埼京線で遅延が多い原因を考察! 主要な理由は4つ

埼京線の遅延

出典:www.youtube.com/watch?v=8VMPRmOVbcc

JR埼京線で遅延が毎日のように頻繫に発生している原因について考察。他の線区の影響・混雑の激しさ・人身事故・悪天候(強風)が主な原因に挙げられる。

首都圏の中で遅延が発生する頻度はトップクラス。ほぼ毎日電車がストップしたり遅れたりする。平常運行が維持されている時がほとんどなく、難からの形で電車のダイヤが乱れている。

埼京線は池袋・新宿・渋谷といった東京の副都心と埼玉県南部をむすぐ有数の通勤路線。板橋駅以北は住宅街が広がっていて、沿線の朝夕の会社や学校へ行くためにこの電車を利用する人がかなり多い。そんなデメリットが毎日のように生じる遅延だろう。


埼京線の遅延の主な理由

遅延の原因 頻度 詳細な内容
慢性的な混雑 ★★★★ 混雑による乗降時間の延長で電車が連鎖的に遅れる
人身事故 ★★★ 踏切・駅構内の人身事故による運転見合わせ
悪天候 ★★ 荒川鉄橋が強風の影響を受ける
他線区の影響 ★★★★★ 湘南新宿ライン(東海道線・横須賀線・宇都宮線・高崎線)のダイヤの乱れの影響をダイレクトに受ける
※これら以外にも車両・線路設備・電気系統の故障などがある

参照:鉄道の遅延の原因とは!? よくある事例の一覧

埼京線で遅延や運転見合わせの原因となるのは、上の4つが当てはまるが、中には他の路線にも共通する点はあるが、独自の理由もある。

一般的な路線の場合、ダイヤが乱れるのは自線内での事故、悪天候、車両や電気系統、線路設備の故障などが主流。

埼京線にも当然それらが原因で遅れることもあるが、頻度的には多くはない。それよりも大幅に気になるのが利用状況と運転系統の複雑さだ。

特に絶対に無視できないのが、「慢性的な混雑」および「他線区の影響」である。特に後者は重要度が大きい。

埼京線は名前そのものは一見すると単一路線だが、実際には複数の路線と深く関わっている。

慢性的な混雑

埼京線の場合、特にラッシュ時の混雑がかなり激しいことで有名だ。沿線は住宅街が広がっているというのと同時に都心まで直結している。

路線としては非常に便利であるのが特徴なのだが、それと同時に利用客が飽和状態になっている。特に赤羽~池袋間は京浜東北線や宇都宮・高崎線方面からの乗客が新宿方面へ行き来するのに使う路線となるため、特に混雑する。

参照:埼京線の混雑の時間帯とは!? 通勤ラッシュのピークと乗車率を調査

一方、利用者が多いわりに本数は少ない。池袋以南で線路を湘南新宿ラインの電車と共有するためこれ以上は列車の運行本数を増やせないという事情がある。そして、これが混雑緩和の対策ができない要因となっている。

埼玉県の中核都市である大宮周辺(さいたま市全域)から池袋・新宿・渋谷といった東京の副都心へ行き来できる路線は埼京線しかない。

神奈川県の横浜や千葉市の千葉市はJR線の他に並行私鉄があるが、完全にJR線しかない事情は無視できない。一極集中の構図が混雑が激化している。

さらに、改札へのエスカレーター・階段の位置が大宮寄りに集中していることも混雑の原因に挙げられる。新宿駅と渋谷駅のエスカレーター・階段の位置は10両編成の1号車付近に位置する。そのため、1・2号車に乗客が集中し、電車の発車が遅れる原因となっている。

乗り降りに時間がかかれば、後続の列車にも影響が出て次の電車も遅れてしまう。その連鎖が続けば路線全体での「遅延」となる。この負のスパイアルによって埼京線全体のダイヤが乱れてしまう。

