阪急の特急の所要時間について。ほとんどの時間帯に10分間隔で運転されている神戸線・京都線では、大阪梅田駅からは何分かかるのか。
梅田~神戸三宮の所要時間は27分が標準となっている。梅田~京都河原町までは43分となっている。いずれも、距離に対する時間は私鉄の優等列車の中ではかなり早い。追加料金がかからない列車としては速達性が高い。
神戸線の特急
梅田駅からの所要時間 | |
西宮北口 | 12分 |
夙川 | 16分 |
岡本 | 20分 |
神戸三宮 | 27分 |
高速神戸 | 32分 |
新開地 | 35分 |
阪急神戸線の特急は、大阪梅田~神戸三宮間は標準で27分となっている。途中の停車駅は4つしかないことから、速達性に優れている。
神戸三宮~新開地間の区間は、神戸高速鉄道線となり、特急であっても各駅に停車する。高速神戸駅では、阪神本線から山陽電車へ直通する特急と接続する。姫路方面へ向かう際には、高速神戸駅で乗り換えるのが便利。
なお、阪急神戸線は阪神本線の特急よりも所要時間は早い。停車駅数も少ない。ただし、JR神戸線(東海道本線)の「新快速」と比べるとやや遅い。
京都線の特急
梅田駅からの所要時間 | |
淡路 | 8分 |
茨木市 | 16分 |
高槻市 | 21分 |
長岡天神 | 28分 |
桂 | 34分 |
烏丸 | 40分 |
河原町 | 43分 |
阪急京都線の特急もまた、神戸線と並んで私鉄の中でも距離に対する所要時間が早い傾向にある。
大阪梅田~京都河原町までの所要時間は標準で43分となっている。停車駅は主要駅に限られていて、通過駅が多くとられている。
神戸線とは違って、十三駅から淡路駅までの区間はカーブが連続する線形となっている。そのため、表定速度はやや遅くなっている。
淡路駅では、現時点では千里線との平面交差が存在するため、列車が数分遅れることがよくある。信号待ちで駅ホームの手前で停車することもよくある。
時刻表通りの定時運行率はあまりよくはない。ただ、2024年度を目途に高架化工事が完了する予定となっている。高架橋は2層となって上下線がそれぞれ別の階を走ることになる。今のような遅れが解消される見込み。