東名高速道路の御殿場付近では12~3月の冬になると雪が降ることが結構多い。道路に積もることもよくあり、ノーマルタイヤでは無理かもしれない。スタッドレスが絶対に必要とまではいかないが、やはり非常にリスクが大きい。
東名高速道路でも新東名高速道路でも、御殿場IC辺りは最も標高が高い地点になる。標高は約450mであり、関東地方の平野部よりも積雪量が多い部分になる。
具体的な区間で言うと、大井松田IC~御殿場ICまでの区間になる。しかも、真冬には氷点下になりやすい地域でもあり、路面が凍結していることもよくある。
チェーン規制・通行止めも多い
東名・新東名の積雪による影響が出やすい部分 | |
区間 | 大井松田IC~沼津・長泉沼津IC |
時期 | 12月から3月 |
規制内容 | ちょっとの積雪:チェーン規制
かなりの積雪:通行止め |
東名高速道路および新東名高速道路では、12月から3月にかけてで雪による影響を最も受けるのは大井松田IC~沼津・長泉沼津ICの区間になる。
ちょっとした積雪であれば、チェーン規制になる程度で済む。しかし、かなりの積雪であったり、途中で事故による立ち往生が発生すれば即通行止めとなる。
毎年必ずと言っていいほど数回発生している。関東平野では全く問題なくても、山沿いの地域である御殿場付近では多大な雪による影響を受けやすい。
月による雪の頻度
各月ごとの積雪の可能性については、以下のようになる。
月 | 御殿場付近の降雪の可能性 |
---|---|
11月 | 全然問題ない、ノーマルタイヤでOK |
12月 | 後半は雪が降ることも、ノーマルタイヤだと不安 |
1月 | 中旬以降はかなり降りやすい、スタッドレス推奨 |
2月 | 最も雪が積もりやすい |
3月 | まだまだ降る可能性あり |
4月 | もう大丈夫、もうスタッドレスタイヤ不要 |
12月の半ば頃までであれば東名・新東名ともにノーマルタイヤでもOKの可能性が大きい。まだ雪が降りやすい季節ではなく、積もるリスクも小さい。
1月になると本格的に降雪の危険性がアップする。この時期は流石にスタッドレスタイヤを履いているのが好ましい。
ノーマルタイヤではちょっと積もるだけでもスリップする危険性が大きいため、1月以降は避けることを強くおすすめする。
「チェーン規制」にはなっていなくても、1月から3月の初めにかけては最低気温がマイナスになることで路面の凍結もある。
雪ではなく氷の面を考えても、ノーマルタイヤでは東名高速道路・新東名高速道路を走るのは避けたい。
2月いっぱいはそんな感じで積雪と路面凍結が発生しやすい。3月になっても、上旬はやはりまだまだ冬の季節である。
ノーマルタイヤに切り替えるのはちょっと早い。雪が降ることもよくある。気温もマイナスになる。中旬以降になってようやくスタッドレスタイヤの役目を終える。
御殿場付近以外の地域は?
ところで、東名・新東名の御殿場付近以外の地域では雪はあまり降らないのか。
結論を言うと、東京側・名古屋側ともに積雪量はかなり少ない。首都圏のみならず、静岡県内・愛知県内のいずれもノーマルタイヤでも問題ないことがほとんどである。
沼津IC・長泉沼津ICから西側は雪は非常に少ないと考えてよい。
ただし、名古屋からさらに京都・大阪方面へ行き来する際はまだまだ降雪の可能性がある。
雪が降りやすいのは、新名神だと土山SA付近、名神だと大垣IC~彦根IC間の区間になる。
いずれの区間もまた山越えの地域となるため、冬になると雪が降りやすい。道路上に雪が積もることも結構多く、チェーン規制になることもしばしば。