JR埼京線の土日祝日の混雑のレベルとはどれくらいに達するのか。休日の場合は職場や学校が休みのため通勤ラッシュがない。
平日のように混雑率が190%にも達するということはない。7時台後半から8時台前半であっても、地獄の超満員電車には達しない。
上り・下りともに土日祝日の場合は平日よりは空いているのは確実。とはいえ、まったく混雑しないわけではない。
ある程度は満員電車になり、座っている人よりも立っている人の方が多い状態にはなる。
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上りの混雑のピークは9~11時
休日の埼京線の上り列車の混雑のピークは9~11時までである。平日は7~9時までが通勤ラッシュでピークになるが、土日の朝は全体的に遅い。9時台、10時台が頂点に達する。
同じく午前中は上りが混雑し、下りは空いている状態になる。郊外から都心部へ移動する人が多くなるためだ。
最混雑区間に関しては板橋→池袋であり、大きな駅間でいえばやはり赤羽~池袋間である。
乗車率は概ね120%になると考えられる。公式な統計は取られてないものの、休日の混み具合ではこれくらいが1つの目安となる。
午後に入るとようやく埼京線の上り線は空いて来る。正午を過ぎる頃になると、度の区間でも座れる可能性が大きくなる。
下りのピークは17~19時
下り列車の混雑に関しては平日と同じく夕方の17時から19時までの時間帯がピークとなる。都心から帰る人で電車が混み合い、快速・各駅停車問わず満員電車となる。
埼京線では渋谷駅、新宿駅、池袋駅の3駅から大量の乗客が乗ってくる。快速はりんかい線からの直通がほとんどだが、乗客は圧倒的に埼京線内の駅から乗ってくる。
下りのピーク時の乗車率も約120%程度と考えられる。混み具合は午前中の上り線とほとんど同じ規模になる。
赤羽駅に到着すると大量の乗客が降りていく。宇都宮線、高崎線、京浜東北線へ乗り換える人が多いためだ。
赤羽~大宮は埼京線よりも宇都宮線・高崎線の方が所要時間が短い。快速でもこれらの路線よりは遅い。ただし、快速については混雑する区間が長い。
川越線内へも乗り入れるため、どうしても長距離利用者が殺到する種別となる。
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20時を過ぎると埼京線の下りの混雑も和らいでくる。ただし、赤羽駅以南の区間では座れない状態が続く。
土日の混雑のレベルのまとめ
上り | 下り | |
ピーク | 9-11時 | 17-19時 |
混雑する時間帯 | 午前中いっぱい | 16時-終電 |
レベル | ★★★★ | ★★★ |
平日の通勤ラッシュと比べれば土日祝日の埼京線の混雑はかなり緩やかである。遅延などのトラブルが生じない限りは、人と人が接するほどの満員状態にはならない。
それでも都心部と郊外を行き来する乗客は多い。遊びに行く行楽客が多いのが、通勤客に当たるビジネスマンが多い平日とは異なる点だろう。
赤羽から副都心方面と結ぶ路線ということで、赤羽駅以南の部分は輸送力不足感があるのは否定できない。