから。
このように考える高校生から大学生、あるいは会社員である社会人が最近は増加する傾向にある。人と関わりたくないと思い、なるべく「お一人様」を貫く例が出てきている。
友人が多い少ないを悩んでいる人も少なくはないものの、あえて不要と考える人も出ている。ただ、これにはメリットがある一方でデメリットも決してないわけではない。
少なくとも1~2人は頼れる友達がいるのが好ましいと考える。
目次
友達いらないことのメリットは4つ
友達ゼロのメリット | 詳細 |
お金がかからない | 映画、食事、飲み会、旅行に誘われず、金銭的な出費が少なくなる |
時間が取られない | 遊ぶ時間、LINEする時間がいらない
スケジュールを合わせる必要がない |
体力を使わない | 気を遣うことがないので、体力的に疲れない
睡眠時間も十分に確保できる |
喧嘩・口論・争いにならない | そもそも友達がいなければ何かが原因で人間関係が対立してギクシャクすることがない |
友達なんかいらないとなる理由は上の4点になる。
お金や時間、体力を使わずに済み、人間関係が悪化して余計なストレスを抱える理由がなくなる。これらが大きな根拠である。
中には、友達の数が少ないことに悩んでいる人もいる。仲のいい人が多いに必要と思う例と不要と思う例が混じっている。
>>【大学生編】友達が少ない! これは恥ずかしいことなのか考察
疲れる・面倒くさいは説得力あり
こうした点から友達との付き合いは「疲れる」、「面倒くさい」という判断へとつながることには説得力がある。
友達と触れる時=金銭・時間・体力を消費
このような方程式が成り立つ。これらすべてが常に使われるかというとそうとは限らないものの、いずれかは必ず消費する。
お金の出費は何度も続けば経済的なダメージを被ることになってしまう。時間を費やしたり、体力を消耗する点は、疲れる原因となる。
少しでも空気を読まずに自己中心的な判断をすれば喧嘩や口論などの原因ともなりかねない。相手を気遣うことも必須になるため、面倒くさいことともいえる。
お金の出費が多くなる
友達と休みの日にどこかへ出かけると絶対にお金がかかる。交通費、買い物、食事代、テーマパークの入場料などで出費が重なる。
1日で1万円以上もかかるというケースも少なくない。特に大学生上になると、行動範囲が広がることから一気に出費が増える。
断るという手段もあるが、あまりこれが続くと仲違いする原因となってしまう。「付き合いが悪い」として悪口を周辺から言われる理由ともなる。
身体的な疲れや面倒な点だけではなく、経済的な負の面も出てくる。
時間がとられる
お金だけではない。友達といっしょに過ごす時間もまた費やす。休みの日にどこかへ出かけるとなれば、大体の場合は丸1日かかってしまう。
短くても半日は費やさなければならないだろう。「せっかくの休みの日だったのに」と思ってしまう人もいるかもしれない。
さらに、家に帰ってからも時間を取られる時も少なからず存在する。友達とスマホでLINEでチャットしたり通話したりすることもあるだろう。
メッセージが来たらすぐに既読付けて返信する必要があるLINEは特に何かと時間を持っていかれるツールである。
友達がいないのが良いと感じる理由ともなってしまう。
それでも友達がいないのはデメリット
しかし、友達がいないものデメリットが大きいのは否定できない。疲れるや面倒くさいでは済まされない場面もある。
友達がいない欠点 | 詳細 |
相談相手がいない | 何か困っていること・悩んでいることを相談できる相手がいない |
コミュ力が上達しない | 友達と話を合わせたり、行動を共にすることでコミュニケーション能力がつく |
緊急時に頼る相手がいない | 具合が悪くなった時、その他トラブルがあったときに応急処置や親族への連絡をしてくれる人がいない |
このようなデメリットがある。友達がまったくいないのははっきりいって問題と判断できる。
色々と相談できる友達
人は誰にでも悩みや困っていることを持っている。それを気軽に相談できるのは友達ではないか。特に同級生または年齢が近い人は相談しやすい相手になる。
相談できるということは、日々のストレスを効率良く発散できることにもつながる。友達がいる人の方がいない人よりもストレスを抱えないという研究結果もあるくらいだ。
TwitterやFacebook、あるいはブログやYouTubeなどで自分の悩みの種を発散してストレスを解消させることも可能という意見もあるが、やはりリアルの友達で直接会って相談するのが最も効果がある。
コミュニケーション能力が上がらない
友達と接することは他人とのコミュニケーション能力が向上する役割も果たしている。日々会話を通じて、これを見につけることができる。
さらに、他人に行動を合わせるといった協調性も伸ばすことができる。社会では自分本位で行動するわけにはいかない。
自己主張をするのは大切な面もあるが、それと同時に協調するのも絶対に欠かせない。
友達がいないとどうしても協調性が落ちる。そうなると、特に就職で苦戦したり、仕事での他人との関係がうまくいかないことも考えられる。
緊急時に頼れる相手がいない
急に具合が悪くなった時などで、親族が近くにいない場合だと、その次に頼りになるのは友達ではないか。
中学生や高校生であれば、自宅以外で過ごす時間の大半は学校になる。したがって、緊急時の対応も学校の先生が行ってくれる場合が多くなる。
しかし、大学生になってからは学校がいつでも頼りになるわけではない。自分で判断して行動しなければならないことも増える。
そんなときに頼れるのが友達である。緊急を要する、救急車を読んだりケガの応急処置をしてくれる相手にもなりうる。親族への連絡もしてくれることもあるだろう。
友達がいない場合では、これらを依頼できる人がぐっと減る。100%すべて自分のことは自分でしなければならず、どうにもできないなんてことにもなってしまう。
したがって、友達は少なくとも数人はいるのがベストである。
ここで疲れるとか面倒くさいと言ってはもったいない。