新幹線・特急の自由席の満席の時の措置とは?

満席の自由席

新幹線や在来線特急にて自由席が満席だった場合はどうなるのか。空席が1つも残っていない場合の措置について見てみよう。

結論を言うと、基本的にはデッキまたは通路で立って乗るしかない。

指定席に空席があれば、指定席特急券と自由席特急券の差額を支払えば座れる。グリーン車についても同じ。一方で返金(払い戻し)などの措置は残念ながらない。


自由席が満席時の対処法

自由席=満席の場合はどうする?
満席時の対処法 具体的な内容
デッキで立つ ドア付近のデッキに立って乗る人が多い。見た目は悪いがしゃがみ込んで乗ることも可能。降車客を狙って席取りするのは難しい。
客室内の通路上に立つ 客室内の通路上に立つ人が続出。降車客がいればそれを狙って途中から座れるかもしれない。通路上を歩く人の邪魔になる可能性が高い。
差額を支払って指定席、グリーン車に乗車 空席があれば、自由席特急券とこれらの特急券の差額分を支払うことで空席に座れる。ただし、そもそも空席自体はないことがほとんど。

自由席が満席の場合に座れなかった乗車自身が行動できるパターンはこれら3つのみ。

デッキまたは通路上に立つか、実質的な追加料金を支払って普通車指定席、グリーン車にくら替えするかしかない。

参考:<路線別>新幹線の自由席の混雑状況の調査結果

自由席での満席のなりやすさは路線および列車名、停車駅、時間帯によって異なるものの、満席になってしまった場合に取れる行動はいずれも同じ。

デッキに立つ

デッキ

満席になって座れなかった人が最初に集まるのがデッキである。

ドア付近で客室の外に位置するスペースではあるが、走行中は他の乗客が歩かないスペースになるため、比較的いやすい空間ではある。

人が少ないスペースということもあり、見た目上は悪いが床にしゃがみ込むことも可能。

実際のところ、若い人を中心に自由席のデッキにてしゃがみ込んでいる人はよく見かける。

ただし、ドア付近という場所もあって、停車駅に到着した際には乗客の乗り降りの妨げにはならないような場所へ移動する必要がある。

具体的には、開くドアとは反対側に移動する必要がある。(開くドア側のデッキにいる場合)

デッキでさえも多くの人がいるような状態ではさらに厳しい。停車駅に到着してドアが開いたら、一旦ホーム上に出て進路を開ける必要が出てくる。

通勤ラッシュの満員電車にてドア付近に立っている人と同じのような形。体力的に疲れるのは確か。

>>新幹線・特急の自由席で90%確実に座る方法を考察

通路上に立つ

列車内の通路

自由席の場合は満席時は通路上に立つことも可能。

ただし、ドア付近のデッキとは違って客室内という場所のため床にしゃがみ込むことはほぼ不可能。

さらに、着席客がトイレなどのために通路上を歩いている場合は通れるように道を空ける必要がある。

通勤電車のように新幹線や特急には吊革や手すりがない。

座席の上部にある小さな取っ手があるが、座っている人の頭のすぐそばという位置になるため、ずっと気軽に持っていられやすいものではない。

満席時に通路上で立っているのは結構ハードルが高いことなのは確か。

その一方で、途中駅への到着の際に降りていく人がいる場合は、そこの空いた座席に瞬時に座ることが可能。

すぐそばの座席が空くことで、確実に空席待ちを狙えるポジションにはなる。

荷物をまとめ始めて降りる準備をしたり、お連れ様同士で降りる故の会話からも空く座席を狙うことが可能。

普通車指定席・グリーン車に差額を支払って乗る

グリーン車

以下に空席がある場合、

  • 普通車指定席…「指定席特急券の料金」ー「自由席特急券の料金」を支払えば着席可
  • グリーン車指定席…「グリーン車特急券の料金」ー「自由席特急券の料金」を支払えば着席可

自由席特急券は指定席特急券やグリーン車特急券と比べると割安な値段である。

その値段の安さもあって座れる保証がないというデメリットがある。

しかし、指定席・グリーン車に空席が残っている場合なら、車内にて車掌に申し出れば指定席・グリーン車にアップグレードすることができる。

普通車指定席の場合、自由席と指定席の差額分の料金を支払えば、空席があるなら自由席から指定席に特急券をアップグレードして着席可能になる。

グリーン車指定席の場合、自由席とグリーン車の差額分の料金を支払えば、空席があるなら自由席からグリーン車へ特急券をアップグレードして着席可能。

ただし、自由席が満席の場合だと指定席・グリーン車ともに満席である可能性が非常に高い。

特に長距離利用者が多い速達型の列車(のぞみ号など)ではこの傾向が強い。

実際のところ、速達型の種別では「値段が安いから」ではなく「指定席が満席で予約できなかったから」という理由で自由席を選択する人が結構多い。

途中駅で降りていく人を見分ける方法

新幹線の降車客

ところで、途中駅にて降りていく人の空いた座席を狙う方法として、いくつかのコツがある。

降りる人と降りない人を見分け方としては以下がある。

  • お連れ様同士の会話(「あと〇分で着くよ」などの会話)
  • 荷物をまとめる(荷物棚からキャリーバッグを下ろすなど)
  • 周囲の様子をうかがっている
  • リクライニングを元の位置に戻す
  • ゴミを片付けている

これらの行動が、「まもなく〇〇です。…」という到着アナウンスが始まった直後に動き始めからほぼ確実に降りていく人だろう。

車内チャイムが鳴った時点で速攻降りる準備をし始める人も結構いる。いずれも「これから降りる」の合図と考えてよい。

新幹線や在来線特急では、駅の停車するタイミングがわからない人が多く乗っていることもあり、列車が停止するまで座っている人はほとんどない。

あまり減速していない状態からでも座席を立ちあがり始める人が結構見られる。

満席になりにくい列車

自由席という点では同じでも、列車ごとによって乗車率はまったく異なる。

基本的に停車駅が少ない列車ほど自由席が混雑しやすい。

速達型/停車型の事例

  • 速達型…のぞみ、みずほ(東海道山陽新幹線)、やまびこ(東北新幹線)、はくたか(北陸新幹線)
  • 停車型…こだま、ひかり、さくら(東海道山陽新幹線)、なすの(東北新幹線)、あさま(北陸新幹線)

長距離利用者が占める割合が大きいことで、途中駅でもなかなか降りていかない。

一度自由席にて座れなかった場合は、目的地まで一切座席に座れないことが大いに考えられる。

逆に、停車駅が多い列車では近距離利用者が占める割合が大きい。速達型が止まらない駅を乗り降りする人が殺到する傾向。

最初は座れなかったとしても、途中駅にて降りていく人が多いところが主流で、空席が空くタイミングを狙えるというメリットもある。

自由席にて満席になりやすい時間帯でも座ることを最優先に乗るのであれば、できるだけ停車駅が多い列車を選ぶことが大切だろう。



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