理系でオタクが多いのはなぜ!? そして文系だと少ない理由とは?

なぜオタクは理系の学部学科に集中するのか。文系よりも圧倒的に多く、マニア系の人はあまり文系にはいない。

オタクというと男子学生のことを想像する人が多いだろう。しかし、女子学生であってもオタクと呼ばれるような特徴に当てはまる人はいる。

男子と同じく女子でも理系に集中する傾向が見られる。理系と文系の違いには男女の違いは見当たらない。

中でも工学部と理学部に集まる傾向が見られる。同じ理系に分類される学部でも、医学系や農学系の分野にはあまりいない。


ヒトよりもモノを好むから

理系にオタクが多い理由

オタクの共通点として、ヒトではなくモノに対する興味関心が強い。大学生でいえば恋愛や友達との交流よりも特定の趣味に情熱を出す。

つまり、人と関わることよりも何か物理的な存在に対して情熱を出すのがオタクということになる。

そして、理系に多くて文系に少ない理由もここに潜在する。

理系は自然科学に関する研究を行う教育分野である。ヒトの活動について学ぶのではなく、物体の原理を学ぶグループになる。

なぜ文系には行かない?

文系の学部といえば、法・経済・文などが代表的だろう。他にも外国語学部や国際学部、教育学部、人間科学部などがある。

文系はさらに人文学系と社会学系に分けることができる。文学部や人間科学部は人文学、法学部や経済学部は社会学に分類される。

しかし、いずれもヒトに関する研究を行うところである。人間の過去の歴史や今日の社会を学ぶ分野であり、モノの勉強をするところではない。

もちろん、法律や経済に関するオタクもいるのは否定できない。日本史や世界史に関する強い興味関心を抱く人も多く、マニア的といえる人もいる。

しかし、どちらかというとモノの分野のオタクが多数といえる。少なくとも、オタクの第一印象は物体に対して大きな情熱を持つ人をイメージする。

ヒトに対して興味が強い人はそもそも「オタク」の定義には入らないことが少なくなく、理系の方だけが定義されやすい。

理系の分野こそがモノの世界

文系と理系のオタク事情

一方の理系学部だとモノの学問を学ぶところである。工学部は機械などを学び、理学部は科学的な現象を学ぶところである。

いずれもヒトについて学ぶのではなくモノについて学ぶ学部学科である。オタクが興味の対象とする分野に当てはまる。

機械系のオタクであれば、当然ながら大学で行きたい学部は工学部だろう。サイエンスの分野なら理学部ということになる。

オタクの世界でかなりの人口を持つ鉄道や自動車、コンピューターに関する学問はすべて理工系に入る。

男女関係なく、理系の世界こそがオタクの人の領域に入る世界。文系よりも圧倒的に理系が多数派となっている理由といえるだろう。


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