JR京都線・神戸線の新快速vs快速! 2つの違いとは?

JR西日本の新快速と快速の違い

JR京都線・神戸線で運転されている種別として、乗車券で乗れる優等列車には2つある。「新快速」と「快速」である。それぞれの違いは結構あり、似たような名前が付いているが、性質は別物といえる。

停車駅、所要時間、最高速度、混雑のレベルが違ってくる。新快速が最も速く、単なる快速はそれと普通(各駅停車)の中間的な存在となっている。


新快速と快速の違い

新快速 快速
混雑率 激しい 緩やか
停車駅 米原~姫路間で通過駅 高槻~明石間で通過駅

(朝は京都~明石間)

所要時間 大阪~明石:37分

大阪~京都:29分

大阪~明石:53分

大阪~京都:42分

最高速度 全区間130km/h 基本的に120km/h

新快速は所要時間が短いが混雑する

混雑がひどい新快速

新快速には停車駅が少なくて所要時間が短いというメリットがある。一方で混雑率が非常に激しいというデメリットがある。

米原駅から姫路駅までの間では通過駅の設定がある。停車駅はかなり少なく設定されていて、大きな主要駅にだけしか止まらない。

長距離利用者の大半が新快速に殺到することもあって、混雑は1日を通して起きているといっても過言ではない。

【JR西日本】なぜ「新快速」だけいつも混雑しているのか?

朝や夕方の通勤ラッシュとなれば、新快速は完全に満員電車となる。

最高速度も時速130キロメートルでの運転を行っている。JR西日本では京都線・神戸線・琵琶湖線・湖西線の4路線だけとなっている。その主役は新快速である。

あの「新快速」が最高速度130km/hを出す区間はどこ?

JRの在来線では最速でもあり、特急のスピードと同じである。

快速は停車駅が多いが空いている

快速の場合は停車駅が多くて所要時間が長くなりやすいという欠点がある一方で、混雑率は低い傾向にあるのが長所だ。

日中以降の時間帯だと通過駅の設定があるのは高槻~明石間に限られる。大阪周辺んのエリアだけで速達運転を行っているという形になっている。

普通となる快速

各駅停車になるところでは、快速という名称を使わずに「普通」と案内されている。つまり、快速運転を行う区間以外では各停の役割を果たしていることを意味する。

新快速と比べて所要時間が長いため、長距離を移動する人の大半は快速を避ける傾向にある。先発の電車を見送ってでも新快速を好む人が多い。

近中距離を移動する人しか使わないといっても過言ではない。そのため、混雑は朝夕を除いては空いている。

共通点もある!

一方で新快速と快速のどちらにも共通する点もある。それが以下である。

  • 223系または225系で運転
  • 転換クロスシート、トイレ付
  • 朝ラッシュは第2の新快速

快速の停車駅については、朝ラッシュの時間帯は通常より停車駅が少ない。

転換クロスシート

京都線内だと普段は各駅に止まる京都~高槻間では、長岡京に止まるだけになる。

神戸線内では須磨・垂水・舞子の3駅には止まらない。京都線でも神戸線でも停車駅を絞っていることから、朝ラッシュの時間帯では「第2の新快速」という性質に変わる。

また、いずれの種別もすべて223系または225系で運転されている。転換クロスシートになっていて、トイレも付いている。近郊型の車両といわれる種類が充てられる。

新快速だと確実に座れないので、あえて所要時間が長くなるが空いている快速に乗るという人もいる。

席取りを目指すのであれば新快速をあきらめても快速ならチャンスがあるのも間違いない。

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