首都高速道路は狭い上に交通量が非常に多いため、運転するのが怖いと感じている人は多いのではないか。中でも合流や車線変更には大きな勇気が必要になるかもしれない。
しかし、日常生活では一般道路だけだと東京都内は交差点の渋滞などでなかなか思うように進まない。首都高に乗らざるを得ない場面もきっとあるはず。
とはいえ、もし首都高を使うのであればスムーズに合流や車線変更を行わなければならない。下手に他の車の通行の妨げとなれば、危険な運転になる可能性もある。
スムーズな合流や車線変更を行うコツとは、どんなものなのか。安全運転のちょっとした攻略法について取り上げよう。
早めの方向指示器による合図が基本
首都高に限らず、合流部や分岐部、あるいは追い越しの際の車線変更の際の安全運転のコツとは、早めに方向指示器(ウインカー)を出すことである。
他の高速道路や一般道路でも同じことが当てはまるが、中でも道幅が狭くて飛ばす車が多い首都高では重要な要素になるだろう。
自分の車がこれから車線を変えることを他の車に知らせる役割を果たすわけだが、なるべく早い方が相手の車がそれを理解するための時間を設けることができる。
遅めの合図となると、他の車が自車の行動を理解する前に自車が動くこととなるため、それだけ危険な動きとなる可能性が大きくなる。
可能な限り周りにいる車のドライバーに対して早めに意思を伝えることが安全運転の鉄則というわけだ。
そして、その具体的な方法が早期に方向指示器を出すことである。
周囲の車と同じ速度で走らせる
合流地点においては、どうしてもなかなか支線から本線へ入るタイミングがわからなくなりやすい。
最悪の場合、合流部の終わりの辺りで一旦止まって、後続の車が通り過ぎるのを待つしかない。
とはいえ、これは高速道路上の安全の面では決して好ましいことではない。追突事故の原因ともなりかねないため、できるだけ避けるべきである。
上手く合流するためのコツとは、周囲の車と同じ速度で走ることである。支線から本線へ入る際に、本線上を走る車と同じスピードに合わせれば、車と車の間にスムーズに入ることができる。
スムーズに合流しようとすれば、ほとんどのドライバーは譲ってくれる。稀に妨害したり、道を譲ってくれないドライバーもいるが、その場合は該当する車のすぐ後ろに入るのがよいだろう。
いずれにせよ、他の交通の流れに合わせることで危険度が大きく下がる。逆に流れを乱すと他のドライバーの迷惑になるどころか事故の確率がアップしてしまう。
怖いと感じる気持ちが現実のものとなってしまいかねない。だからこそ、方向指示器を合わせて周囲の流れに合わせることが求められる。