「0001docomo」のWi-Fiが遅い!? そして繋がらない原因とは何か?

NTTドコモのWi-Fiサービス「0001docomo」が遅い、あるいは繋がらないというトラブルがよくある。本来ならスムーズに接続できるところが、プツプツ切れるという例が珍しくない。

docomo Wi-FiのSSIDの名称である。ドコモのスマホを契約している人なら、SIM認証で自動的に接続できる。公衆無線LANのようにメールアドレスなどを入力するログインの作業がいらない。

ただ、自動的に繋がらないことは頻発している。ショッピングモールなどの人が多く集まる場所では特にこのようなトラブルが多い。


繋がらない原因とは?

0001docomo
  • Wi-Fiへ接続している人数が多すぎる
  • SIMカードが入っていない
  • スマホのWi-Fiが調子が悪い

最も多い原因が、Wi-Fiへの接続数の過多状態である。ショッピングモールや公共施設などで0001docomoへつなごうとしても、すでに同じWi-Fiを使っている人が多い場合、繋がらない可能性が大いにある。

このような場合、時間を少しおいてからもう1度接続しようとするとつながる可能性が高い。

最初に0001docomoにアクセスしようとしたがダメだった場合には、5~10分ほど経過してからもう1度トライしてみよう。

原因として考えられる2つ目が、SIMカードが入っていないという点だ。そもそもSIMが端末に挿入されていなければ、SIM認証ができない。ゆえに自動でdocomo Wi-Fiには接続できない。

いずれも考えられない場合、もしかしたらスマホ本体に問題があるのかもしれない。色々なアプリが起動しているために、システム上の問題が発生してWi-Fiをうまく使えない状態になることがよくある。

普段は電波が届く場所にいながら圏外になっている場合も、スマホ本体に問題がある可能性が大きい。

もし0001docomoになかなか繋がらない状態がいつまでも続くようであれば、スマートフォンを再起動してみるといい。

回線速度が遅い原因は?

繋がらないドコモWi-Fi

0001docomoに接続できても、通信速度が遅いこともある。

電波は問題ないがインターネットへのアクセスがうまくできなかった場合、回線速度そのものが遅いと判断できる。

Wi-Fiが遅い原因 詳細な内容
接続の人数が多い ショッピングモール、駅構内、イベント会場などで多発。Wi-Fiの利用者数が多いことで、ルーター(供給)が追い付いていない。
ルーターから遠い Wi-Fiルーターから遠いところほど電波が繋がりにくい。
電波が干渉 電子レンジ等の強い電磁波を発する機器の近く、複数のWi-Fiが提供されている場所で多発。

0001docomoの通信速度が遅い主な原因は上記の3つ。

まったく繋がらない場合と同じ点もあるが、スマホの不調よりもルーター側または周囲の環境に問題があることで通信速度が遅いことがほとんど。

0001docomoの場合はほとんどが5Ghzという干渉が少ない電波が使われている。そのため、本来は2.4Ghzを使うWi-Fiよりは安定した通信ができるはず。

それでも、Wi-Fiの利用者数が多い場合には全体的にスピードダウンする。1~5Mbpsという低速になることも多い。

接続者数が多い

「0001docomo」のSSIDに限った話ではないものの、Wi-Fiの通信速度が落ちる主要な理由がこれ。

1つのルーター当たりの接続端末数が多ければ多いほど、1人当たりの通信速度が低下。

ルーター1つで送受信できるデータ量、1つのインターネット回線の通信速度には上限がある。

限られた通信速度を人数分で割って使う仕組みにより、Wi-Fiにアクセスしている人数が多いところでは繋がりにくなったり、通信が遅くなったりしやすい。

こんな場所でよくある

土日の昼間のショッピングモールのWi-Fiでよくある例である。

このような場合、動画の視聴のようにある程度安定した回線速度が求めらえるコンテンツを見るのは難しい。

また、オンラインゲームも同様に安定した通信を求められることから、混雑した回線に陥っている0001docomoでは避けたい。

全国的に有名な場所といえばイオンモールではないか。「0001docomo」が提供されていても、土日祝の正午前後の時間帯は来店者数のピークになるため、Wi-Fiが非常に遅くなりやすい。

>>イオンWi-Fiが繋がらない理由とは!? 接続できても遅いのはなぜ?

ルーターから遠い

2つ目の「0001docomo」にて通信速度が遅い原因は、ルーターとの距離。

インターネット回線とWi-Fi電波のやり取りを行う機器ルーターとスマートフォン、タブレット端末の距離が離れていれば、その分電波が弱くなる。

電波が弱ければWi-Fiの通信が不安定になり、データ通信の速度が低下。

電話のアンテナの数が少ない場合は特にこれが原因である場合がほとんど。

電波が干渉

3つ目が、ほかのWi-Fi電波または電磁波が干渉している点。

電子レンジなどの電磁波を発する機器が近くにある場所、複数のWi-Fiの種類(SSID)が提供されている場所がこれに該当。

「0001docomo」に加えて、「au_Wi-Fi2」、「0001softbank」等が提供されている場所でもややこのような状態になりやすい。

特にWi-Fiの周波数帯域が2.4Ghzの場合だと干渉しやすい。

一方の5Ghzは干渉するおそれこそはあるものの、2.4Ghzよりは安定しやすく、電波干渉は電子レンジ等の周辺の機器が原因のことが多い。

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