高校生のスマホのOSの利用実態について、iPhoneとAndroidではそれぞれシェアはどれくらいになるのか。男女別ではどのような違いが見られるのか。
年齢層によってシェアの比率は大きく異なる日本国内のスマホ市場だが、特に直近の流行に敏感な10代の高校生はどちらかというとiPhoneに流れやすい。
高校生の男女別のスマホOSの割合
iPhone | Android | その他 | |
男 | 45.6% | 51.3% | 3.1% |
女 | 56.4% | 34.4% | 9.2% |
MMD研究所が行った携帯電話の利用状況に関するアンケート結果によると、高校生のiPhoneとandroidの割合は上の表のようになる。
男女別では女子高校生の方でiPhoneが人気の機種になっている。学校やクラスによっては、iPhoneの割合が全体の8割くらいに達するところもあるだろう。
Androidを使う女子については、全体の3割くらいしかいない。
都会と田舎でシェア比の違いが出てくるとも考えられるが、女の子ではandroidはどうしても少数派となるようだ。
男子高校生では、iPhoneとandroidではほぼ同じくらいの割合となっている。比率は拮抗している状態になっていて、どちらかに偏っているとはいえない。
学校やクラスによってiPhoneが多数派になったり、androidが多数派になったりする。地域による差もある。それでも、全体としてみれば男子高校生では同じくらいという結果になった。
以前よりもandroidが増えている
ちょっと前の時代まではiPhoneが圧倒的な人気を誇っていた。高校生では特にほとんどの生徒がiPhoneで、androidというと少数派という立場だった。
2014~2017年頃までは、特に女子だと80~90%の高校生がiPhoneということもあった。男子でも70%程度のシェアがあった。
高校生全体としても、少し前まではiPhoneが主流だったといえる。androidは少数派という立ち位置だった。
NTTドコモでiPhoneを取り扱い始めてから一気に世の中のスマホの利用実態がiPhoneに流れた。iPhone6・7の時代がちょうどこの時期だろう。
以前のandroidはどの機種でも、iPhoneよりも性能が低かったことも要因に考えられる。
女子高校生でAndroidってダサい!? シェアが少ない理由とは?
値段の安さだけが一番のポイントだったため、「Android=ダサい」というイメージも高校生の間では広がっていた。
しかし、androidも次第に高機能になり、デザインも「おしゃれ」になったことから、最近では男女問わずandroidがシェアを拡大している。
なぜ女子の方がiPhone率が大きい?
男女別ではどうして女子の方がiPhoneの割合が大きいのか。男子よりもandroid率が低い理由がある。
流行に対して敏感なのはどちらかというと女子になる。男子高校生でも今流行っているものに興味関心が強い人が多いが、それに左右されない人も一定数いる。
これによって、iPhoneとandroidの割合も男女別で女子が高くなっている理由といえる。
女性の80%はiPhone! Androidの割合はたったの2割!?
Androidがシェアを拡大している最近では、女子でもiPhone率が下がっているものの、依然として人気なのは、流行=iPhoneという構図が変わっていないためである。
ところで、今後の傾向としては、女子でも男子でも高校生のスマートフォンがandroidが多くなる可能性が高いといわれている。