都営三田線で遅延が多い原因を調査! 主要な理由は2つ

都営三田線

都営三田線で遅延が多い原因を調査。主要な理由は混雑による乗降時間の延長、東急目黒線との相互直通運転、東京メトロ南北線との線路共用区間の存在による影響。

都営地下鉄の中では最も遅延の発生回数が多い。浅草線・新宿線・大江戸線よりもダイヤの乱れが生じやすい。

車両故障や信号トラブル、駅構内での人身事故による運転見合わせのように、完全に電車の運行がストップするほど深刻なものにはならないものの、一部の電車で数分間の遅れが出やすい。

最新の遅延情報に関しては公式ホームページにて。>


都営三田線の遅延の主な理由

遅延の原因 頻度 詳細な内容
相互直通運転 ★★★★★ 東急目黒線との相互直通運転、東京メトロ南北線との重複
混雑 ★★★★ 乗降による停車時間の超過

参照:鉄道の遅延の原因とは!? よくある事例の一覧

都営三田線にて遅延の原因となる点は上記の2つ。

まずは混雑の影響。途中駅での乗車時間が長くかかって停車時間の超過が発生することもよくある。

本来の停車時間を超えて乗客の乗り降りがあると発車時刻を過ぎてしまい、これが数駅続くと5分以上の遅れにつながることはよくあるパターン。

もう1つは相互直通運転による理由。目黒駅を境にして半数以上の電車は東急目黒線の日吉方面と行き来する。

東急目黒線内でのダイヤの乱れが都営三田線(または東京メトロ南北線)に波及することで目黒~西高島平の区間にも遅れが生じる。

その他、駅構内での線路転落や列車との接触等の人身事故、あるいは列車緊急停止ボタンの作動による対応、急病人の発生なども遅延の原因になることはある。

ただ、駅構内の事故を中心にホームドアの存在で都営三田線は少ない。電車の到着が遅れる理由は停車時間の超過と相互直通運転の2つがメイン。

慢性的な混雑

混雑する都営三田線

混雑が原因での遅延の詳細

  • 都営三田線:西巣鴨→巣鴨の混雑率150%前後
  • 朝だと志村坂上~巣鴨間の駅で停車時間の超過が起きやすい

>>都営三田線の混雑率は!? 朝と夕方のラッシュの時間帯は?

まずは混雑による影響。朝ラッシュの都営三田線の遅れで最初に挙げられるのは利用者数そのものは多いことによる乗降時間の延長。

直接的には停車時間の超過だが、その根本は混雑によるもの。

利用者数が多いということは、その分停車駅での乗降に長い時間がかかり、さらにドア挟まりなどが多発しやすい環境下にあることを意味する。

都営三田線の混雑率は150~160%で推移している。一部並行するJR埼京線等と比べると緩やか。

首都圏の地下鉄各線では10両編成での運転が基本だが、都営三田線は2020年現在で6両編成。今後は8両編成になる。

それでも輸送力が標準的なレベルになるわけではなく、同じ運行本数でも輸送力でやや劣るのが都営三田線の事情。

沿線の人口減少のめども立っていなく、混雑緩和は今のところ難しい。

停車時間の超過(志村坂上~巣鴨間)

混雑するのは都営三田線が独占するエリアの区間の西高島平→巣鴨間。そして、乗降による停車時間の超過が起きやすいのは志村坂上→巣鴨の区間。

基本的に乗ってくる一方の駅ばかりだが、満員電車になることでドア付近で乗客が電車に乗り込むにに時間がかかりすぎることがよくある。

1本の電車が停車中だと、後続の電車が入線できない構造のため、渋谷駅での乗り降りに時間を要してしまって電車の渋滞が起こる。

そして、通常よりも大幅に乗客の乗車に時間がかかってしまうと数分の遅れにつながる。

なお、目黒方面から来る電車についてはやや空いている。白金高輪始発は特に空いていて、その中では混雑しやすい大手町駅までの区間でも西高島平方面よりは状況が良い。

同じ都営三田線でも目黒側は電車の遅れにつながるほどの混み具合ではない。

上記は朝ラッシュの時間帯の話。夕方の帰宅ラッシュでは、今度は大手町駅、神保町駅、春日駅、巣鴨駅などの都心部の駅で大量乗車のため停車時間の超過が起きやすくなる。

相互直通運転による影響

都営三田線の南側の端である目黒駅にて東急目黒線と直結している。

運転系統は実質的に日吉~西高島平の区間を構成する形といえる。

西高島平方面へ向かう電車の場合は、特に乗り入れ先の東急目黒線内での遅延によるダイヤの乱れであることが多い。

東急目黒線も東横線・田園都市線等と比べると遅延は少ないものの、絶対数が少ないわけではない。

さらに、目黒~白金高輪間は都営三田線と東京メトロ南北線が同一の線路の共用区間。

このため、都営三田線が東京メトロ南北線での遅延に左右されることもある。

東急目黒線に起因する遅延

東急目黒線

◎東急目黒線に起因する遅延

  • 混雑の影響(急行への集中)

参照:東急目黒線で遅延が多い原因を調査! 主要な理由は2つ

東急目黒線に起因する遅延としては、混雑による影響。特に「急行」へ集中が遅れの原因になりやすい。

武蔵小杉駅、大岡山駅、武蔵小山駅での乗車時間が長くなりやすい。

西高島平方面行は都営三田線・南北線区間こそは比較的混雑が緩やかだが、目黒駅までの東急目黒線にて混む。

ただし、前述のように東急目黒線は首都圏では遅延の温床となるほどのレベルのひどい路線ではない。

総延長も12kmほどしかないため、踏切関連の人身事故や緊急停止は少ない。

全駅にてホームドアが設置されていることもあって、駅構内でのトラブルも低水準ではある。

南北線の影響

東京メトロ南北線

◎東京メトロ南北線に起因する遅延

  • 混雑の影響(乗降時間の延長)

参照:南北線で遅延が多い原因を調査! 主要な理由は2つ

都営三田線は目黒~白金高輪間にて東京メトロ南北線と線路を共用。ここで互いにダイヤを調整しているが、どちらかが遅延すると相互で遅れが発生することがある。

もっとも東京メトロ南北線に起因する遅延とは、混雑状況の事情くらい。

駒込→本駒込を筆頭に混雑率は150~160%。都営三田線とほぼ同じ水準。

さらに、南北線は赤羽岩淵駅にて埼玉高速鉄道線とも相互直通運転を実施。浦和美園駅まで乗り入れる。

埼玉高速鉄道線は利用者数が少ないこと、全線が高架上または地下トンネルを走るため輸送障害が大幅に少ない。

ただし、土日祝に限った話だと、埼玉スタジアムでサッカーの試合などのイベントがあると大混雑し、都営三田線や東急目黒線にも遅延が起こることがよくある。、

まとめ

遅延する都営三田線

都営三田線は電車が完全に運行ストップしたり、30分以上の大規模な遅れが生じることはあまりない。

その一方で小規模な遅れが目立つ。目黒駅から東急目黒線と相互直通運転は特に着目するべき点。

他の地下鉄の路線に着目してみると、山手線の外側へ放射状に延びる私鉄各社と直通運転を実施しているところでは私鉄で何らかのトラブルが起きることで列車が遅れやすい。

外部の要因によって直接的な問題がない地下鉄内にも列車に遅れが生じる構造になっている。


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