auのWi-Fiサービス「au_Wi-Fi」が遅い、またはそもそも繋がらないというトラブルはよくある。本来ならスムーズに接続できるところが、プツプツ切れるという例が珍しくない。
特に「au_Wi-Fi2」というSSIDの無線LANであれば、auのスマホを契約している人ならSIM認証で自動的に接続できる。公衆無線LANのようにメールアドレスなどを入力するログインの作業がいらない。そのまま自動的に接続される。
それ以外にも、初期設定によってauのスマホユーザーを対象に無料で使えるWi-Fiサービスがある。しかし、いずれも繋がらなかったり、回線速度が遅いなどの問題も見られる。
うまくつながらない原因とは?
au_Wi-Fi2などへうまくつながらない場合、考えられる原因は以下のような点が挙げられる。
au by KDDIで提供している無線LANのサービス名は「au Wi-Fi SPOT」といわれている。これに接続できない場合は、以下を参照しよう。
原因 | 詳細 |
auのWi-Fiを使っている人が多い | 混線・アクセスポイントが飽和状態 |
SIMカードが入っていない | SIMカードが未挿入だとau契約者と認証されないため使えない |
スマホ端末のWi-Fiの調子が悪い | Wi-Fi通信が正常で行えていない |
アクセスポイントとの距離が遠い | 電話が十分に届いていない、周辺の電波のノイズが多い |
これらの4つの原因がよくある事例にあたる。
なお、au以外の携帯電話会社と契約している人は残念ながらau Wi-Fi SPOTは利用不可となる。NTTドコモ・ソフトバンクを使って言う人はあきらめるしかない。
au Wi-Fi SPOTを使っている人が多い
au Wi-Fi SPOTを使っている人がすでに多い状態だと、アクセスポイントが混線の状態になる。もうこれ以上は追加でユーザーを増やせないため、Wi-Fiの電波を拾えてもデータ通信を行えない。
auでスマートフォンを契約している人であっても、Wi-Fiのルーター側が混雑していると接続できない。接続できるようになるためには、周囲の人がWi-Fiの利用を終了しなければならない。
傾向を見ると、大勢の人が集まる駅周辺でWi-Fiを提供している場所やショッピングモールでよくある事例である。
SIMカードが入っていない
au Wi-Fi SPOTを利用出来る人はauで契約している人に限られる。したがって、SIMカードが入っていないとそのことが証明できない。
SIMカード未挿入だと、契約上はauとなっていても、認証されずにau Wi-Fi SPOTの各種が使えない状態が続く。
「au_Wi-Fi2」は自動的にSIM認証してくれるSSIDということで、最もこれに気が合付きやすい。
もし周辺にau Wi-Fi SPOTを使っているが周辺にそれほど多くはないような状態であるにも関わらず、まったく繋がらない状態であるのなら、一度SIMカードの挿入の有無を見てみよう。
スマホ端末の調子が悪い
iPhoneでもandroidでも、端末のWi-Fiの送受信がうまくいかないことが原因で通信できないケースも珍しくない。
特に少し古い世代のスマートフォンだと、このように端末そのものにトラブルが生じることが多くなりやすい。
iPhoneでいえば6Sから以前、androidであれば概ね2016年夏以前に発売された機種だとWi-Fiの送受信がうまくいかなくなる可能性が上がる。
対処法とは何か?
スマホ端末のWi-Fi送受信にトラブルが生じた場合、あーだこーだ言わずにまずは電源を再起動してみよう。
パソコンと同じように再起動すると、今動いているプログラムが一度終了することから、OSの動作がリセットされる。
Wi-Fiでのデータ通信がうまくいかなかった原因となっていたプログラムも打ち切られるため、スマホを再起動させることで今度はうまくいくことが多い。
もし、再起動しても以前と同じようにWi-Fiへうまく接続できなかった場合は、携帯ショップへ行って相談してみるのがよいだろう。