他線区の影響

複数の路線系統と線路をシェア事情

  • 川越~大宮:川越線(単線)
  • 大宮~池袋:埼京線
  • 池袋~大崎:埼京線+湘南新宿ライン
  • 大崎~新木場:りんかい線(東京臨海高速鉄道が管轄)
  • 大崎~横浜:横須賀線
  • 武蔵小杉~海老名:相鉄本線(相鉄が管轄)

埼京線は上記のように複数の路線と同じ線路を共有(シェア)する区間がある。

さらに、いくつかの路線と相互直通運転を実施している。

乗客の一部にとっては乗り換えなしという利便性をもたらすが、遅延が増えるという欠陥もある。

池袋~大崎間は湘南新宿ラインと線路を共用

湘南新宿ライン

池袋~大崎間では湘南新宿ラインと線路を共用する。

埼京線の電車も湘南新宿ラインの電車も同じ線路を走行する。ここでダイヤの調整がつかずに電車が遅れることがしばしばある。

湘南新宿ラインそのものも直通サービスの名称で、実際には北側で宇都宮線・高崎線、南側で東海道線・横須賀線へ乗り入れる。

南北を新宿駅経由で結ぶのが湘南新宿ライン。したがって、宇都宮線・高崎線・東海道線・横須賀線の4路線の影響を受ける。

さらに、上野東京ラインが開業したことで上野~品川間では常磐線の影響もある程度受ける。

これらの路線で遅延が少しでも発生すると、湘南新宿ライン系統の電車に遅れが生じ、それが埼京線の電車に遅れをもたらす。

簡単に言えば「遅延の連鎖反応」といえる。

>>【JR】湘南新宿ライン&埼京線、違いとは? 早いのはどちらの路線!?

相互直通運転

埼京線と相互直通運転を実施する相鉄線

埼京線に該当する区間こそは大宮~大崎である。しかし、北端も南端も他の路線と「相互直通運転」を行っている。

大宮駅から先は川越線へ乗り入れている。実質的に一体的な運転系統となっている。

大崎駅からは横須賀線へ乗り入れる電車と東京臨海高速鉄道りんかい線へ乗り入れる電車がある。

同じJR東日本の路線に加え、別の鉄道事業者の路線と相互直通運転を実施しているのが埼京線の事情。

他の路線で何かのトラブルで遅延が発生すれば、連鎖的に埼京線のダイヤも自動的に乱れるという脆い構図ができている。

遅延が多い大きな原因と判定できるレベル。

人身事故も!?

遅れる埼京線

埼京線の場合、東北新幹線の開業と同時に開通した鉄道であるということで比較的歴史は浅い。踏切は大宮~赤羽は1つもない。

しかし、赤羽~池袋は古くからある赤羽線のままの線路であるため、地上を走り踏切が多数ある。川越線内も同じように踏切はいくつも存在。

踏切は人身事故が起きる場所の典型的な原因である、クルマなどの一般交通と電車が衝突する可能性も高い。

そして、実際に人身事故が起きれば電車は止まってしまう。復旧には時間を要するため、結果的にダイヤが乱れて遅延の理由。

埼京線内とは限らず、川越線・横須賀線・東海道線・宇都宮線・高崎線・相鉄線のいずれかで起こっても同じ。

最終的には埼京線の電車にも大きな悪影響を及ぼす。「直通運転 中止」となっても、数十分の遅れが発生するのは回避不能。

川越線や東京臨海高速鉄道りんかい線、横須賀線、さらには相鉄線にも乗り入れている。川越線を使う人が都内へ行く場合にはそのまま埼京線内に直通運転する電車を使うのが便利である。埼京線なくして暮らしてはいけないという人は多い。

しかし、悪評の原因となっている問題が1つある。遅延の発生頻度の多さだ。

ほぼ毎日列車に遅れが生じている。時間は10分ほどに収まっていればまだよい方である。60分以上遅れる日も目立つ。



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