ザ・ビッグはイオン系列のディスカウントスーパーマーケットである。食料品から日用品、生活雑貨を売っているお店であるが、ふつうのスーパーと比べて値段が安いのが特徴である。
イオンとして知られているのがGMSである旧ジャスコ・サティー(よくイオンモールに併設されている)である。ザビッグはこれらのお店よりも全体的に低い価格となっていて、激安スーパーと呼ぶこともできるだろう。
どれくらい安い?
ザビッグの場合は、通常のイオンあるいはマックスバリュよりも2~3割ほど安い価格で商品が販売されている。
立地場所については、ディスカウント型であるザビッグは通常のスーパーではあまり採算が取れないような地域で出店することが多いため、やや不便なところに立地している。
東京や名古屋、大阪といった、人が集まりやすい大都市では、通常の一般型のお店でも十分に来店客が来やすいことからまず出店はしていない。出店しているのは地方である。
ただ、いざザビッグのお店に足を踏み入れれば、週品の安さには驚くだろう。普通のイオンではまず目にすることがない値段となっている。
また、イオンといえばプライベートブランド「トップバリュ」が有名であるが、ザビッグに行くと、トップバリュの中でも低価格を最重視している「ベストプライス」というブランドの商品が多いと感じることだろう。
モノの値段の安さを最重視している店舗こそ「ザ・ビッグ」であるといっても過言ではない。これにより、家計の味方となる店であるのは間違いないといえる。
他の激安ディスカウントストアとの違いは?
激安なディスカウント型のスーパーとして非常に有名なのが、業務スーパーとドンキホーテであろう。ただ、ザビッグはこれらの安い店とは違った特徴を持っている。
業務スーパーの場合は、容量が大きい商品を取り扱っている。しかも、そのほとんどは中国製である場合が多い。大容量にして安く仕入れることで、値段を下げている。
ドンキホーテの場合は、業務スーパーとは違って通常のスーパーで売られているような商品を扱っている場合が多いが、店内の配置や雰囲気が独特である。これに対してあまり好感には感じない人も多いだろう。
ザビッグは、いずれもお店とはまた違う。1つあたりの商品の容量は一般的なスーパーで売られているものと変わらない。国産のものもかなり多い。一方、店内の雰囲気も独特ではなく、GMSのイオンと大差ない。
このため、ザビッグに対して不快感を持つ人がかなり少ない。イオンで買うものをしたことがある人であれば、ザビッグに対してアレルギーを持つことはおそらくないだろう。