JR北海道の快速エアポート、転換クロスシートがいずれ廃止か!?

JR北海道の快速エアポートでは、これまでは転換クロスシートが基本だった。しかし、新型車両として導入された733系はロングシート仕様となっている。




従来の721系は、指定席特別車のuシートのみならず普通車自由席も転換クロスシートである。進行方向に向いて座れるタイプの座席で、新幹線や特急と同じスタイルだ。

一方の2014年から投入された733系では、転換クロスシートとなっているのは指定席のuシートに限られている。

快速エアポート(JR北海道)

乗車券のみで乗れる普通車自由席はロングシートで、進行方向に対して横向きに座るタイプの座席である。

そして今、快速エアポートをはじめJR北海道の近郊型車両から転換クロスシートが廃止される可能性が出ている。

混雑緩和のためロングシート化

以前の721系では転換クロスシートだったのに、最新の733系ではロングシートにした理由は確かに存在する。

ロングシート化の最大の理由は混雑緩和にある。朝や夕方の通勤ラッシュの時間帯は、JR北海道の各路線でも満員電車となって激しく混雑する。

快速エアポートは、新千歳空港と札幌や小樽を結ぶだけでなく、札幌周辺の地域と中心部を結ぶ速達列車という性質もある。

朝夕になれば郊外から通勤や通学で快速エアポートを使う人はかなり多い。空港利用客よりも人数はかなり多い。

転換クロスシートの場合、座席に着席できる人数は多いが、1つの車両に乗れる乗客の定員は少ない。より多くの人を乗せて定員を上げるためにロングシートにした。

輸送力を強化させることが、近郊車両の733系で転換クロスシートを普通車自由席に採用しなかった理由だ。




将来的には廃止になるか?

今まで長年使われてきた721系は、今後しばらくの間引き続き使われ続けられると思われる。

車両の更新内容として、「転換クロスシート→ロングシート」とする可能性も高くはない。

721系の転換クロスシート

721系が運転されている限りは、自由席でもクロスシートの状態が続く。もちろん、指定席のuシートもそのままだろう。

しかし、将来的には転換クロスシートが完全に廃止される可能性が大きい。首都圏の在来線の普通電車と同じようなものとなるだろう。

733系で自由席がロングシートとなったということは、今後登場する新しい車両もロングシートで統一されると考えられる。

停車駅が少なくて速いという評判の快速エアポートでは、特に転換クロスシートで恩恵を受けている乗客は多いものの、札幌近郊路線ではロングシートが基本になる日が来るだろう。

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