JR大和路線では201系が各駅停車と区間快速で運転されている。国鉄時代の1970年代に作られた古い車両だが、引退して新型車両に置き換えられるのはいつ頃になるのか。
大阪環状線では2017年より最新型の323系が導入されている。これにより、これまで主役だった103系と201系は環状線からは離脱する。
これに伴って、JR大和路線でも車両の入れ替えが行われることとなったが、新型車両が導入されるというわけではない。
103系は引退、201系はまだまだ現役
103系に関しては大幅に古いということで廃車となる予定。一方の201系は、大和路線へ転属されることとなった。
他の路線を見ると、321系や207系などの比較的新しい車両が使われている。JR西日本へ転身した後に製造された車両が多い。
しかし、大和路線に関しては旧式の電車ばかりが走っている。快速は221系が使われていて、現在主流の223系や225系より古い。そして、さらに古いのが201系ではないか。
長年103系と201系が使われてきた大阪環状線で新型の323系が導入されたことで、大和路線においても323系が導入されて、103系・201系も同じく置き換えられると思っていたという人が多いだろう。
でも実際には大阪環状線に323系の投入が優先され、その中古車が大和路線へ横流しされることとなった。
大和路線への201系の転属により、これまで走っていた103系は2018年1月をもって引退した。しかし、依然として古いことには変わりない。
201系はいつ引退するのか?
JR大和路線で今になって201系の追加導入が行われたということは、少なくともあと5~10年くらいは今のままの状態が続くと考えられる。
つまり、201系が本格的に新型車両に置き換えられ始めるのは2025~2030年頃くらいになると予想できる。
大阪環状線で使われていた車両を大和路線へ横流ししただけとはいえ、路線を変えるためには一定の費用がかかる。システムの設備を更新しなければならなく、これにかかるコストは決して安いものではない。
103系の後継車両として201系を転入させたということは、しばらくの間は201系を使う予定ということを示している。
将来的には大阪環状線のような323系や阪和線のような225系が投入されるだろう。どの車両が選択されるかはわからない。
大和路快速で運用されている221系と同時に車両の置き換えが行われるかもしれない。ただ、それは当面先の出来事になるのは確実だろう。