IntelのCPUである「Core i3」を搭載したノートパソコンの場合、どんな使い方なら動作は遅いとは感じないレベルなのか。ネットや画像・動画の編集、DVD・BDへの保存や書き換えについて、快適でイライラすることはないのだろうか。
Core i3とは、コアシリーズのCPUの中では一番低い性能ではあるものの、Celeronのような廉価版CPUと比べると高品質でランクが上である。CPUを性能別で評価した場合、「標準」的とよく言われている。
つまり「標準的」!
ふつうの使い方をしていれば、動作が遅い・重いと感じることはほとんどない。例えば、インターネットのウェブサイトを閲覧したり、YouTubeなどの動画サイトで映像を視聴したり、WordやExcelを作成したりする場面が挙げられる。
これらは誰でもパソコンを使う際によく利用するものであるが、Core i3ならそれらでは動作が原因でイライラすることはまずないだろう。もしあるとすれば、それは他に原因があるものと考えられる。
ネット上でのページの読み込みが遅かったり重かったりすることがよくあるが、それは回線に何かがあるものと考えられる。CPUの性能の低さとは考えられない。
よくあるのが、YouTubeを見るためにはCPUの性能が高いという条件が必要であると思っている人がいるが、これは間違いである。確かに静止画像の読み込みに比べるとCPUに負荷はかかる。しかし、今の時代はCeleronクラスであっても十分であり、Core i3であればさらに問題は発生しない。
動作が重くなる時とは?
では、動作が重いと感じるのはどんな使い方をした時なのか。それは、以下のようなものとなる。
- 動画編集
- 高度なシミュレーション
- オンラインゲーム
これらの場合、高い性能のCPUが求められる。性能が低ければそれだけ読み書きに時間がかかってしまい、快適さを感じなくなる。
YouTubeにアップロードするための動画をカットしたり字幕をつけたりする動画の編集にはCPUに負荷がかかる。Core i3程度の場合、やや重くなることが多い。大きな負荷がかかる場合はi5やi7ではないと高速で処理ができない。
コンピュータープログラムを使ったシミュレーションなどを行う際にもCPUに高い処理能力が求められる、ことらもまた、Core i3程度だと不十分さを実感することだろう。
オンラインゲームについても同じだ。高画質でライブでプライする仕組みになっている以上、CPUの性能の差が表れやすい環境である。そのため、「ゲーミングパソコン」と呼ばれるような高ランクのCPUに加えて8GB以上のメモリ、SSDを搭載したパソコンである必要がある。
Core i3では遅いと感じるような使い方については、これらのものが代表例である。