大学生で友達が少ないというのは恥ずかしいことなのか。あまり仲のいい人がいないと感じている場合だと、このような悩みやコンプレックスを抱えてる例も結構多い。
部活やサークルやゼミに所属している人とそうではない人でも差がみられるが、中にはそれらに入っていても友達ができない人もいるのは否定できない。
高校までとは違って「クラス」という学級のような存在がほとんどないのが大学の特徴。友達作りは難しいのは確かではないか。
恥ずかしいのか?
ここ最近になって学生の間で大きな社会的な問題となっている言葉がある。
「便所飯」
「トイレ飯」
これはトイレで昼食を取る人のことを指し、最近は大学生に多いとされている。特に男子よりも女子に多いという統計データが出ている。
1人行動をするのが多いものの、いっしょにお昼ご飯を食べる友達がいないと周囲に見られるのが嫌でひそひそと隠れて昼食を取るための手段がトイレでの食事という方法になるようだ。
要するに、友達がいない=恥ずかしいことととらえている大学生が少なくないことを意味している。
学生食堂などでひとりでご飯を食べていることは友達がいなく、それを恥ずかしいことと考えているために、1人の時は隠れるという行動に走ってしまうと言われている。
結論:全く恥ずかしいことではない
結論を言うと、友達が少ないというのはまったく恥ずかしいことではない。そもそも、友人の数が個人の優劣を決める基準でも目安でもない。
確かに人と接するのが得意でコミュニケーション能力が十分備わっている人の方が平均的にみると友達が多い傾向にある。
しかし、それが多い・少ないの差は各個人の問題であって、周囲から友達が少ないことに対して何か悪口を言われたり、攻撃されることはないはず。
友達が少ないことが人間として問題というわけではなく、決して恥ずかしいと思うべき内容ではない。
なお、中には友達そのものがいらないという人もいるが、これはまた別の話である。
>>疲れる+面倒くさいので友達いらない!?~これを考察してみた
自ら積極的に人間関係を薄くしたいと考える人がいる一方、それが少なくて悩んでいる人もいるというわけだ。
10代後半・20代前半に多い考え
友達が少ないこと自体が問題ではない。こうした例では、周囲から友達が少ないと思われるのが嫌というのが問題の根拠である。
これは、他人の目線を気にしやすい10代後半・20代前半ならではの特徴でもある。
周辺からの自分の評価というものがどうしても気になってしまうのがこの年頃である。ほかの人たちが自分のことをどう思っているのか。これに敏感になる。
友達の数もそのような評価の対象と考えてしまう。そして、実際に友人が少ない大学生になると、周辺からマイナスの評価をされているのではないかと勘違いして、悩みの種となってしまう。
ストレスの原因ともなり、引きこもりの原因になったりもする。最悪の場合だと自殺ということもありうる。