京都市下京区にある京都鉄道博物館の混雑状況を時間帯および曜日ごとに調査してみた。平日と土日祝それぞれで混み具合を観察して表形式にする。
大きく混み合う休日となる土曜日と日曜日。駐車場が満車になるだけでなく、館内も人混みで思うように回れないのも週末である。整理券が抽選となる運転シミュレータは倍率がかなり高い数値になる。
レストランや土産売り場もは人でいっぱいになる。飲食店では待ち時間が長くなり、売店でのレジ待ちには長蛇の列ができやすい。
土日祝の時間帯ごとの混み具合
<土日祝の鉄道博物館の混雑度> | ||
時間帯 | 混雑度 | 目安 |
10:00-10:30 | ★★★ | シミュレータの抽選倍率が最も低い |
10:30-11:00 | ★★★ | |
11:00-11:30 | ★★★★ | やや混んでくる |
11:30-12:00 | ★★★★★ | ピークがスタート |
12:00-12:30 | ★★★★★ | どこも人でいっぱい |
12:30-13:00 | ★★★★★ | レストランは大混雑 |
13:00-14:00 | ★★★★★ | |
14:00-15:00 | ★★★★ | 早い人は帰り始める |
15:00-16:00 | ★★★★ | 土産屋は大混雑 |
16:00-17:00 | ★★★ | やや空いている |
17:00-17:30 | ★★ | ガラガラに |
11時半~14時は大混雑
11時半を過ぎると鉄道博物館の混雑のピークに達する。
遅めに来る人達もこの頃には到着している。帰る人もほとんどいない時間でもあるため、1日の中で最も混んでいる時間帯に該当する。
運転シミュレータの抽選倍率もこの時間帯が1日の中でもっとも高いところになる。
土日祝になれば、どんなに小さく見積もっても4倍はいく。来館者数が多い日だと10倍ほどにまで膨れ上がることもあるようだ。
SLスチーム号も1回で乗れる人数が多いアトラクションだが、ここでも長い行列ができる光景をよく目にする。
レストランに関しても、ちょうどお昼時になるため、どこも大混雑している。長蛇の列がある光景をよく目にする。
京都鉄道博物館の館内の混み具合のピークは14時頃までだろう。14時くらいになると、早い人は帰り始める。
16時以降は空いている
16時以降になると、もう帰る人が多くなる時間帯である。
京都鉄道博物館の閉館時刻は17:30、最終入場は17:00である。
SLスチーム号、軌道自転車体験の最終受付時刻は16:00だが、これはお昼ごとと比べると空いている。
その一方で見る展示物も残り少なくなってくる時間帯でもある。残るところはお土産の売店くらいになる人が多いはず。
人混みができるほど混雑している場所もお土産屋である。
平日の時間帯ごとの混み具合
<平日の鉄道博物館の混雑度> | ||
時間帯 | 混雑度 | 目安 |
10:00-10:30 | ★★ | ミニ運転列車の整理券は終了 |
10:30-11:00 | ★★ | |
11:00-11:30 | ★★ | 整理券の配布は終了かも |
11:30-12:00 | ★★★ | |
12:00-12:30 | ★★★★ | |
12:30-13:00 | ★★★★ | レストランやや混雑 |
13:00-14:00 | ★★★★ | |
14:00-15:00 | ★★★ | 土産屋やや混雑 |
15:00-16:00 | ★★★ | 一気に人が減少 |
16:00-17:00 | ★★ | 空いている |
17:00-18:00 | ★ | ガラガラに |
気になるのはレストランの混み具合
レストランが混雑しやすいのは曜日に関係なく12:00~13:30頃であるが、平日は長い行列や待ち時間ができるほどのレベルにはなりにくい。
混雑が気になるレベルなのはあくまでも来館者数が多い土日祝の話である。
テーブルが空いていないという現象も土日祝が中心。平日なら空席があって、昼食を食べたい時間に入店できる。
14時になればもうガラガラというレベルである。レストランにいる人はちょっと休憩したい人たちくらいである。
運転シミュレータの抽選倍率
曜日ごとの運転シミュレータの倍率は以下が1つの目安になる。
- 月~金曜日(平日)=1.5~3倍
- 土曜、日曜、祝日(休日)=4~8倍
こちらは京都鉄道博物館の中でも特に人気のコーナーである。
JR東日本が運営するさいたま市大宮区の「鉄道博物館」では、運転シミュレータは先着順の整理券または完全に並んだ順番(ディズニーでいうスタンバイ)となっている。
朝一番に来館して、早速シミュレータの整理券を取りに行けば100%確実に体験できるシステムとなっているのが大宮の鉄道博物館。
一方の京都鉄道博物館は抽選となっているため、これに運良く当たらないと運転シミュレータを体験できない。
しかも、運転シミュレータの抽選は1人1回限りしかできないため、外れたら諦めるしかない。
どうしてもやりたい人は、改めて別の日に入場料を払って来館するしかない。
朝一番が最も低い
発券時間 | 当選発表 | 当選人数 | 体験時間 | 抽選倍率 | |
第1回目 | ~10:25 | 10:30 | 48人 | 10:40~ | 低 |
第2回目 | ~11:35 | 11:40 | 48人 | 11:50~ | 高 |
第3回目 | ~12:55 | 13:00 | 48人 | 13:10~ | 高 |
第4回目 | ~14:05 | 14:10 | 48人 | 14:20~ | 高 |
第5回目 | ~15:25 | 15:30 | 40人 | 15:40~ | 高 |
第6回目 | ~16:15 | 16:20 | 32人 | 16:30~ | 中 |
京都鉄道博物館の開館時刻は午前10時であるが、「運転シミュレータ」の整理券の抽選の最初の締切時刻は10:25。当選者発表が10:30、体験開始が10:40からのグループである。
土日祝も平日もこの朝一番の抽選が最も倍率が低い。
1日の一番最後(第6回)も若干は倍率が低くなるものの、朝一番の第1回の方が人数が多いこと、開館から締切までが25分しかないことから、こちらの方が低い傾向が見られる。
平日の場合だと、朝一番の抽選であれば倍率は1.5倍ほどという低い水準に収まっている。
さらに、雨の日だと1倍にも満たないこともある。つまり、整理券を受け取った人全員が運転シミュレータを体験できる意味になる。
ただし、平日でも子供が長期休みになる夏休み、冬休み、春休みの時期は混み合う。運転シミュレータの倍率も朝から2倍ほどになることも珍しくない。