アウトレットなのに安くない! 一般価格に近い商品も多数

アウトレット

アウトレットなのにまったく安くない商品や店舗もある。通常の販売価格とほとんど同じ値段の事例も多数見られる。

ブランド物はある程度はお得な場合の割合が高い一方、製造小売・セレクトショップでは一般店舗との価格差がほとんどない場合が目立つ。


本来は2~3割ほど割安なはずだが

アウトレットはブランド物の場合は定価から2~3割ほど安い価格で販売されている。

分かりやすく言うなら「訳あり商品」。

売れ残ってしまってその在庫処分を目的にアウトレットにて安い値段で販売されている。

アウトレットの価格例

商品の例 一般的な店舗 アウトレット
スニーカー 9,900円 6,900円
シャツ 3,900円 1,900円
ジーンズ 7,900円 4,900円

※どちらも通常期の値段を参考。(参考:【早見表】アウトレットの「安い時期」を月別に一覧化

このように一般的な店舗よりも安い値段で販売されるのがアウトレットの本来の特徴。

割安な価格で販売される理由は以下の4つ。

在庫処分

一般的な店舗にて売れ残った商品がアウトレットに回されたもの。

売れるようにするために定価より半額以下で販売されている商品も結構多く、中には9割引きというケースも。

売れ残ったということで、元々はあまり人気がなかったもの、あるいは不人気の色のことが結構多い。

展示品

店舗にて展示品として使用された商品も売れないことがほとんど。

アウトレットに回して仕入れ価格以下にて販売して、とにかく売り切るという狙い。

返品商品

お客さんが一度購入したが、その後返品された商品。

一度着用した可能性が高いということで、割安な値段でアウトレットに回される。

傷有り

商品に小さな傷やシワがある商品がこれに該当。

多少不良品であるが、安い値段であれば買う人がいるということで、アウトレットにて販売されることがよくある。

アウトレットで安くない事例

商品の例 一般的な店舗 アウトレット
スニーカー 9,900円
(セール期間:5,900円)
6,900円
シャツ 3,900円
(セール期間:1,890円)
1,900円
ジーンズ 7,900円
(セール期間:4,800円)
4,900円

アウトレットは確かに通常期であれば一般的な店舗よりも安いことがほとんど。

しかし、年中比較して安いわけではない。

セール時期と比較すると

街中の通常の店舗では「セール」という期間が存在する。季節の終わり、決算月、年末年始、年度末などがよくあるパターン。

例えば、定価が9,900円の商品にて、アウトレットでは6,900円、セール中のイオンモール店にて5,900円で販売されている場合がこれに当たる。

セール等がない通常期ならアウトレットの方が安い。

ところが、一般店舗にて値引きが実施されれば、アウトレットよりも若干割高になってしまう。

在庫処分でも

在庫処分バーゲン

一般店舗においても在庫処分を目的に普段より大幅に割引された価格で販売されることもある。

例えば、定価が3,900円の商品(Tシャツ)にて、アウトレットでは1,900円、在庫処分を始めたのイオンモール店にて1,890円で販売されている場合がこれに当たる。

売れ残ったが、できるだけ赤字を削減するために、売り切りを目的によくある典型例。

わざわざアウトレットに行かなくても安く手に入れる手段でもある。

安くない傾向のある店

アウトレットなのに安くない店舗

製造小売(SPA)・セレクトショップにて、アウトレットでも安くない傾向が目立つ。

具体的な店舗を挙げると、以下が多いと感じる。

アウトレットなのに安くないお店

  • ABCマート、NIKE、ニューバランス
  • ミズノ、アディダス、アシックス、リーボック、PUMA
  • ライトオン、GAP、ハニーズ、UNITED ARROWS、URBAN RESEARCH

※あくまでも個人的な感想

イオンモール、ららぽーとなどの大型ショッピングモールでもテナントとして入っていることが多い店、あるいは複数の店で販売されているブランドが対象。

いずれもアウトレットでは専用品を出していることもまた多い。

逆に値段が安いのが基本な店

アウトレットでお得な店舗(ノースフェイス)

以下の商品またはブランドはアウトレットなら必ずといっていいほど安い。

アウトレットならお得な物

  • 家具
  • 高額なブランド物

家具類はアウトレットでは専用品ではなく訳あり商品。

何らかの理由で安い値段に設定されている。完璧主義者ではない限りはお得感が大きいと感じるはず。

高額なブランド物もまたアウトレットでは割安。こちらも訳あり商品。アウトレット専用品ではない。

1つ当たり2万円以上の価格で販売されている服や靴などが目立つ。

アウトレット=良くないという見方も

アウトレットで販売されている商品の品質がそもそも良くないという意見も少なくない。

最初からアウトレットで買うよりも、ユニクロなどの方が品質が良いという声もある。

アウトレット専用品

まずは、アウトレット専用商品。

「三井アウトレットパーク〇〇」「〇〇プレミアムアウトレット」などのアウトレットモールが増えすぎて訳あり物の数量を確保できなくなった店にてアウトレット店のための専用の商品を製造しているケース。

通常の値段よりも安いが、品質などで劣ることがよくある。

UNITED ARROWSが典型例。

「Rhythm of Life」や「A Day in the Life」のタグが付いている服が対象。これらはアウトレット専用品で、評判はあまり良い内容ではない傾向。


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該当するアウトレットモール

今回取り上げたアウトレットモールの具体的な店舗は以下。

  • 千歳アウトレットモール
  • レラ三井アウトレットパーク
  • 札幌北広島三井アウトレットパーク
  • 仙台港仙台泉プレミアム・アウトレット
  • 三井アウトレットパーク 多摩南大沢
  • 佐野プレミアム・アウトレット
  • あみプレミアム・アウトレット
  • 酒々井プレミアム・アウトレット
  • 三井アウトレットパーク 幕張三井
  • アウトレットパーク 木更津
  • 那須ガーデンアウトレット
  • 三井アウトレットパーク入間
  • 大洗シーサイドステーション
  • 八ヶ岳リゾートアウトレット
  • 三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島
  • 土岐プレミアム・アウトレット
  • 御殿場プレミアム・アウトレット
  • 三井アウトレットパーク北陸小矢部
  • 岸和田カンカンベイサイドモール
  • 神戸三田プレミアム・アウトレット
  • 三井アウトレットパーク 滋賀竜王
  • りんくうプレミアム・アウトレット
  • 三井アウトレットパーク 大阪鶴見
  • 三井アウトレットパーク マリンピア神戸三井
  • アウトレットパーク 倉敷
  • THE OUTLETS HIROSHIMA
  • マリノアシティ福岡鳥栖
  • プレミアム・アウトレット

いずれも日本国内の代表的なアウトレットモール。

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