東京メトロ東西線の西船橋方面(東行)の朝ラッシュにおける混雑状況について、区間と各時間帯ごとにその目安を調査してみた。
混雑率は高田馬場→早稲田で120~130%で毎年推移している。同じ東西線ではあるが、西行が200%近くになっているのは対照的に、東行の電車はやや空いている結果だ。
中野駅から大手町駅の方に向かっていく電車で、基本的には都心エリアに向かう人で混雑する。千葉方面まで行く人はそれほどいない。
区間ごとの混雑
<駅間別の混雑度> | |
中野~高田馬場 | ★★★★ |
高田馬場~飯田橋 | ★★★★★ |
飯田橋~九段下 | ★★★★ |
九段下~大手町 | ★★★★ |
大手町~茅場町 | ★★★ |
茅場町~東陽町 | ★★★ |
東陽町~浦安 | ★★ |
浦安~西船橋 | ★★ |
参照:東西線の朝ラッシュの混雑状況を時間帯・区間ごとに調査!
中野~大手町までは混雑
朝ラッシュでも比較的空いている東京メトロ東西線であるが、中野~大手町はそれでも満員電車となる。
座れる人の方が多くなるエリアは大手町駅や日本橋駅を過ぎてからになる。ここまでは上り線という性質から、通勤ラッシュになるのは避けられない。
東行の東西線では、最混雑区間は高田馬場→早稲田間となっている。高田馬場駅は西武新宿線やJR山手線との接続駅ということから、乗車客がかなり多い。
早稲田駅は都電荒川線との接続駅だが、都電に乗り換える人はそれほどいない。しかし、都心部の駅ということで降りていく人の方が若干多い。
高田馬場→飯田橋が最も混雑
東西線の始発駅は中野駅である。この駅からすでに満員電車となっている。座りたい人は始発列車待ちの列に並ばなければならない。
中央線各駅停車との相互直通運転を行っていることから、一部は三鷹始発となっている。直通列車はすでに中野駅に到着する時点で満員となっている。
高田馬場駅から大量の乗客が乗ってくる。ここで西船橋方面へ向かう東西線のピーク区間となるわけだ。
最初にまとまった数の乗客が降りていくのは飯田橋駅である。有楽町線・南北線・丸ノ内線・都営大江戸線に乗り換える人が多く、大量の降車客が発生する。
乗ってくる人もまた多い。しかし、どちらかというと降車客の方が乗車客よりも多い。
九段下・大手町・日本橋でも大量の降車
九段下駅でもまた結構降りていく。半蔵門線や都営新宿線への乗り換え駅となっているためだ。
乗ってくる人もいるのは確かだが、すでに都心部を走ることもあり、他路線から東西線へ乗り換えてくる乗客は少数派となる。
そして、大手町駅で大量に降りていく。東京駅の近くで、しかもオフィス街が立ち並ぶ地域のため、通勤客の最終目的地といっても過言ではない。
その次の日本橋駅でもまた大量に降りていく。ここまでで東西線の西船橋方面の朝ラッシュの混雑は終わる。
時間帯別の混雑度
- 6時台:まだ余裕
- 7時台(前半):若干混んでくる
- 7時台(後半):朝ラッシュのスタート
- 8時台(前半):大混雑、1日のピークに到達
- 8時台(後半):まだまだ混雑
- 9時台:徐々に混雑が解消
- 10時台:日中の昼間のオフピークへ
混雑する時間帯に関しては、西行と全く同じである。8~9時に出勤する通勤客が乗客のメイン層であることを考えると、7時台と8時台が朝ラッシュのピークになる。
特に混雑が激しいのが7:30~8:30までではないか。西船橋方面の電車でさえ、立っている人の方が座っている人よりも多い状態になる。
東西線は2、3分間隔で電車がやってくるものの、都心へ向けて移動する人の流れはやむことがない。
西船橋方面も地獄ではないが「やや辛い」くらいの混み具合に達するのは否定できないだろう。